パネルディスカッション1 ML
様々な場で必要性が高まるリーダーシップ
日  時  1月27日(土)13:00〜16:00 (3時間)
会  場   
女性活躍の職場におけるマネジメント 〜航空会社の事例〜
種田 慶(全日本空輸株式会社)
「女性がかがやく日本!」が求められる中、より女性が活躍できるマネジメント体制の確立が急務になっている。航空会社の中でもとりわけ女性の多い職場である、予約センター、客室乗務、空港で組織マネジメントに携わってきた経験を基に、女性が活躍をする職場を作るためには、女性による「自治体制」ならびに、それを推進するためのフォローアップ体制の確立が有効であることを紹介する。こうした航空会社を例にした「女性活躍の職場の特徴」ならびに「より女性が活躍できる環境整備」が医療機関のマネジメントのヒントになれば幸いである。
裁判事例から見えてくる、医療従事者に求められる資質や能力
秦 奈峰子(太田・佐藤法律事務所、産婦人科医、稲門医師会)
医療者の責任とは何であろうか?医療者の多くは、自らに課されている責任を意識的にとらえて日々診療しているわけではなく、医療者としての「責任感」を原動力に、まじめに、日々の診療にあたっているだろう。ところが、医療ミス等何か問題が起きたとき、医療者の前に突然現れるのは、「責任感」ではなく責任である。講演では、医療者の責任のうち、特に法的責任(民事責任、刑事責任、行政責任)について、具体的な裁判例を挙げ、どのような責任が問われるのか、あるいは問われないのか概説する。そして、医療者としてどのような能力・資質が必要とされるのか議論する。
グローバル・リーダーシップに必要なグローバルマインド
小西由樹子(早稲田大学商学学術院)
グローバル化と2020年のオリンピック・パラリンピック開催により、国際的な視野を持って活躍できるグローバル人材の必要性が高まっている。グローバルリーダーには@業務に関する専門知識・能力、A語学力、Bグローバル・マインドセットの3つの要素が必要だと言われているが、要素Bは企業研修などで育成することが難しいとされる。そこで注目されるのが入社前の学生のうちに海外経験をさせるグローバル・マインドセットの早期育成である。本発表では、大学生が短期海外留学へ参加する意思決定要因分析、短期海外留学中の意識変革プロセス等の研究を紹介する。
医師に必要なリーダーシップとは −地方大学の総合診療医の挑戦−
齊藤裕之(山口大学医学部附属病院総合診療部)
近年、医療分野では専門分化した縦割り構造を反省するかのようにチーム医療、多職種連携の必要性が叫ばれている。チームとは特定の目的に向かって協働する集団のことで、そこにはリーダーシップが存在する。加えて、日本の地域医療は地域偏在といった言葉に示されるように医師不足、特に若手医師確保の困難さ、専門/機械分化ゆえの医療の非効率化、それに伴う医師の過重労働、厳しい経営を招いている。理想通りの協働が生まれないことも多く、既存のヒエラルキーの固持や互いの既得権益を譲れない課題も存在する。今後、私たち医師はどのようなリーダーシップを果たし、地域医療の課題を解決するため、どのようなリーダーシップ像を共有すべきなのか。我々の取組をリーダーシップ理論と併せて紹介する。
危機感 〜小児外科医療の質の確保と安全かつ継続的な医療体制の構築
岡和田 学(Sunrise Japan Hospital(Phnom Penh, Cambodia)、順天堂大学小児外科)
医療とは、狭義には診療と医行為に限られ、広義には健康全般のケアを意味する。このケアには、保健・医療・福祉、医療機関のすべての業務が含まれるため、組織運営・経営は重要な課題である。医療側は社会が求める医療を提供するため、無理のない組織運営が必要だが、人口減少が明らかな日本において明確なビジョンのもと十分な組織運営がなされているとは考えがたい。特に外科領域では、新臨床研修医制度が始動した頃より、外科志望の若手確保が難しくなっている。また少子化により若手小児外科医が患児の治療を行う機会が激減している。小児外科医師を対象にした、現状に対する認識の調査を報告しつつ、医療の質を維持し、更なる向上を目指すため、どのような組織運営が求められるか考察する。
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