棘皮動物の紹介

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Pisaster ochraceus
マヒトデ目 マヒトデ科
アメリカ北西部の海岸で見られる大型の種です。きれいな紫色をしていて、英名では"Purple Star" といいます(黄色っぽい個体もいますが)。米国ワシントン州の臨海実験所に留学していたときは、もっぱらこれを材料にしていました。お向かいのカナダのバンクーバー島沿岸にも数多くおり、生殖時期に潮間帯を遠くから眺めると、このヒトデによって紫色の帯が見える(!)そうです。(ただし近年、数が減っているらしい)
上の写真は卵巣を取り出しているところなのですが、体壁は分厚く丈夫でハサミの刃がたたないため(!)カミソリで腕を切っています。鮮やかなオレンジ色をしているのが卵巣。膨大な数の卵母細胞をとることができます。褐色の器官は、幽門盲嚢という、一種の消化腺。
潮間帯の岩肌にしっかりと張り付いているPisaser。岩肌に張付く力は強烈で、ちょっとやそっとのことでは剥がすことができません。軍手をはめないと指の皮がめくれてしまいそうになります。ちょっとかわいそうなのですが、棒のような物を使ってテコで無理やり剥がさざるを得ないこともありました(管足がもげると弱るのでよくないのですが......)

臨海実験所内の水槽に入れられた Pisaster たち。