2000年12月まで
499 Re^5: 韻鏡*年 コメント数:  0件
  佐藤@岐阜 2000/12/26 (火) 11:38
> 「韻鏡十三年」も「四十三転」のもじりかも…

ははは。全部で43図ありますからね。ウマイ!

> ついでに…かなり前の話題ですが, 宮部みゆきの言及している「二〇〇一年宇宙の旅」のシーンの音楽はヨハンでよかったと思います。(リヒャルトは別のシーン)

はい、こちらはすでに指摘を受け、恥じ入っております。(涙)

498 Re^4: 韻鏡*年 コメント数:  1件
  益山 健   | ez3k-msym@asahi-net.or.jp 2000/12/26 (火) 08:51
>「八衢」は「八」に引かれたのでしょうか。
「韻鏡十三年」も「四十三転」のもじりかも…

--
ついでに…かなり前の話題ですが, 宮部みゆきの言及している「二〇〇一年宇宙の旅」のシーンの音楽はヨハンでよかったと思います。(リヒャルトは別のシーン)


497 Re: ひりょうず≠がんもどき? コメント数:  0件
  佐藤@岐阜 2000/12/22 (金) 16:07
> 辞書を見ると,確かに「ひりょうず」と「がんもどき」は元々は違うもののようですね.

そのようですね。「ひりょうず」は、ポルトガル語のfilhosを語源・起源として掲げるのが普通のようですね。なぜ混同したかを中心に書くべきでした。

> 江戸時代の料亭「八百善」の献立に「甘鯛ヒリョウズ」というのがあり,異国風料理として扱われている.
> これも,どんなものか想像してみると楽しい気がします.

『図説江戸時代食生活事典』だと、「飛龍頭はむ」というのが出ていて、これは、ハモのすり身を主材料とするもののようです。要素の順番が異なるのでちょっと不安ではありますが、甘鯛のすり身が主材料のものかもしれませんね。(ん? サツマアゲとの違いは……?)

> 今年はこのHPを知って,こちらはもちろん,リンクで知ったほかのHPでも楽しみながらいろいろ教えていただきました.
> 来年も楽しみに期待しています.

ありがとうございます。話題をひねり出したりすることもあるので、なかなか、質が均一にしにくいのですが、なんとかやっていければと思っています。21世紀もよろしくお願いいたします。

496 Re: 「気になる言葉」の感想です. コメント数:  0件
  佐藤@岐阜 2000/12/22 (金) 15:57
> そもそも(と言うと大げさですが),この文は「は」の使い方に問題があって,文全体の落ち着きが悪く,その中でこそ「見れます」の方が(小説の登場人物の言葉としては)生きてくる気がします.
> つまり,「見れます」の方が自然かどうかはこの場合の「見る」の意味によるものではないと思います.

なるほど。文体あるいは位相上の調和ということですね。その方が、すっきりしそうですね。ありがとうございました。


495 ひりょうず≠がんもどき? コメント数:  1件
  OG3   | yamauchi@ha.shotoku.ac.jp 2000/12/22 (金) 11:09
これも「気になる言葉」へのリアクションですが.
辞書を見ると,確かに「ひりょうず」と「がんもどき」は元々は違うもののようですね.
それ以上のことは私には分からないのですが,浜田義一郎「江戸たべもの歳時記」に次のような記述があります.

江戸時代の料亭「八百善」の献立に「甘鯛ヒリョウズ」というのがあり,異国風料理として扱われている.

これも,どんなものか想像してみると楽しい気がします.

今年はこのHPを知って,こちらはもちろん,リンクで知ったほかのHPでも楽しみながらいろいろ教えていただきました.
来年も楽しみに期待しています.

494 「気になる言葉」の感想です. コメント数:  1件
  OG3   | yamauchi@ha.shotoku.ac.jp 2000/12/22 (金) 10:55
「気になる言葉」の「自然な『見れる』」を読んでの感想です.
私も「八百万は見られます」に違和感を憶えますが,と言って「八百万は見れます」も自然とは感じられません.
そもそも(と言うと大げさですが),この文は「は」の使い方に問題があって,文全体の落ち着きが悪く,その中でこそ「見れます」の方が(小説の登場人物の言葉としては)生きてくる気がします.
つまり,「見れます」の方が自然かどうかはこの場合の「見る」の意味によるものではないと思います.
試しに「八百万には見られます」と「八百万には見れます」を比較すると,私には前者の方がすんなりと受け入れられます.
「見れます」と言う言葉の受け止め方の個人差もあるのでしょうが.

私的な感想で失礼しました.

493 Re: あいざわ コメント数:  0件
  佐藤@岐阜 2000/12/15 (金) 18:23
あいざわ様、ようこそお出くださいました。

> 私は若松賤子の曾孫にあたるものなのですが、こんな風に研究していただけて、大変ありがたいことです。感謝しております。

まだまだ勉強中と言ったところで、はずかしい限りですが、ネット上にはソフトや素材を無償で提供してくださっている方たちがいらっしゃいますね。その恩恵をこうむるものとして、できることをしてみました。

> 私も国語学を専攻しましたが、社会人になってからは、すっかりご無沙汰していました。これを機に、すこし勉強し直そうかなと思います。

同学でしたか! 本当は入門コーナーを設けるべきなのでしょうが、なかなか思いがまとまらず、「気になることば」でお茶を濁しておりますが、よろしかったら、どうぞお気軽にお越しください。

492 あいざわ コメント数:  1件
  藍沢志津   | aizawa@rite-i.or.jp 2000/12/15 (金) 12:05
はじめまして、藍沢志津と申します。
『小公子』の部屋を拝見しました。
私は若松賤子の曾孫にあたるものなのですが、こんな風に研究していただけて、大変ありがたいことです。感謝しております。
私も国語学を専攻しましたが、社会人になってからは、すっかりご無沙汰していました。これを機に、すこし勉強し直そうかなと思います。
では。

491 Re^3: 韻鏡*年 コメント数:  2件
  佐藤 2000/12/04 (月) 22:25
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> 亀田次郎「韻鏡管見」(『大谷学報』20-4)に、「学者が研究に大に苦しんで、韻鏡十三年、八衢八年といふ語さへある位でした……此は古来難解書とせられて、十三年も掛るといふ位にいはれ」とあります。
> おや、八衢の方が短い! 私の記憶違いですかね。

