セミナー 
医学教育における医療人類学―ヘルスサイエンスとしての視点と方法
日  時  1月23日(土)17:45-18:45
会  場  5階 中会議室1 
講  師  道信良子(札幌医科大学)
概 要
医学の道を進む人たちに医療人類学を教える意義は、人が「生きる」ということを人間の身体を基点にとらえるのではなく、人をとりまく社会や自然の環境とのかかわりのなかで見つめ、理解する方法を広めることにある。病い、障がい、痛み、苦しみなど、医学の対象となるものはすべて、人がそれぞれ生きている社会や自然のなかで経験することである。その経験は同じ文化集団を生きる人びとによって共有されている。つまり、個人と外界とをつなぐものが文化である。医療人類学はこのような理論的前提に立ち、「文化」を基本概念として、世界の民族の病気治療や環境適応を調査・研究してきた。そして、その多様性を明らかにすることによって、現代医学を相対化し、医療に対する幅広い見方を伝えることが医学教育における目的となっている。本セミナーでは、このような医学への医療人類学の応用的教育から一歩進んで、人びとが健康によりよく生きることに寄与するヘルスサイエンスの一領域としての医療人類学の視点と教育方法について考える。
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