岐阜大学 応用生物科学部 生産環境科学課程 環境生態科学コース 川窪研究室  最新更新日:2008/2/01271●
講義資料(生物形態学:1年後期)
100年育って咲いて死ぬ?プヤ・ライモンディ Puya raimondiiの調査概要
 
 プヤライモンディ Puya raimondii は,パイナップル科 Bromeliaceae の草本で,発芽してから100年後に1度だけ開花し,そして枯死すると言われてきた謎の植物です。南米はアンデス山脈の高地4000mから5000mに生育しています。

 私(川窪)は,静岡大学理学部・増澤研究室とサンマルコス大学スンニ研究室との共同研究として,プヤライモンディの生態を探ってきました。ここに,2006年,2007年の調査のスナップを講義資料として掲載します。なお,調査はペルー国・環境省の協力によって進められています。

調査で私たちが解明したいと望んでいる疑問点は・・・・。

●発芽から100年?ほんとうは何年ぐらいで花が咲くのだろうか?

●この巨大な花は数ヶ月でできあがる。そのエネルギーはどこに蓄えられているのか?

●この奇天烈な植物の絶滅を防ぐにはどのような対策が必要なのであろうか?

などの疑問に基づき,研究を続けています。


  
 高山病でボロボロの私。酸素マスクをしながらの花の解剖 標高4300m付近

●動画資料

ペルーアンデス調査地の背景動画
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プヤライモンディの内部構造を知るために

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●pdf資料:講義で使用した写真

Puya raimondii 写真集



NHK TV 「ダーウインが来た」で,
この研究内容が紹介されました。

NHK(2007年1月28日放送分)

 
写真は著作権法で保護されています。無許可転載はご遠慮下さい。
プヤ・ライモンディの写真の使用はご相談下さい。