うっ、素早いですね!(しっかし、よく出て来ましたね。シラバスではなくスバラシイ!)「八衢」は「八」に引かれたのでしょうか。「韻鏡三十年」は、S先生の創作か? はたまた、その先生のY氏からのものか…… 

でも、だんだん「桃栗3年柿8年(柚子|梅|枇杷|梨)……」状態を呈して来ましたね。楽しい。http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/kini058.htm#3

490 Re^2: 韻鏡*年 コメント数:  3件
  岡島昭浩 2000/12/04 (月) 21:19
亀田次郎「韻鏡管見」(『大谷学報』20-4)に、「学者が研究に大に苦しんで、韻鏡十三年、八衢八年といふ語さへある位でした……此は古来難解書とせられて、十三年も掛るといふ位にいはれ」とあります。
おや、八衢の方が短い! 私の記憶違いですかね。

489 Re: 韻鏡*年 コメント数:  4件
  佐藤 2000/12/04 (月) 18:12
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
早速のレス、ありがとうございました!

> 私は「韻鏡十三年、八衢?年」というフレーズが思い浮かびます(文法の方がもっと難しい)が、「韻鏡十年」というのも聞いたことが(読んだことが?)あります。

さすが岡島さん、ご存じでしたか! 「韻鏡十三年」、この半端さがリアルですね。つい「桃栗3年……」を連想してしまいました。

それにしても「韻鏡十年」は市民権を得ているのですね。お教えに導かれて『故事俗信/ことわざ大辞典』(小学館)をみたら、ありました(日国大にはナシ)。単なる俗言というのではないかもしれませんね。

488 韻鏡*年 コメント数:  5件
  岡島昭浩 2000/12/04 (月) 14:47
気になることばへの反応です。

私は「韻鏡十三年、八衢?年」というフレーズが思い浮かびます(文法の方がもっと難しい)が、「韻鏡十年」というのも聞いたことが(読んだことが?)あります。下のページにもありました。
http://www.rurubun.com:80/park/day/text/yoji/12-3yoji.htm
「韻鏡十三年」の用例は見付けたら又報告します。

487 Re: 祝! 岐阜大学コーラス部全国大会金賞! コメント数:  0件
  佐藤 2000/11/30 (木) 20:39
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
全日本合唱連盟のHPに、一覧が載っています。
http://www.jcanet.or.jp/event/concour/con53kekka.htm


486 祝! 岐阜大学コーラス部全国大会金賞! コメント数:  1件
  佐藤 2000/11/27 (月) 20:14
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
4年のゼミ生で、コーラス部に所属する人が、札幌から帰ってきた。コンクールの全国大会(大学部門Bグループ=大編成)に参加してきたのである。で、気になる結果は、惜しくもシードに漏れたが、金賞(でも日本放送協会賞付き)なので、全国第3位! 中部地区の大学で金賞受賞は、初めてだとか。おめでとー \(^o^)/

(うれしくなって、あちこちに書き込んでます。うち教え子は出来がよい!(^o^) )

485 Re: 「・・・と」と「・・・ト」について コメント数:  0件
  佐藤 2000/11/16 (木) 01:02
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
高田さん、いらっしゃい。

>フルートの方ではお世話になったことがありますが、

ん? どなたでしたっけ? 覚えがないのです。ごめんなさい。

484 「・・・と」と「・・・ト」について コメント数:  1件
  高田 2000/11/15 (水) 22:11
 こんにちは、高田と申します。フルートの方ではお世話になったことがありますが、こちらは初めてです。

 奈良の出身ですので、「はんしんきーな」は一瞬にして解読、早速お便りしようとここへ来たのですが、
既に解決済みだったようですね。(^^ゞ そこで、別の質問をしたいと思います。ただでは帰らないぞっ。

 「ちょっと」、を「チョット」、と書く方がいますよね。「キット」、や「ゾット」、「キチント」もそうです。
「ト」はひらがなだろ・・・と、いつもつっこんでしまうのですが、変換する時にちゃんと選べるんですよね。

 副詞(ですよね)まるごとカタカナにしよう、とか、擬音、擬態部分とわけちゃおうとか、意識が働くのでしょうか。

 説明できそうでできない、この「と」と「ト」の使い分けの心理状態の解説をぜひお願いします。
私は、「と」派なので、だいたいは全部ひらがなにしちゃいます。

 くだらない質問ですが、よろしくお願いします。

483 Re^2: 小公子について コメント数:  0件
  中山なつめ   | michina@ck9.so-net.ne.jp 2000/11/11 (土) 16:55
お返事ありがとうございました。
さっそく調べてみたいと思います。

> ようこそ。
>
> > 若松賤子以降の「小公子」翻訳者を教えていただけますでしょうか。
>
> 「小公子の部屋」の「リンク集」からライオネルさんのHPをたどってみてください。当時の評価は、山本正秀さんの著書が便利です。昭和女子大(だったか)が出している近代文学の作家別資料集も有益。

482 Re: はんしんきーな (阪神京奈) コメント数:  0件
  佐藤 2000/11/10 (金) 20:08
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> 京畿語で「来なさいよ」という意味の「来 (き) いな」とのひっかけだろうと思います。

なるほど。位置から振りがなだと思ったのですが、それにこだわらなくてよい、ということですね。近世・近代のものによく見られる、訓読み・音読みのレベルの振りがなではなく、語全体を別語に言い換えてしまうタイプのものに近い、と。

>しかしこれをあてはめると、「はんしんきーな」は「阪神に来なさいよ」ということになって、京都と奈良はどこかへ行ってしまいますね。

A^o^;

481 はんしんきーな (阪神京奈) コメント数:  1件
  福田@神戸市外大   | fukuda@inst.kobe-cufs.ac.jp 2000/11/10 (金) 03:40
 http://www.kobe-cufs.ac.jp
11月10日の「気になることば」の、「阪神京奈」を「はんしんきーな」と読ませるものは、京畿語で「来なさいよ」という意味の「来 (き) いな」とのひっかけだろうと思います。しかしこれをあてはめると、「はんしんきーな」は「阪神に来なさいよ」ということになって、京都と奈良はどこかへ行ってしまいますね。

