Laboratory of Forest Ecology
■災害の記録(メモ)■

岐阜県での災害を中心に概略として、記録しておきます。1991年以降について記録を残していく予定です。それ以前については「飛騨の気象」などを参考にされると、岐阜県の大まかな災害などの情報は得られると思います。より正確な記録は、気象台や新聞などでお確かめ下さい。


1994年夏、猛暑・大渇水。岐阜で39.0度を記録した。1883年観測以来、史上2番目。

1995年10月27日、植生学会のエクスカーションで金華山から降りてくる時に、松尾池・百々峰方面で山火事。狭い範囲で燃え上がって鎮火。

1996年1月10日、岐阜市で大雪。積雪48cmは史上二番目。大学で車が埋まっていた。

1997年

1998年4月、六厩の気温が異常に高く、4月の平均気温が5月並み。過去10年間の4月の平均気温より5℃も高いという暖春であった。エルニーニョ年には春の気温が高くなることが多く、この時もエルニーニョ発生年であった。

1999年9月15日、台風16号と秋雨前線により、岐阜県飛騨西部を中心として豪雨が降る。東海北陸道の上部が大きく崩れ、通行止めとなる。156号線も一部地滑りや長良川沿いで道路の崩落が起きた。六厩雨量計は、降水が多すぎ記録できず。500mm程度の雨量。

2000年3月27日、岐阜県上宝村で日本で観測史上最大級の雪崩が発生。治山ダムなどをことごとく破壊。工事中の作業員の命が失われた。

2000年9月11-12日にかけて岐阜県上矢作町で、土石流(土木流)発生。恵南豪雨災害。400mm以上雨量があった。

2001年4月23日に百々ヶ峰で山火事。中日新聞によると11:45頃出火。ゼミの開始が遅れた、、、。この年の4月岐阜県では山火事が多く発生した。

2001年夏、タイへ行っていたが日本は渇水で、台風で救われた(と聞いた)。帰国後、山にアカマツの枯死が多かったように感じた。最高気温が39.7度を岐阜市で記録。東海4県の日照時間が平年に比べ、1.48倍と過去最高の1.52倍(1978年)に迫る勢いだった。

2002年1月2日、短期間での降雪。郡上郡の多くの人工林で雪害の発生。

2002年4月5日、岐阜市・各務ヶ原市で山火事発生500ha以上が燃える。

2002年7月9、10日、台風6号と梅雨前線により、大雨。岐阜県西濃、揖斐地域で大雨・洪水。六厩の林道も数カ所で崩落。通行できなくなった。

2002年7月15、16日、台風7号と梅雨前線により、大雨。長良川・飛騨川が増水。県道宮・萩原線で県道崩落。台風が7月に日本に近づくのは珍しく、エルニーニョのせいと言われている。

2003年6、7月、梅雨が長く、九州各地で洪水や土砂災害が発生。余談だが、通常梅雨明けは、太平洋高気圧がオホーツク海高気圧を吹き飛ばすが、2003年の場合、オホーツク海高気圧が太平洋高気圧で徐々に暖まり、梅雨前線は北へ吹き飛ばず、分断される形で梅雨が明ける。

2003年10月、日照不足などにより作況指数が悪く、コメが不足しがち。また、コメの盗難が相次いだ。また、虫に葉が食害された桜が岐阜大学構内でも秋口に咲くことはよくあったが、アジサイも咲いていた。また、農学部附属演習林でもヤマアジサイが、9月下旬の森林学実習中に咲いていて、驚いた。

2004年7月・8月、7月は猛烈な猛暑。東京では、真夏日の連続日数記録を更新。岐阜でも、お盆前までは、猛烈に暑かった。梅雨前線により、局地的に新潟・福島・福井等で洪水が発生。また、8月の台風でも、豪雨や暴風により、災害が頻発した。



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