平野 義徳「高解像度気象データベースを用いた自然共生型エネルギー評価方法に関する検討」

近年の地球環境問題の顕在化により,自然共生型エネルギーの普及が急がれている.そこで本研究では,高解像度気象データベースを構築し,自然共生型エネルギーの利用検討と評価方法について検討した. メソ気象モデルMM5を用いて1km格子の高解像度気象データベースを作成し,その精度検証結果は実用に耐えうるものが得られた.次に,自然共生型エネルギーの算出方法について述べ,作成された気象データベースの利点を生かす算出方法を選択した.その算出方法を用いて,自然共生型エネルギーである,風力・太陽光エネルギーの利用検討をそれぞれで行い,その問題点を示した.最後にハイブリッド利用による効果についても議論し,ハイブリッド利用の有用性を示した.