480 Re: 小公子について コメント数:  1件
  佐藤 2000/11/09 (木) 00:20
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ようこそ。

> 若松賤子以降の「小公子」翻訳者を教えていただけますでしょうか。

「小公子の部屋」の「リンク集」からライオネルさんのHPをたどってみてください。当時の評価は、山本正秀さんの著書が便利です。昭和女子大(だったか)が出している近代文学の作家別資料集も有益。

479 小公子について コメント数:  2件
  中山なつめ   | michina@ck9.so-net.ne.jp 2000/11/09 (木) 00:01
はじめまして。
若松賤子以降の「小公子」翻訳者を教えていただけますでしょうか。
また、賤子翻訳に対する当時の代表的な批評及び感想についても教えていただきたいのですが。上記に関する、ホームページなどがあれば、そのアドレスでもけっこうです。
論文執筆のための資料にさせていただきます。

478 Re^13: 王道 コメント数:  0件
  佐藤 2000/11/01 (水) 00:40
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
いろいろ、面白そうな情報、ありがとうございます!

> あっ,マンガ『北斗の拳』が起源であるという大胆な仮説も
> なかなかユニークで魅力的な提案ですね(^^)

起源というか、「王道」という言葉を、日本人になじみやすくするような土壌・雰囲気を作った、という方がいいでしょうか。もちろん、これは、「王道」という受け皿の話で、それに盛られる中身(意味)が、元来のままか、新しいものなのか、までは保証のかぎりではありませんけれど。

そういえば、アニメの『風の谷のナウシカ』で、クシャナが、「王道楽土の建設……」と言っていたような気がしますが、彼女のアプローチは「覇道」ですよねぇ。

477 Re: 江戸語について コメント数:  0件
  佐藤 2000/11/01 (水) 00:32
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ユンさん、ようこそ!

>私が研究しているのは江戸時代に見られる女性語の見下げについてですけど、どうしてもまともにできなかったので、

「女性語の見下げ」…… 「女性語をみくだすこと」? 「女性語でみくだすこと」?…… すこし、分かりにくいので、どのようなことを言うのか説明していただけませんか?

476 江戸語について コメント数:  1件
  ユン   | candy9597@hanmail.net 2000/10/28 (土) 02:25
私は韓国の中央大学の大学院で勉強しているユンと申します。先生が研究していらっしゃる分野に関心を持っております。 私が研究しているのは江戸時代に見られる女性語の見下げについてですけど、どうしてもまともにできなかったので、失礼だという事を知りながら先生にお願いするようになりました。 どのようにアプローチすればいいのか教えていただければ幸いと存じます。

475 Re^12: 王道 コメント数:  1件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/28 (土) 00:25
中曾根さんは,安岡正篤氏に師事していたこともある人だから,
『王道』という言葉を用いたことは十分にあり得ると
思うのですが…。
#この推論が正しいなら,当初は正しく用いられていたんだろうなぁ
#いつの間に転義していったのかはわからんなぁ…

あっ,マンガ『北斗の拳』が起源であるという大胆な仮説も
なかなかユニークで魅力的な提案ですね(^^)

(一連の投稿 お終い)

474 Re^11: 王道 コメント数:  2件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/28 (土) 00:24
逆に15年ほど前からさらに遡ったもので,検索にヒットしたものは
10冊程度と数少ないのですが,原義の『王道』が正しく使われている
ように見受けられます。
(15年以上前の本は,データベースに殆ど入力されていないのが
ヒット数が少ない原因でもありましょうが)

結論を下すには些か乏しい判断材料ではありますが,
15年ほど前に『王道』という語が広まる(さらに誤用される)
原因があったのではないかと推測できます。

さらに,上記の調査で気がついたことがあります。
『小説中曾根康弘・王道の孤獨』(氷川順著,行研)という本が
今から15年前の1985年に刊行されています。

1985年と言えば,中曾根さんが首相だった頃ではないでしょうか?
さらに,伝記の書名にわざわざ『王道』という語が含まれる
くらいだから,中曾根さんは『王道』という語を座右の銘にしていた
とか,この語に関して何か発言をしたということはないですかね。
それで,『王道』という語が一般的にブレークしたという経緯は
考えられませんかね。

(さらに続く)

473 Re^10: 王道 コメント数:  3件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/28 (土) 00:09
>大事な情報ですね。書籍という、文字に書かれた媒体で
>用例をさがしたりするのですが、文字に定着した過程とか時代の雰囲気とか、
>微妙な点まではなかなか分からないものですので、
>「気がしています」という情報も、重要と思います。

おぉ〜,貴重な示唆ありがとうございます。
私は工学の分野の人間ですので,佐藤さんの仰られるような
人文社会的な考え方やアプローチの仕方とは,かなり
異なったやり方にどっぷりと漬かっているもので,
非常に興味深く読ませていただきました。

で,そのアドバイスに従って(?),
丸善,紀伊国屋書店,クロネコヤマトのブックサービス,
(社)日本書籍出版協会のHPの検索サービスで
『王道』の語が書名およびキーワードに含まれた本と
その刊行年度を調べてみました。

ここ10年ほどの間に刊行された本は,100冊ほどあり,その殆どが
「正攻法」の意味で『王道』が使われているようです。
(「五属協和 王道楽土」というように正しく使われている
ような例はあるのですが,ほんの若干のようです)


(以下続く)

472 Re^9: 王道 コメント数:  4件
  佐藤 2000/10/27 (金) 10:59
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> ただ,「王道」という語をよく目にするようになったのが精々ここ10年やそこらのような気がしています。

大事な情報ですね。書籍という、文字に書かれた媒体で用例をさがしたりするのですが、文字に定着した過程とか時代の雰囲気とか、微妙な点まではなかなか分からないものですので、「気がしています」という情報も、重要と思います。

