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国語学各論II

 

教育学部カリキュラムの改変に伴い、旧来の国語学各論IV(2年前期)は
3年後期に開講することとなりました。
今しばらくおまちください。

 

こんなことをやります

【授業概要】  学校文法を素材に現代日本語の文法を考える。
  ・国語の文法を勉強するのは何のため?  
  ・日本語と国語ってどう違うの?   
  ・日本語の文法を勉強するのは誰のため?    
  ・国語の文法ってよく考えずに覚えてきたけど、どんなことなの?  

いろんな疑問   
   1. 形容動詞は形容詞? 動詞?   
   2. 英語のquicklyは副詞だけど、日本語の「早く」は副詞?    
   3. 「は」は主語を表すの?   
   4. 「田中先生に聞きました。そうしたら私に教えました。」ってなんか変だけど、国語ではどうやって教えたらいいの?   
   5. コンビニでバイトしているんですけど、「お弁当、お温めしますか?」ってなんか変。  
こんなことに答えていきます。

★なぜ日本語の文法を考える必要があるのでしょう。
  みなさんは日本語で講義を受けるなど日本語を使って生活できています。それなのになぜ日本語の文法を学ぶ必要が必要なのでしょうか。
 1つには外国語をよりよくわかるためです。外国語の仕組みを自分の中に位置づけていくためには、母語の仕組みがよくわかっていなければなりません。将来、みなさんが教えるであろう児童生徒がさまざまな外国語と接したとき、それらを入れるための器を教える必要があります。
 もう1つは日本語を教えるためです。日本には多くの日本語を話さない人たちがいます。特に学校教育現場においても日本語を母語としない児童生徒は増える一方。その人達には「国語の文法」とは違った「日本語のしくみ」を教えてあげる必要があります。
 国際化の時代、日本語は内なる目としての「国語」だけでなく、外との対比において存在する「日本語」として捉えていく必要があります。

【授業内容】(授業の進行具合によって変更あり)  

★どんなことをやるの?
 授業の中ではみなさんがこれまでに学んできた「国語の文法」を土台にして日本語のしくみを考えていきます。
 たとえば国語では「形容動詞」って習ったけど、これはどんな品詞なのでしょう。「形容詞」なのか「動詞」なのかと問われたらどう答えますか?  「形容動詞」という名前がついた理由を振り返りながら、国際化時代には「形容詞」の一種とした方がいい理由を考えてみます。

 無批判に「文法」を覚えることをこの講義ではしません。文法は覚えるためではなく、考えるためにあるのです。文法を考えに来てください。
  1. 4月13日 ガイダンス  
 2. 4月20日 1. 品詞:形容動詞は動詞? 形容詞?  連体詞と副詞とは何か。
 3. 4月27日 2. 活用:未然形や連用形はこのままの分類でよいか、母音語幹・子音語幹とは
 4. 5月11日 3. 文の組み立て:日本語の語順はまったく自由?
 5. 5月18日 4. 格助詞:「まで」は格助詞じゃないの? 「の」は格助詞?
 6. 5月25日 5. 副助詞:「本は読んだ」の「本は」は主語?
 7. 6月1日 6. 接続助詞:「雨が降ったらぬれる」と「雨が降るとぬれる」はどう違う?
 8. 6月8日 7. 修飾:「立っている人」と「立っている田中さん」はどう違うの?
 9. 6月15日 8. 助動詞(1):「先生にほめられた」と「先生に隣の子をほめられた」の違い。
10. 6月22日 9. 助動詞(2):「昨日、7時にごはんを食べた」と「もうごはんを食べた」の違い。
11. 6月29日 10. 助動詞(3):「たぶん雨だ」は断定? 推量? それとも間違い?
12. 7月6日 11. 助動詞に似た働きをする形式(1):「留学がほしいです」ってどんな意味?
13. 7月13日 12. 助動詞に似た働きをする形式(2):恩恵を表す言い方など
14. 7月20日 13. 待遇表現:謙譲語って主語を低めるってほんと?
15. 7月27日 14. 文章:どうしたら文章になるの?

【事前履修科目】  特になし

【参考資料等】  
◆教科書は山田が作ったものを使います。
 入手方法についてはこれから相談して決めます。
◆高校時代に使っていた国語の教科書およびいわゆる「国語便覧」を持ってくること。  
◆出席(30%)、授業コメント(30%)、レポート(40%)を合算して評価する。
◆他講座聴講:可(というよりも、大歓迎! ただし、座席のあるかぎり。)

 

 

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