ご挨拶


岐阜大学大学院医学研究科病態制御学講座口腔病態学分野
教授  柴田 敏之


 人生の転機の様なものは、努力に加えて「運」や「縁」の様な人知を超えたものにも大きく左右されている様に思います。岐阜大学にお世話になることになったのもこれらの重なりに思えます・・・。

 平成13年6月、フェリーに乗るべく札幌から小樽に向かう途中、北大寮歌「都ぞ弥生」の一節にあるような頂が黄昏に染まる手稲山を仰ぎ観て25年間の北海道に対する万感を胸に出帆し、そして-----、岐阜の地に着任致しました。

 我々は、日常臨床において様々な生体の現象に遭遇します。これらの現象に対し、まず必要なことは正確な事実認識です。次いで、これを解析し、他の人に役立つ様な知識として整理します。

この整理された知識、経験の積み重ねが臨床面、教育面での発展(知識、経験の社会還元)を促すことになります。さらに、研究により養われる感性は、臨床の場における疑問点、改善点、即ち、新たな研究テーマを見出すことに繋がり、オートクリン機構の様な効果を生むことになると思っています。

 「どうしてなのだろう?」「何故なのだろう?」「どうすれば、もっと良くなるのだろう!」と考え、自己鍛錬する教室員を育成し、より質の高い口腔医療を岐阜の地に展開したいと考えています。

 また、岐阜大学の存在する岐阜市、および岐阜県を中心に口腔癌(口腔がん)や顎変形症(咬み合わせ)、インプラント治療などの二次、三次施設としての責任を果たしたいと考えています。



略歴

三重県松阪市出身
1983年3月 北海道大学歯学部卒業
1983年4月 北海道大学歯学部口腔外科学第一講座
       (富田喜内教授)入局
1990年4月 北海道医療大学歯学部口腔外科学第二講座
       (富田喜内教授)
       (1997年7月より助教授)
2001年6月 岐阜大学医学部口腔外科学講座教授
2004年4月 岐阜大学大学院医学研究科
        口腔病態学分野教授