実は、「気になることば」用の隠しダマに取っておいたのですが、書いてしまいます。(^^ゞ) あ、大したことではありませんけど……(読んでいただけます?)
最近、中国古典(風)文化って、結構、浸透してる気がするんですね。特に、カンフー系。テレビゲームのキャラクターとしても定着してますね。その20世紀的ルーツは、香港映画(ブルース・リー、ジャッキー・チェーンら)なのでしょうが、アニメで、古典的要素をもりこむことに成功した『北斗の拳』が、より直接的なルーツなんじゃないか、と夢想してます。「覇者」とか「覇道」とかいう言葉も出てきたように思いますし。その辺の影響ってあるような気がしてますが、はてさて。

471 Re^8: 王道 コメント数:  5件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/27 (金) 09:13
> 予想としては、「徳による政治」→「理想の政治」→
>「あるべき政治」→「正しい政治」→「正しい方法」→
>「近道・小細工をしないこと」のような推移です。
>これは、それぞれの用例が得られるかも知れませんし
>(=少しずつ推移していった)

なるほど。ありがとうございました。
このように意味が微妙に転化していく経緯は
確かにあったかもしれませんね。

ただ,「王道」という語をよく目にするようになったのが
精々ここ10年やそこらのような気がしています。
(↑それはお前が不勉強だからだ! というような
突っ込みはご遠慮ください(苦笑))

この言葉が広く使われるような,何かのきっかけ
(それも現在よく耳にする「王道」という意味で使われた
のではないかと私は推測していますが)があって,
それで一気にひろまっていったのではないかと
私自身は思っております。

まぁ,気長にぼちぼち調べていますんで,
今後ともよろしくお願いします。



470 Re^7: 王道 コメント数:  6件
  佐藤 2000/10/27 (金) 01:14
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
>なぜ,「王道」という語が,このように「変化球勝負でなく,直球勝負だ」という意を持つようになったのかを疑問に思ったわけですね。

予想としては、「徳による政治」→「理想の政治」→「あるべき政治」→「正しい政治」→「正しい方法」→「近道・小細工をしないこと」のような推移です。これは、それぞれの用例が得られるかも知れませんし(=少しずつ推移していった)、おっしゃるように字面から推測して一足飛びに一個人内で変化する場合もありえますね。

469 Re^6: 王道 コメント数:  7件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/26 (木) 17:32
>この王道はroyal road またはそれに相当する他のヨーロッパ語の訳語として使われていて,
>それ以前からの意味とは食い違ってしまったのではないかと考えます.

これは,「楽な方法」という意味の「王道」の説明ですね。

「王たるものの執るべき徳による政治」という意味の「王道」が,
OG3さんのご指摘の「それ以前の意味」というように私は理解しています。
(ちなみに今,手元にある広辞苑をひいてみますと,「仁徳を本とする政道」
の意しか掲載されていませんね…)

今,ひろく使われるようになっている「王道」は
「せこせこしないで,ど真ん中をいく」と言ったニュアンスが
あるようで,「徳による政治」という原義のニュアンスとは
やはりかなり異なっているように私は思います。

なぜ,「王道」という語が,このように「変化球勝負でなく,直球勝負だ」
という意を持つようになったのかを疑問に思ったわけですね。

「王道」という字面だけから判断して,「カレーの王道を行く」(笑)という
ように誰かが誤用しはじめ,それが広がっていったのではないか?
と考えています。(その端緒と経緯はわかりませんけどね)

468 Re^5: 王道 コメント数:  8件
  佐藤 2000/10/26 (木) 15:55
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> この王道はroyal road またはそれに相当する他のヨーロッパ語の訳語として使われていて,それ以前からの意味とは食い違ってしまったのではないかと考えます.

そうですね。これだけ意味が違うわけですから、そういう背景もありえますよね。
御指摘にみちびかれて、ロブシャイド『英華辞典』(1866 香港)をみると、の「royal」下に 「a royal load,王道」とありました! これや、その流れをくむ辞書によったのかな。ともあれ、衝突は、このような場でも起こるのですね。

> 日産のセドリックの発売は
>それぐらい歴史があるなら現存する国産車の車名で古い方からベスト5に入るかと思っていたら,外れていました(最近のJAF MATEによる).ここでもトヨタ(クラウン)の後塵を拝していて,小公子は王位に届かなかったと言うところでしょうか.

はははは。ウマイ! なるほど、ですね。あ、だから、グロリアを補ったのか!?

467 Re^4: 王道 コメント数:  9件
  OG3   | yamauchi@ha.shotoku.ac.jp 2000/10/26 (木) 13:49
素人が横から口を出しますが.
「学問に王道無し」は,ユークリッドの逸話に基づくもので,
日本では明治以前には無かった言葉のような気がします.つまり,
この王道はroyal road またはそれに相当する他のヨーロッパ語の訳語として
使われていて,それ以前からの意味とは食い違ってしまったのではないかと
考えます.あくまでも素人の推量ですが.

話が全然変わって言葉とは無関係になりますが.
日産のセドリックの発売は「小公子」がテレビドラマで放映されていた1960年頃
(もちろんスポンサーは日産),それぐらい歴史があるなら現存する国産車の車名で
古い方からベスト5に入るかと思っていたら,外れていました(最近のJAF MATEに
よる).ここでもトヨタ(クラウン)の後塵を拝していて,小公子は王位に
届かなかったと言うところでしょうか.

466 Re^3: 王道 コメント数:  10件
  佐藤 2000/10/24 (火) 20:37
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> ちなみに,「正攻法でいく」意の『王道』は
> 「王道をいく」あるいは「王道を歩む」
> という表現を用いられることが多いようです。

そのようですね。『美味しんぼ』で、「オレはカレーの王道を行くんだ!」のようなセリフがあったのが、印象的でした。

465 Re^5: かつぜつ コメント数:  0件
  佐藤 2000/10/24 (火) 18:36
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> > 別冊の、「中国語」を省いている『語彙索引』
> これ、残念ですよね。無理矢理の音読みでいいから載せて欲しかったですね。

そうそう。中国語のできない人にも、ある程度(以上)の情報が得られるわけですし。

>林望『日本語を磨く』(でしたか新刊の新書)を見てたら、「活舌」表記を使っていました。

う〜ん。
この本だったでしょうか、平仮名「ふ」の字源を「分」とするような記述があったのは。
う〜ん。

464 Re^4: かつぜつ コメント数:  1件
  岡島昭浩   | aki@o.email.ne.jp 2000/10/24 (火) 18:16
 http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/
> 別冊の、「中国語」を省いている『語彙索引』
これ、残念ですよね。無理矢理の音読みでいいから載せて欲しかったですね。

