Laboratory of Forest Ecology
■岐阜市・各務ヶ原市の山火事跡の回復状況■

 山火事跡を見てみた。500ha程度あり、非常の広大なので、その一部しか見ていない。山火事再生の専門ではないので、主に写真で構成しています。これらの写真の場所は、伐採した切り株の中心がほとんど燃えていないことから、火災が軽傷で済んだ場所だと思われます。多くの落葉樹は、根元からの萌芽と、幹からも不定芽で芽吹いている。焼けた樹木は、すぐになくなる訳ではないので、黒く焦げた樹幹や剥がれ落ちる樹皮があり、炭の臭いがいまだに漂っていた。下の赤い植物は、ヤマウルシやヤマハゼの類。右下で、ぽつんと1個体ある黄緑の葉は、アカメガシワ。陽性の樹種が発生してきていた。(2002年11月)

山火事で枯死し、伐採された個体 萌芽再生
赤いのは、ヤマウルシなど陽性の樹種 アカメガシワ
左がアカマツ、右はアベマキ? 植栽ではなく、萌芽再生

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