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材料・微粒子

 

CFRPの炭化・焼成による炭素繊維の製造・リサイクル/NEDOプロジェクト(平成22年~24年度),(平成26年~28年度

 

 航空機のボディー等には多くのCFRPが使用されています.CFRPは石油から製造されますが,寿命等による航空機の引退後はこれまでは焼却処理されてきました.しかしながら,石油は有限であるために,CFRPのリサイクルが課題となっています.本研究では使用済みCFRPの炭化・焼成を行うことにより炭素繊維を製造するプロセスの開発を行っています.

 

 

微量有害物の燃料電池発電特性への影響/NEDOプロジェクト(平成20~24年度)

 

 最近,固体酸化物形燃料電池(SOFC)の開発が国家プロジェクトとして進められています.プロジェクトでは,発電に必要な合成ガスは天然ガスから製造することを念頭においていますが,天然ガス代替として石炭ガス化ガスの利用も考慮する必要があります.石炭ガス化ガス中には様々な微量金属が含まれており,IGCC等の石炭ガス化プロセスでは湿式ガス精製(スクラバー)による除去が試みられていますが,完全な除去は困難であります.そこで,本研究では,石炭ガス化ガス中微量金属のSOFCへの影響を電極等の腐食挙動および抵抗値変化の観点から検討しています.また,最近では微量アンモニアのPEFC発電特性への影響も検討し始めました.

 

 

 

 

Li/Ni水素電池に関する研究

 

 昨今の環境問題意識の高まりにより,一部のクルマはハイブリッドカーになっています.将来的には電気自動車になると予想されています.その電気自動車にはLi/Ni水素電池が使用されていますが,電池周辺のポリマーがガスを透過することが問題となっています.本研究室ではポリマーのガス透過特性を検討しています.