研究室の概要 of 岐阜大学 人獣共通感染症学研究室のホームページ

人獣共通感染症学研究室の概要

当研究室の経緯と方針

instruction.jpg 当研究室は、昭和54年に「獣医公衆衛生学講座」として発足しました。それ以来、人と動物の間を自然に伝播する感染症、いわゆる「人獣共通感染症」の研究を行ってきました。人の健康の維持・増進に貢献することを最終目標と定め、人獣共通感染症の制御や予防をテーマに研究を展開しています。現在、狂犬病ウイルスおよびロタウイルスを対象とし、これらのウイルスの病原性、宿主との関係、さらに感染症の疫学と幅広く研究を進めています。平成16年の獣医学科(当時)の拡充に伴い、研究室の名称が「人獣共通感染症学研究室」に変更され、現在に至っています。

 また、当研究室は、上記の研究を通じて様々な人材を育成し、世の中に送り出してきました。「自身の頭で考え、自身の足でしっかり立ち、行動できる人材」の養成を目指し、杉山(教授)と伊藤(准教授)の二人体制で、大学院生(博士課程)2名、学部学生7名の計9名の学生の指導を行っています。(平成29年7月現在)

歴代教授の紹介

bind_21.jpg 初代教授の金城俊夫先生(元岐阜大学長、平成13年ご退職)は、創設期の苦しい研究室経営や農学部長等の要職ゆえの時間制約の中、ウイルス、細菌、原虫、寄生虫と非常に幅広い研究を進められ、本研究室の基礎を確立されました。特に、環境汚染指標として薬剤耐性菌に早くから注目され、九州では絶滅したと考えられていたツキノワグマが同地で捕獲された際、薬剤耐性菌の解析からこのクマが飼育個体ではないとの結論を出されました。なお、先生は平成20年度秋の叙勲で「瑞宝重光章」を受章されました。

 二代目教授の源宣之先生(元岐阜大学連合大学院連合獣医学研究科長、平成18年ご退職)は、昭和56年に講師として赴任されて以降、狂犬病ウイルスおよびロタウイルスについての研究を精力的に推進されました。早くよりモノクローナル抗体の技術や分子生物学的な手法を研究に取り入れられ、両ウイルスの解析を精力的に行われました。

 平成19年4月より杉山が当研究室の三代目の教授に就任し、金城・源両先生の築かれた当研究室の基盤のうえ、更なる飛躍を目指しています。