「なぜ、あなたは教育するのか?」という問いを社会構成主義的に、その場にいる参加者・企画者が語り合うワークショップを行う。その問いに向き合うために、タスクフォースの専門領域である医学教育学、教育心理学、教育哲学などのレンズを利用する。これらのレンズを利用し、参加者・企画者の教育哲学について振り返る。医学教育の文脈では、論理的な思考に重きを置かれている。ただ、論理的な思考側面だけでは、多様な教育哲学に迫ることが難しいため、直感的に表現できるように工夫する。実際のワークの内容は、@参加者の「好き」と「嫌い」を軸に教育を語る、A絵を使いながら学習者と教育者の関係性を表現する、B教育する上で「揺れ動き」の体験を語る、などを検討している。そのワークを通して、参加者の「右脳」と「左脳」を行き来しながら、思考の飛躍を生み出し、日常の教育実践が今よりも創造的なものにつながることを目指す。
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