それはさておき、さっき生協書籍部で林望『日本語を磨く』(でしたか新刊の新書)を見てたら、「活舌」表記を使っていました。古舘関係のところです。

463 Re^3: かつぜつ コメント数:  2件
  佐藤 2000/10/24 (火) 17:30
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
まえのレスで、「滑舌が『大漢和』にない」旨、記しましたが、岡島さんの書き込みどおり、(現代?)中国語として載っていますね。別冊の、「中国語」を省いている『語彙索引』でなかったため、速断してしまいました。申し訳ありません。

唐話辞書などにも載っているでしょうか。あるいは、馬琴の作品とか?…… また、明治ごろにはやったであろう雄弁術関係のものに載っているかな?

462 Re^3: かつぜつ コメント数:  0件
  佐藤 2000/10/24 (火) 16:52
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
岡島さん、お知らせ、ありがとうございます。

> http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/read.bbs?BBS_MSG_991111183519.html

行ってみれば覚えのある記事がありますねぇ。「滑舌」関係だけ、すっかり記憶から落ちていたようです。『国語学辞典』にあるとは意表をつかれました。

461 Re^2: かつぜつ コメント数:  4件
  岡島昭浩 2000/10/24 (火) 12:13
 http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/
久しぶりの書き込みです。

かつぜつについては、拙サイトのことば会議室で話題になり、アナウンサーの方も書き込んでいらっしゃいますので、ご覧ください。

http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/read.bbs?BBS_MSG_991111183519.html

だいぶ下の方です。

P.S.
たけちさん、お久しぶりです。大学に戻られたのでしょうか。

460 Re^2: 王道 コメント数:  11件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/24 (火) 09:39
丁寧なご返答ありがとうございます。
たけちです。


> そうですね。ちゃんとした調べはつかないと思いますが
>(やりだすと、ほんと、時間を取られますので……)、
>思っていることくらいは書けるかもしれませんね。

ありがとうございます。
こちらの方で,何かわかった時にはお知らせしますね。

ちなみに,「正攻法でいく」意の『王道』は
「王道をいく」あるいは「王道を歩む」
という表現を用いられることが多いようです。



459 Re: かつぜつ コメント数:  5件
  佐藤 2000/10/23 (月) 15:34
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
shintさん、ようこそ!

> "かつぜつ"という言葉はテレビなどを見ているとよく耳にするので、
> てっきり辞書にも載っている言葉だと思っていたのですが、
> 国語辞典や広辞苑には載っていませんでした。

私もそう思っていたのですが、ほんと、載ってませんね。『日本国語大辞典』(小学館)・『大漢和辞典』(大修館)にもないので、新語かもしれませんね。

> 業界用語か何かなのでしょうか?

そんな印象があります。作った人もまだご存命かもしれませんね。最初に言いだした人、名乗りをあげてくれないかな。私も、その手の本(早口言葉とか、発声練習とか?)を読むおりがあったら、注意してみようと思います。

興味深い話題ですね。ありがとうございました!

458 かつぜつ コメント数:  6件
  shint   | shintmt@mail.goo.ne.jp 2000/10/22 (日) 04:00
はじめまして。
"かつぜつ"という言葉をご存知でしょうか?
アナウンサーや役者などが聞き取りにくい話し方をしていると、
「"かつぜつ"が悪い」などと言われてしまう、あの"かつぜつ"です。

"かつぜつ"という言葉はテレビなどを見ているとよく耳にするので、
てっきり辞書にも載っている言葉だと思っていたのですが、
国語辞典や広辞苑には載っていませんでした。

Web上でいろいろ検索していると、あるHPでは「滑舌」と表記している方が
いらっしゃいましたが、"かつぜつ"の用いられ方を考えると妥当な気がします。

ちなみに、私はこの言葉をよく耳にすると書きましたが、
母は「聞いたこともない。」と言っていました。
業界用語か何かなのでしょうか?

何かご存知でしたらお教え願います。

457 Re: 王道 コメント数:  12件
  佐藤 2000/10/21 (土) 20:12
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
たけちさん、ようこそ!

> 私が最近,気になっている言葉は「王道」です。
> 原義は
> 1)儒教における仁による政治。覇道に対する対義語。
> 2)抜け道。楽な方法。いわゆる「学問に王道なし」の王道。
> と理解していたのです。
> ところが,最近は「小細工をしないで,堂々と正攻法で行う」
> というような意で「王道」という言葉を使う場合が多いように感じます。

なるほど。面白そうですね! 
多分、「小細工をしないで,堂々と正攻法で行う」の王道は、1)からの転義を考えた方がよいように思います。2)は「学問に王道なし」というフレーズ以外には使いにくい意味のようにも思いますし。

> 何かの折には,
> 「気になる言葉」でもご回答いただければ幸いです。

そうですね。ちゃんとした調べはつかないと思いますが(やりだすと、ほんと、時間を取られますので……)、思っていることくらいは書けるかもしれませんね。

これからも、お気軽にお寄りくださいませ! それでは。

456 王道 コメント数:  13件
  たけち   | takechi@msel.t.u-tokyo.ac.jp 2000/10/20 (金) 13:18
はじめまして。
「ことば会議室」の岡島さんのリンクから飛んできました。
(私自身はまったく,言語学とは違う専門なのですが,
ふと思い浮かんだ疑問を,岡島さんのサイトに投げかけて
よく解決してたものですから…)

10月11日付けの「気になることば」で
「役不足」の誤用についての記述を拝見しました。

私が最近,気になっている言葉は「王道」です。
原義は
1)儒教における仁による政治。覇道に対する対義語。
2)抜け道。楽な方法。いわゆる「学問に王道なし」の王道。
と理解していたのです。

ところが,最近は「小細工をしないで,堂々と正攻法で行う」
というような意で「王道」という言葉を使う場合が多いように感じます。

このように最近使われる「王道」は
上記2)とある意味全く反対語になっていますが,
いつ頃からこのような使われ方をするようになったのでしょうか?

