2001年11月  

1130
・いかん、いかん。私ともあろうものが。1本提出したのだから、呑まなければ(「なければ」って……)。風邪気味のようなので、暖をとるのも兼ねて。
・来年の時間割編成の時期。カリキュラムの新旧交替が進行中なので、頭がごちゃごちゃする。
・そうそう、今日の概論は、「音と言葉の境界で」。前回まで音声学とか音韻論をやったので、少々息抜き気味に。雀の鳴き声の描写の歴史とか、鳥の鳴き声の聞きなしとか。音楽での描写との対比として(なんて書くと高尚だなぁ)、レスピーギ「ローマの松」より「アッピア街道の松」の入るところとか(鳥の声そのままの例)、ラベル「ダフニスとクロエ第2組曲」より「日の出」とか(楽器でいかに似せているかの例)、マーラ「交響曲第一番(巨人)」第一楽章冒頭とか(鳴き声をテーマにする例)とか聞いてもらいました。ほとんど趣味に走ってますねぇ。

1129
・1本提出。
・ちょっと疲れが出たか。

1128
・ここ何日か、寝付きが悪い。むぅ。で、仕方がないので、校正とか、仕上がり間近の論文に手を入れたりしている。おかげで進むのはよいのだが…… 
・今週2本、仕上がらないかな。そうなれば来月から楽しい計画(TTK計画)が実行できるね。あ、変なくわだてではありません。純粋に学術的な試みですよ。
・自分でいうのも何ですが、柿の画像、いいね。なんだかホッとするような、目に嬉しいような。自然のものとか、季節のものはいいのかな。

1127
・21日発注の複写物到来。封筒をみれば、22日には発送してくれている。先方図書館に感謝、感謝。
・岐阜着が24日。ところが土曜閉庁で内部的には動かない。日曜も。月曜に図書館に着いて学内便で今日。郵便物だけ土曜日も動いてくれると、古本屋の目録をはじめ、好都合だけどな、と勝手なことを思う。
・院生から立派な柿をもらう。

1126
・和本2便あり。あれ? サービスの分も請求が…… はかなく消えたのか? さすが、儚き「流星」群効果。
・日国大12来る。あと一冊だね。

1125
・三連休もおしまい。連休というとあちこち混むので、かえって出かける気が失せる。で、MIDIを作ることになる…… というのがパタンらしい。今回は原稿書きが多かったので、それでもだいぶ気分転換にはなる。来週・再来週の週末はあちこちでかけるんだし、よい休養でございました。
・明日、複写物が届いていたら御の字ですね。いくらなんでもそこまで早くはないか。でも、ちょっとだけ期待。

1124
・校正刷り、Iより。夏に書いたものは、どうもポカがある。
・たまに行くスーパー併設の衣料品コーナーでポケットが多めなハーフコート(と言えば聞こえはよいが)を買う。薄手なので今日ぐらいの暖かめな日和ならちょうどよさそう。1980円也。獅子座……
・この際、隣県の古本屋にでも出かけるべきだったか。ただ、どこへ行くにも混みそうだしなぁ。

1123
・朝寝をしてたら、電話で起こされる。「X県Y郡出身のサトウタカヒロさんでしょうか?」「いいえ、違います」「あ、すみません。同姓同名だったものですから……」。人探しでしょうか。何かいいことでもあるのかな、と妙な期待を一瞬抱いたけれど、なりすましてもねぇ。借金請求されても困る。この手の電話ははじめて。これも獅子座流星群効果か。
・サトウタカヒロだったか「さとうたかひろ」だったか、詩人がいるみたいですね。神田の古本屋街でたまに詩集を見かけます。もちろん、私じゃありませんよ。
・久しぶりに古本屋の検索サイトで和本をさがす。ありました。状態は悪そうだが、ちょっと珍しめのヤツ。欲張ってはいけない。これまた獅子座流星群効果ってことで。

1122
・秋口に、とある節用集の初版本を2冊を見送った(9/30)。でも気になっていて、売れずに私を待っていたら(?)買おうと思っていた。最近来た目録に、刊記のある方が載っていたので注文。もちろん、もう一つの方を見捨てる訳にはいかない。状態確認の電話をしていると(ゴネた訳ではありませんヨ)、刊記のない方はサービスします、御参考になさってください、と先方から。やっぱり、獅子座流星群効果持続中!

