シドニー工科大学(以下UTS)は1988年頃に発足したと言われている。現在、UTSは9つの学部(ビジネス、デザイン・建築・ビルディング、教育学、工学、人文社会学、情報、法学、看護・保健、サイエンス)から成る総合大学であるが、その母体はNew South Wales Institute of Technologyであった。1980年代後半に始まった高等教育機関統合の結果、UTSは3つのキャンパスを持ち、学生27,000人以上が在籍する巨大な総合大学となった。
UTSには、シティキャンパス(City Campus)、セント・レオナード・キャンパス(St Leonard Campus)、クーリンガイ・キャンパス(Kuring-gai Campus、教育学部とレジャースポーツ学科がある)の3つのキャンパスがある。シティキャンパスは、街中に点在するビルの総称であり、タワービルディング等のあるブロードウェイ地区、IISのあるキーストリート地区及び附属図書館のあるヘイマーケット地区等に別れている。タワービルディングは、セントラルステーションから徒歩10分程度の所に位置し、街中でもひときわ目立つ高層建物だ。
UTSでは英語を母国語としない留学生は、少なくともTOEFL(computer based)233点が必要だが、 English Language Study Skills Assistance Center、(ELSSA)ではTOEFL(computer based)133点以上の学生であれば、「オーストラリアの言語と文化」の普通コースまたは上級コースを受けることができる。
また、交換留学生はホームステイや数名でアパートを借りたりしている。UTSのハウジングサービスでは、賃貸物件の紹介を行なっているため、交換留学生はこのオフィスを利用するとよい。タワービルディングにあるコンピュータには24時間アクセスすることができる。