何かの折には,
「気になる言葉」でもご回答いただければ幸いです。


455 Re: はじめまして コメント数:  0件
  佐藤@岐阜大 2000/10/13 (金) 23:16
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ひろみさん、ようこそ!

> 日本語学のHPをいろいろみていてこちらにたどりつきました。
> 最近日本語、特に敬語、丁寧語、流行り言葉、死語、など、すごく興味があって夜な夜ないろんなHPをまわっています。

いいですね! 好きこそものの上手なれ。どんどん好きになりましょうね。

> 敬語や丁寧語、普段使いなれないといざ電話で話そうと思ってもつまってしまいます。

みなさん、そうですよ。きっと。安心してください。変に自信を持つよりいいかもしれませんね。書き込みから、学ぼうという気持ちが伝わってくる気がしますので、その気持ちを大事になさってください。

> そういえば佐藤さんは「日本語力測定試験」ってご存知ですか?
> 私が最近はまっているHPにその事がのってるんですけど、難しいのかな〜〜?と少しきになってます。

はい。どういう人たちがやっているのか、ちょっと興味がありますね。実はだいぶまえの「気になることば」で、似たようなことを書いているので、気にはなっています。そうそう、「十番勝負」でしたか、さすがに全問正解でした。(^^ゞ

454 はじめまして コメント数:  1件
  ひろみ 2000/10/12 (木) 23:13
こんばんは。
日本語学のHPをいろいろみていてこちらにたどりつきました。
最近日本語、特に敬語、丁寧語、流行り言葉、死語、など、すごく興味があって夜な夜ないろんなHPをまわっています。
敬語や丁寧語、普段使いなれないといざ電話で話そうと思ってもつまってしまいます。でも、日本語は大好きです。日本にうまれてよかったと思う今日この頃。
そういえば佐藤さんは「日本語力測定試験」ってご存知ですか?
私が最近はまっているHPにその事がのってるんですけど、難しいのかな〜〜?と少しきになってます。そこの掲示板も日本語についてたくさんかきこみされてるんですよ。
http://www.mediac.com/japan/top.html
です。特にいろんな地方の方言の話題なんかおもしろいですね。
それではまたおじゃまします!

453 Re: はじめまして コメント数:  0件
  佐藤 2000/09/21 (木) 17:21
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ようこそ、独眼鉄さん!

 過分におほめにあずかり、恐縮しています。
 ことばの世界は広いですね。いろんなことに気づいたり(見逃したり、の方が多いかな)していると、楽しいですね。

> 私もまったく質も内容もちがった
> 個人的な辞書を作っています。

 拝見しました。それにしても、「かまどうま」の学名がTachycines elegantissimaとはびっくり。どこに elegant- を見たのでしょうね。あるいは、エレガントとは別の言葉・語基なのかもしれませんね。
 それではまた。気軽に訪ねあいましょう!

452 はじめまして コメント数:  1件
  独眼鉄 2000/09/21 (木) 15:04
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/8414
佐藤様、はじめまして。

大変興味深い内容が膨大にあり
正直感動しました。

ビジネス敬語については、
本当に考えさせられる内容です。
何気なくつかっているということは
「何も考えていない」ということでもあり
とてもよい「気付き」を得ることができました。

大学時代はこのような「学問」があったことを
「気付け」なかったので、いまから少しずつ
読ませて頂き勉強させていただきます。

私もまったく質も内容もちがった
個人的な辞書を作っています。
日々、仕事でがつがつしていますので
これは「遊び」なのですが、
これからもこちらで勉強させて頂いて、
「遊び」の部分に磨きをかけたいと思います。

またお邪魔させていただきます。

では。

451 Re^2: 「ど」について コメント数:  0件
  おっか   | debumomo@nifty.com 2000/09/19 (火) 22:56
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/2423/
> 「どう」との関係を指摘されるところをみると、よくお調べになりましたね。実は、私の方も、ほとんどそれから先が進めていません。難問ですね。牧村史陽『大阪ことば事典』(講談社学術文庫)などは、「奴」という字を当てていますが、果たしてそれでよいかどうかは疑問です。(もちろん、「ど」を使用する人たちが、そうだと納得して理解できる語源、という意味ではそれでも十分よいでしょう。)

お忙しい中、いろいろお手を煩わせ申し訳ありません。「奴」の字を当てている事典があったというのは収穫です。私の単純な発想でもひとつの候補でしたので。ただ「どう」との結びつきからすると「ドウ」の音を持つ漢字になるのが自然かも知れませんね。「堂」なんかもクサイ気がするのですが・・・。

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450 Re: 「ど」について コメント数:  1件
  佐藤 2000/09/19 (火) 17:50
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
> 程度が酷いことを表す「ど」という接頭語がありますね。
> 古くは「どう」という形で用いられたようですが、「ど」
> は何処から来た「ど」なのでしょうか?

「どう」との関係を指摘されるところをみると、よくお調べになりましたね。実は、私の方も、ほとんどそれから先が進めていません。難問ですね。牧村史陽『大阪ことば事典』(講談社学術文庫)などは、「奴」という字を当てていますが、果たしてそれでよいかどうかは疑問です。(もちろん、「ど」を使用する人たちが、そうだと納得して理解できる語源、という意味ではそれでも十分よいでしょう。)

449 「ど」について コメント数:  2件
  おっか   | debumomo@nifty.com 2000/09/15 (金) 03:13
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/2423/
こんにちは。いつもつまらない質問で恐縮です。
程度が酷いことを表す「ど」という接頭語がありますね。
古くは「どう」という形で用いられたようですが、「ど」
は何処から来た「ど」なのでしょうか?

手がかりがあれば教えていただけますか?

448 Re: ブックマークします コメント数:  0件
  佐藤@岐阜大 2000/09/11 (月) 23:22
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ようこそ!

> 楽しそうなサイト!しかも内容たっぷり!
> こんなふうにことばに注目したサイトが
>あるなんて。 HPづくりのお手本としても
>、これからじっくり拝見します。

ありがとうございます。(こんなにほめられたの久しぶり!)

