Laboratory of Forest Ecology
■富山の伏条更新とスギの埋没林■

 富山は、海から山へ、平野がほとんどなく標高があがる扇状地が多い。扇状地に湧水が見られ、杉沢の沢スギのような特殊なスギ林が見られるのだろう。個人的感想だが、湧水は、扇状地でよく見られると感じる(当たり前か、、、)。

この2つの場所は、かなり離れているので、ご注意を。

杉沢
杉沢の沢スギが保存されている場所には小さいながら、
沢スギ自然館という施設がある。
入善町のHPページを参照してください。
湧水によって、水温が高いため、気温の割に、
比較的暖地性植物が生育している。


伏条更新
伏条更新:多雪地帯のスギ林で見られる、栄養繁殖の一つ。下枝が雪に埋もれ、その部分から発根し、個体として、生育可能になっていく。
魚津埋没林標識

各種、パンフレットを参照するといい(一部、有料)。


埋没林埋没林
かつてスギ林であった場所が、河川の氾濫などで土に丸ごと埋もれ、その後、海面上昇により、魚津港に埋もれたものと考えられている。およそ、1500年前から2000年前のもの(弥生時代から古墳時代)と推定されている。

詳細は、魚津埋没林博物館へどうぞ。
魚津港は、蜃気楼でも有名。

おまけ:
仙台市にある埋没林の博物館で、地底の森ミュージアムもおもしろかった(あまり良い写真がないので、おまけで紹介)。約2万年前に人間の活動の痕跡とともに発見された世界的にも、貴重な遺跡。
トミザワトウヒ(絶滅種)とされる

●閲覧履歴に従って、1つ前のページに戻る 森林生態学研究室トップページへ行く