概要:偏微分方程式の数値解法において、微分作用素などの離散近似には保つ べき最低限の整合性がある.これをあらためて簡単な数式として表式化 すると、興味深いことに,ボロノイ格子上の適切な離散作用素は,直交 格子に大変近い数学的に素直な性質を持つことがわかる.そしてさらに この素直な性質を適用して離散的な変分操作をボロノイ格子上で定義す ることで、ある種の特別な解法、構造保存数値解法などをデザインできる.