> ここに辿り着いたのは、
> Yahoo!で「俺の塩2000GT」をサーチして出てきた、から。
> というあたりが、なんだか恥ずかしいのですが。

こちらもちょっと‥‥‥ ま、お楽しみください!

447 ブックマークします コメント数:  1件
  とと   | y-nk2@geocities.co.jp 2000/09/11 (月) 22:45
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5176/
楽しそうなサイト!しかも内容たっぷり!
こんなふうにことばに注目したサイトがあるなんて。
HPづくりのお手本としても、これからじっくり拝見します。
ここに辿り着いたのは、
Yahoo!で「俺の塩2000GT」をサーチして出てきた、から。
というあたりが、なんだか恥ずかしいのですが。
取り急ぎ、ご挨拶でした。

446 Re^2: どれにしようかな コメント数:  0件
  おっか   | debumomo@nifty.com 2000/09/11 (月) 15:48
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/2423/
> 個人的に集めてらっしゃる方もいます。http://lady.ncac.co.jp/hoikusyo/sensei/asobi.htmlご連絡をとってみられては?

詳しいデータがありました。ありがとうございます。


445 Re: どれにしようかな コメント数:  1件
  佐藤@岐阜大 2000/09/10 (日) 20:35
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ようこそ!

> 子どもがいくつかあるもののなかから何かを選ぶときに
> 「どれにしようかな 神様の言う通り ・・・」
> という台詞(おまじない?)がありますね。
> 本当はもっと沢山のバリエーションがありそうなのです

面白そうですね。文献はちょっとすぐには思い浮かびませんが、わらべ唄のなかの遊び唄とでもいうものになるのでしょうね。ネットを検索してみると、アンケートをしたところもあるみたいですよ。http://annesse.d-b.net/present1/ 結果も載せてほしいですね。

個人的に集めてらっしゃる方もいます。http://lady.ncac.co.jp/hoikusyo/sensei/asobi.htmlご連絡をとってみられては?

あと、こちらhttp://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/room.bbsも、いろいろなところに関心のある人が出入りしているので、有用な情報が得られるかもしれません。ただ、最近、つながりにい‥‥‥ 

444 どれにしようかな コメント数:  2件
  おっか   | debumomo@nifty.com 2000/09/10 (日) 19:25
 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/2423/
子どもがいくつかあるもののなかから何かを選ぶときに
「どれにしようかな 神様の言う通り ・・・」
という台詞(おまじない?)がありますね。

通販生活というカタログ雑誌で話題になっていたのを思
い出し日記で問題提示したところ結構沢山の書き込みを
戴いたのです。

本当はもっと沢山のバリエーションがありそうなのです
が系統立ててまとめた文献はありますでしょうか?
ずいずいっずっころばしなんかも気になるところです。

443 ありがとうございました コメント数:  0件
  Kuro 2000/09/08 (金) 10:11
佐藤さんお答えありがとうございました。

> 取り急ぎ『故事俗信/ことわざ大辞典』(小学館)によると、「ひどい目に合わせた上
>にさらに痛めつけること、何度もつらい目に合わせることのたとえ」とありました。
>つまり、痛めつける側からの説明です。でも、「踏んだり蹴ったり」は、普通、痛め
>られた側の視点で使いますね。あるいは、昔は、「踏んだり蹴ったりの目にあわせて
>くれよう!」などと使ったのか…… 私もなんだか、気になってきました。一緒に考
>えましょう。

なるほど、痛めつける側からの視点だったんですね。そう言われると納得します。
しかし、いつの頃からか立場(?)が逆転したようで(笑)
確かに時代と共に言葉(ことわざ)の使い方(意味)が変わってくることがある
みたいですね(他には「親の顔が見たい」とか)

お忙しいのに悩みの種を作って申し訳ありません。
僕も機会があれば色々調べてみたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

442 Re: はじめまして コメント数:  1件
  佐藤@岐阜大 2000/09/07 (木) 20:50
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
Kuroさん、ようこそ!

> 不幸な事が続いて自分の身の上にふりかかったような状態を
> 「踏んだり蹴ったり」と表現しますね。
> なぜ「踏んだり蹴ったり」なのでしょうか?
> 誰が何を「踏んだり蹴ったり」するのでしょうか?

取り急ぎ『故事俗信/ことわざ大辞典』(小学館)によると、「ひどい目に合わせた上にさらに痛めつけること、何度もつらい目に合わせることのたとえ」とありました。つまり、痛めつける側からの説明です。でも、「踏んだり蹴ったり」は、普通、痛められた側の視点で使いますね。あるいは、昔は、「踏んだり蹴ったりの目にあわせてくれよう!」などと使ったのか…… 私もなんだか、気になってきました。一緒に考えましょう。

441 はじめまして コメント数:  2件
  Kuro 2000/09/07 (木) 15:50
以前からずっと気になっていたことがあるのでどなたか教えてください。

不幸な事が続いて自分の身の上にふりかかったような状態を
「踏んだり蹴ったり」と表現しますね。
なぜ「踏んだり蹴ったり」なのでしょうか?
誰が何を「踏んだり蹴ったり」するのでしょうか?

要するに「踏んだり蹴ったり」の語源を知りたいだけなのですけど(笑)

どうかよろしくお願いいたします。

440 Re^5: 「横メシ」の意味 コメント数:  0件
  佐藤@岐阜大 2000/09/06 (水) 23:12
田村さん、やりましたね! インターネットの醍醐味、ですね!

> 堀田善衛の著書で「横メシ・縦メシ」を紹介し、これが広まったとあります。
> 深田氏、堀田氏のどちらが先か分かりませんが、

リンク先では、『スフィンクス』と『19階日本横町』が併記されているので、堀田の全集によるのでしょう。『スフィンクス』は1965年(毎日新聞社)、『19階〜』は1972年(朝日新聞社)が初出みたいです。どっちかな。

>外交官・民間の駐在員─>著書で紹介という流れのようです。

やはり、というべきか、一種の専門用語(隠語)がみなもとということですね。ひとつのことが分かるというのは、なんか嬉しいです。今日は、幸せな気分で(?)眠れそうです。

ありがとうございました!

