嫌気性菌、嫌気性菌感染症に関する基礎的/臨床細菌学的研究



田中 香お里 教授
Kaori TANAKA, Ph.D.

後藤 隆次 助教
Takatsugu GOTO, Ph.D.

林 将大助教
Masahiro HAYASHI, Ph.D.
破傷風、ガス壊疽、ボツリヌス症など毒素産生性の嫌気性菌による外因性の感染症、おもに術後に見られる嫌気性菌と 通性菌が相乗的に病原性を発揮する内因性の複数菌感染症、芽胞をもつ嫌気性菌による院内感染症などの嫌気性菌 が関係する多種多様の感染症の診断、治療、そして予防に役だつような研究を細菌学的な立場から行っています。

現在、嫌気性菌の分離培養同定法の改良、嫌気性菌の病原因子、嫌気性菌の抗菌薬感受性の測定とその測定法の 改良、抗嫌気性菌作用を有する物質の探索とそれらの抗菌力の評価、嫌気性菌の抗菌薬に対する耐性現象の解明、 そして、嫌気性菌が優勢なヒト固有細菌叢の異常化が原因となっておこる種々の”21世紀病”についての研究などを展開 しています。