アイオノマ−とアイオノマー研究会

研究会概要・入会案内 updated 2018/11/17
 
 高分子へのイオン基の導入は、それをうまく利用すれば、アイオノマーがそうであるように、もとの素材の性質を格段に向上させ、あるいはまた、もとの素材とは全く異なる機能性を発現する材料をも創出します。私どもは、高分子材料におけるこのようなイオン基の効果に関する種々の研究やそれに基づく材料開発の情報の情報交換を目的にして、アイオノマー研究会を立ち上げています。
 研究会では、原則として1年に1回講演会(シンポジウム)を開催し(写真左下)、会員の皆様にはその講演予稿集等の資料を配布しております。2014年から、当時の三井・デュポン ポリケミカル株式会社(現、三井・デュポン ポリケミカル株式会社)にスポンサーになっていただいて、学生さんのポスター発表(写真下中央)に対してその研究及び勉学活動の奨励を目的に三井・デュポン ポリケミカル賞(令和元(2019)年から、三井・ダウ ポリケミカル賞に改称)を創設しました(写真右下)。

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第29回アイオノマーシンポジウムの様子(2016年11月24日)


三井・デュポンポリケミカル賞歴代受賞者 
第27回(2014/11/20) 木芽衣さん(山形大学工学部)
第28回(2015/11/19) 河村尚吾さん(岐阜大学工学研究科)、木芽衣さん(山形大学理工学研究科)
第29回(2016/11/24) 松川隆幸さん(防衛大学校理工学研究科)
第30回(2017/11/24) 神原悠さん(岐阜大学工学研究科)
第31回(2018/11/15) 倉地寿乃介さん(岐阜大学工学研究科)
令和元(2019)年から、三井・ダウポリケミカル賞になります。

 個人会員の会費は1年間、1,500円です。会費はそのまま当該年度のシンポジウム参加費の一部として充てられ、お呼びする講師の方々の旅費と謝金に充当しております。また、万が一にもご参加いただけなかった場合にでも、シンポジウムの要旨をお手元へ郵送致します。また次年度のシンポジウムのご案内をさせていただきます。

 会費は、アイオノマー研究会(郵便振替:口座番号00850-3-58122)にお振り込み下さい。その際、皆様のご連絡先に変更がございましたら、通信欄に勤務先名、所属・役職、郵便番号、住所、電話番号、FAX、e-mailアドレスを(また研究会に対するご意見・ご要望等も)ご記入いただけるとありがたいです(いただいた個人情報は研究会活動にのみ使用します)。また、銀行からお振込みにつきましては以下の口座情報(ゆうちょ銀行二四八店 金融機関コード:9900 店番号:248 口座番号:3682508 種別:普通 受取人名:アイオノマーケンキュウカイ)をお使いください。

 研究会規約と入会申込書


アイオノマーとは

 
 


 エチレンアイオノマーは、ポリエチレンを主鎖にもち、数mol%程度のカルボキシル基は金属イオンにより部分的に中和されています。この少量のイオン基は疎水性の高分子マトリックス中で凝集(ミクロ相分離)しイオン会合体と呼ばれるナノメーターサイズのドメインを形成します。イオン会合体には、主鎖に対するイオン架橋点として力学特性や溶融特性を向上させる機能と、金属イオンに由来する新しい機能付与という2つの効果があります。その結果、汎用性高分子であるポリエチレンの性質を格段に向上させ、もとの高分子にはない新しい機能をも付与しています。
 
 エチレンアイオノマ−は、強度、成形性、熱接着性、安全性等に優れており、押出コーティングやフィルム加工により種々の食品包装用途に、また成形材としてゴルフボールや自動車部材等に広く用いられています。さらに最近では、化粧品容器や太陽電池部材としても、その用途を広げつつあります。

 国内では、三井・ダウ ポリケミカル株式会社が「ハイミラン」という商品名でエチレンアイオノマーを製造販売しています