439 Re^4: 「横メシ」の意味 コメント数:  1件
  田村 2000/09/06 (水) 20:49
佐藤様、金川様、

起源らしきものに行き当たりました。
外交官仲間で外国人との食事を横メシ、日本人同士を縦メシと言っていたそうです。
http://member.nifty.ne.jp/yohno/profile/human.html
堀田善衛の著書で「横メシ・縦メシ」を紹介し、これが広まったとあります。
http://www.surfline.ne.jp/mine/e016.html
また、ここでは、深田祐介の著書で知ったらしい。
http://village.infoweb.ne.jp/~hinotani/gijiroku.htm
深田氏、堀田氏のどちらが先か分かりませんが、外交官・民間の駐在員─>著書で紹介という流れのようです。

438 Re^3: 「横メシ」の意味 コメント数:  2件
  佐藤 2000/09/06 (水) 14:51
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
>確かめていませんが、横メシという単語を初めてみたのは深田祐介『新西洋事情』だったと思います。横文字の人と食べるからという感じで使われていたと思います。

WebCatでみると、1975年の本のようですね。これは貴重な情報、ありがとうございました。そうすると、食事という、どちらかといえばコト(事)に属する「横メシ」の方が先にあった可能性がありますね。

>「イタ飯」というのもこの類推から生まれたのだと思っています。

「イタ飯」はどちらかというとモノ(物)に属するものですね。私としては、自然な段階をなすような変化・生成があるのではないかと感じました。コトの「横メシ」から、モノの「横メシ」(=洋食)ができ、ついでモノである「イタ飯」ができた、と。ただ、言葉の世界は、何があるかわからないですから……

437 Re^2: 「横メシ」の意味 コメント数:  3件
  金川 欣二   | kanagawa@toyama-cmt.ac.jp 2000/09/06 (水) 10:21
 http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/
 確かめていませんが、横メシという単語を初めてみたのは深田祐介『新西洋事情』だったと思います。
 横文字の人と食べるからという感じで使われていたと思います。
 
 いずれにしろ、商社とかJALなど航空会社がアテンダントで使っていた言葉です。
 
 「イタ飯」というのもこの類推から生まれたのだと思っています。

   

436 Re^2: 〜ごっごの意味 コメント数:  0件
  何々 2000/09/05 (火) 23:43

ありがとうございます!!!

私も、「ままごと」までは分かったのですが
それから後が・・・・

接尾辞ってのがあったのですね。
はじめて知りました。

言葉って不思議です・・・・



435 Re: 「横メシ」の別の意味 コメント数:  4件
  佐藤 2000/09/05 (火) 18:05
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
田村さん、ようこそ!

> 私は外資系の会社に勤めています。仕事上、ガイジンを囲んで会食という事態に陥ったとき、「横飯は苦手で〜」とか言っているのを聞きました。

そんな使い方があったとは! びっくりしました!

> そんなハズはないと、検索したら、第22集「横メシ」が見つかって、自分も間違ってはいなかったと安心できました。しかし、名塚さんのHPに書いてあるように (http://www.noriko.com/yokomeshi.html)、「英語〜飯」も使われているようです。

私も安心しましたが、新しい用法に出会えたのは、これまた嬉しいです。お知らせ、感謝いたします。しかし、この「洋食」→「英語会話で食事」という変化は面白いですねぇ。「変化」というより、別の言葉として誰かが作ったのが、たまたま「ヨコメシ」という形でぶつかった、ということかもしれませんね。ん〜、知りたい知りたい。

434 「横メシ」の別の意味 コメント数:  5件
  田村   | yut@sgi.co.jp 2000/09/05 (火) 15:47
はじめまして。気になることばを拝見させていただきました。
私は外資系の会社に勤めています。仕事上、ガイジンを囲んで会食という事態に陥ったとき、「横飯は苦手で〜」とか言っているのを聞きました。
私は、「横飯」は洋食のことだとズーっと思っていたのですが、どうも違う意味らしい。同僚に、「横飯」は「英語をしゃべりながらの食事のこと」と説明されてしまいました。
そんなハズはないと、検索したら、第22集「横メシ」が見つかって、自分も間違ってはいなかったと安心できました。しかし、名塚さんのHPに書いてあるように (http://www.noriko.com/yokomeshi.html)、「英語〜飯」も使われているようです。
もし、この意味だとすると、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、アラビア語などをしゃべりながらの食事は、きっと「まぜご飯」になるのでしょうね。

433 Re: こんにちは。 コメント数:  0件
  佐藤 2000/09/04 (月) 20:21
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
金川さま、ようこそ!

>  調べていたら、こちらの芳名帳のリンクに来たのですが、エイリアスのところになっていて、今は接続できないので、よかったら、変えてください。

どうも、申し訳ありません。さっそく直します。

>  こちらは盛況でいいですね。
>  うちには生協もないくらいで、寂しく暮らしております。

いえいえとんでもありません。もっと書き込みが増えるとよいのですけれど……

うちの学生のみなさん!
強制でもないし、矯正でももちろんないけど、何でも書き込んでいいのよ! そうだ、先着五名さまにステキな賞品をプレゼントしましょう! あ、書き込めなかったからといって、教生の子は、強請にこないでね。(嗚呼、くどい。最後は苦しいし…… やっぱり、洒落のセンス、ないみたいです)

432 こんにちは。 コメント数:  1件
  金川 欣二   | kanagawa@toyama-cmt.ac.jp 2000/09/04 (月) 16:04
 http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/
 こんにちは。お笑い系ホームページの金川です。
 調べていたら、こちらの芳名帳のリンクに来たのですが、エイリアスのところになっていて、今は接続できないので、よかったら、変えてください。
 

http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/
 
 こちらは盛況でいいですね。
 うちには生協もないくらいで、寂しく暮らしております。


 先生のご活躍をお祈りしつつ…。 
 

431 Re: 〜ごっごの意味 コメント数:  1件
  佐藤 2000/09/04 (月) 12:06
 http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/
ようこそ!

> 「〜ごっこ」・・・・
> この意味が分からないのです。
> この語源が分からないのです。

「ままごと」の「ごと」に、接尾辞「こ」のついたものだというのを、どこかで読んだ気がするするのですが、たずねあたりません。もう少し探してみます。

接尾辞「こ」は、「どじょっこだの、ふなっこだの」の「こ」ですね。