1121
・「よいことばかりでもない」。図書館経由での資料複写でした。某図書館からの返事がも一つだったので。ところが、別の図書館に申し込んだら大変柔軟な対応。しかも、国会図書館にしかないと思っていた本もあって、締め切り直前の身としては、多いに助かりました。獅子座流星群効果持続中?

1120
・ふと思い立って年賀状の印刷を発注。毎年、12月中旬すぎてから慌てるので。生協では今日まで1割引でした。ちょっと得した。そういえば、体調がよいように思う。シリカゲルも無害だったようである。獅子座流星群効果(?)。いやいや、よいことばかりでもない。が、気分的には、ね。

1119
・獅子座流星群、見てきました。空はどうだったかと東向きの窓をあけた途端に、大きいのが東から南へ低空を流れました。いざ。東向きに街路を歩いていって街灯が直射しないところに。馬鹿の一つ覚えのように東、と思っていたら、真上から来るは、西にも見えるは。20分ほどで80個数えてから戻りました。空は最高の状態。雲一つありません。光の鈍い星が集まって雲かもやのように見えるところも。岐阜でも普通の星がこれだけ見えるのだと再認識しました。
・いろんなものを見た一日。
・先週注文した古本3点あり。うち2点は掘り出し的値段なのでちょっと嬉しい。が、あと1点(和本)が……
・先週注文した資料(書籍等の複写)2点あり。執筆中のとは別件。ある紀要が一冊まるごと来ていた。在庫に余裕があるよう。送料も先方が出してくれたらしい。ありがたし、ありがたし。
・コーヒー豆をひいたもののなかに白い石片が。きちんと管理してほしいな、ミルが傷むじゃないかと覗いてみれば、シリカゲルの残骸あり。いつからあったのだろう。飲んでしまっているぞ、きっと。人畜無害なんでしょうねぇ。

1118
・ぼけぼけした寝起きの頭でふと思った。29歳なんだなぁ。困ったな。今度年をとったら2A歳と言わねば。
・「集団催眠効果」、そういえば昔使ってましたね。叱られたときとかだったかな。覚えていた幻想的なスキャット(?)のメロディは続編のものだったようですね。
・ちょっとだけ進める。

1117
・思いのほか進む。でも、致命的ではないけれど資料切れ。図書館に他大学への複写を依頼。
・ふと時間をみてギクっとする。明日の23時50分ですね。

1116
・手頃なもので書き始める。で、あることの起源をたどっていたら、その他大勢のなかではなく、ちゃんと位置づけるべきものにぶちあたる。で、調査する。ということを…… 

1115
・締め切りが今月末に一つ。5割り方書いたところで、ふと思う。これは、別のテーマと結びつけて大きく仕上げるべきではないか、と。で、あたふたと別のテーマ(ネタというべきか)を昔書きかけたものからさがす。しばしじっと考えると、これもやはり同コース…… などとやっているうちに締め切りがせまり、断念。最近このパタンが多い気がする。ま、書きかけも財産かな(う〜ん、なんかすっきりしないゾ)。
・書きかけを読み直して、はっとすることがある。あ、こいつは普段見落としていたぞ、おおっ、こんなことに気づいていたのか、とか。書きかけとはいえ、集中して書いているから、いろんなことに気づくんだろうね。やっぱり財産だ(ほっ)。
・12月中旬にも一つ。この分はなぜか8割り方仕上がっている。これが終われば、ちょっと楽しいことを計画中。どうなるかな。

1114
・ノド、だいぶましになった(もちろん、鎮痛剤は昨日の一錠のみ)。普通なら行きつけの(涙)耳鼻科にとびこむところだが、よしよし。
・一寸先は闇だにゃぁ。(謎)
・自宅(アパートだけど)、さすがに耐えきれず、ファンヒーターを稼働。
・注文CDのうち、最後の1枚を聴きながら。北欧の作曲家・カスキのピアノ小品集。落ち着ける。というか、成熟した感じがする。フルート・ソナタは知っていて、景気はよいけれども少し深まりとか陰とかがほしいと思っていた。ピアノ小品はよい線行っているよう。北欧らしい。

1113
・ノドが痛くて、寝不足。最近の鎮痛剤はカフェイン入っているよな、と思いながらも飲んだ。まぁ、いつもの冬の私的風物(というのか?)ではある。
・夕刻、I先生が来室され、しばしお話。ありがたいことです。
・11日に書いたロシアの近現代曲集、キュイとかグレチャニコフとかの小さな組曲がはいっていて、これが肩が凝らずに聞ける。気分転換にも、物を書いているときにもしっくり。

1112
・古本屋の目録より電話注文2件。ともにはずれ。こういうときばかりは、自宅宛に送ってもらった方がよいかとも思う。土日・休日に郵便物が届くときは、月曜・休日明けになってしまうので。ちょっとさびしめ。
・ん? 『タイムトラベラー』(筒井康隆原作『時をかける少女』)、再放送ですか。忘れないようにメモ。シナリオ本、正続とも買ったっけ。カップリング(?)は『ユタとふしぎな仲間たち』。個人的には斎藤とも子の出ている『明日への追跡』が見たい。DVD買えばよいことですが。それにしても懐かしい!

1111
・すっきりさわやか。
・輸入版のマイナーレーベルのCD、注文したもの3点来る。まだ全部は聞いてないけれどロシアの近現代曲集が、叙情的でちょっと気に入った。

1110
・K先生より抜き刷りあり。かたじけなし。すぐにお返しするような抜き刷りがないのが、ちょっとさびしい。でも、来年の3月までにはどっと4編出る予定です。しばし、お待ちを。あ、そのうち2編は執筆中でした。取らぬタヌキのなんとやら…… にならないようがんばります。いやいや、短いものなら1編あったのでした。それがいいかな。
・午後から岐阜で研究会。懇親会は久しぶりに2次会までつきあう。酒のエキスパートの店、偶然に発見。しかもリーズナブルな値段で、綺麗な店内。岐阜にもこういう店ができたんだね。で、帰宅は午前2時過ぎでした。何年ぶりかの痛飲。でも、ぜんぜん悪酔いの兆候なし(う〜ん、久しぶりに充電日記らしい話題だ)。
・懇親会ではT氏が「慶事」を披露。人を得たお披露目でした。

1109
・食後のコーヒー、これまでは豆を挽いたものを買ってきたが、やはり酸化速度が速い。本当においしく飲めるのは、開封後三日がいいところ。そこで、今日から自分で挽くことにする。20年前のミルは健在。ちょっと細かく挽きすぎた。
・三重県を中心とする言語調査の資料2冊到来。後輩諸氏の差配によるものと思わる。ありがたし。
・1年生の概論。母音の無声化などの話をする。「岸首相が菊地君を寄宿舎に尋ねた」という私の発音は…… などとやると、あちこちから声が出てきた。そうそう。教室でどんどん自分の発音を確認してください。

1108
・ふと気づけば、虫の音(声?)がまだする。ただ、まったく冴えず、低いものである。これが本当の「虫の…… いやいや、いい加減なことを書いてはいけない。

1107
・注文していた和本来る。ただし2冊の注文のうちの1つのみ。しかも、第1希望はのがす。どうも2冊注文すると、第1希望をのがすというジンクスがあるらしい(10/30も同)。これからは単願で行ってみようか。

1106
・今日の風は、かすかに海の匂いがした。これにどういうわけか製材所の、木の(焦げる?)香りがまじることがある。そうなると、否応なしに津軽が思い出される。

1105
・日大の展覧会の図録来る。恩師の差配か。ありがとうございます。

1104
・久しぶりに某古書店へ。「お久しぶりですねぇ」と店主に声をかけられてしまった。覚えていてくれてありがとう。

1103
・陰々滅々でもなく、回復。研究室は検査停電だったらしい。水道の出が異常(停電後はいつも)。

1102
・共有パソコン内の、5月以降の新設フォルダを消してしまう。他人(ひと)のも自分のも。ああ。げんなり。
・自棄酒。

1101
・昼間は県立図書館へ避難調査。夕方近くに切り上げて研究室に。おととい注文した『海と列島文化』別巻、到来。面白い話があったので、狂喜乱舞(でもないか。ちょっと疲れてるし)。「気になることば」にでも。タイトルは「いい加減にシナサーイ」?