日本学校心理士会岐阜支部
規約と役員
専修免許状への「学校心理学」の付記の実例(pdf file)
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事務局&役員へのメールは miyamoto-schoolp に続いて @gifu-u.ac.jp です。
(スパムメール等の防止のためこのように表記しています。)
平成26年度学校心理士会岐阜支部研修会のご案内
東海心理学会第63回大会講演会
日時; 2014年5月24日(土)
15:10〜17:10
場所;岐阜大学サテライトキャンパス
演題「自殺とコミュニケーション」
講師 川野健治先生
(独立行政法人)国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所
自殺予防総合対策センター 自殺予防対策支援研究室長
制 限: 心理学関係の学会員に限ります。臨床心理士、学校心理士は心理学関係の学会員と見做します。
学校心理士、更新ポイント(B1) (承認番号B-13-204)
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平成26年度学校心理士会岐阜支部総会
日時; 2014年 8月 3日(日)
12:00-13:00 理事会 場所; 岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所; 岐阜大学教育学部 7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所; 岐阜大学教育学部 第1会議室
講演会 演題 「『演劇表現』によるコミュニケーション能力の向上」
講 師 : 愛知県立刈谷東高等学校教諭 兵藤友彦 氏
企画主旨
現在子ども達を含む、我々自身のコミュニケーション不足や人間力の低下が叫ばれています。
今回は不登校経験者が多く学ぶ定時制高校の教育現場で『演劇表現』という独特の授業により生徒達の
コミュニケーション能力の向上を目指している兵藤先生から実習を交えながら体験的に学びます。兵藤先生の『演劇表現』は朝日新聞で連載されました。
(学校心理士会 B 研修会として申請中。 承認番号B-14-???)
費用 無料。
===============[ 過去の研修会の記録です。]===================================
平成25年度学校心理士会岐阜支部総会
日時; 2013年 8月25日(日)
12:00-13:00 理事会 場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部
7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部 第1会議室
講演会 演題 「通級指導教室の現状と課題」
講 師 :堀部修一先生
(岐阜市立岩野田北小学校 LD.ADHD等通級指導教室担当教諭)
(学校心理士会 B 研修会 承認番号B-13-008)
費用 無料。参加者51名(岐阜県39名、愛知県4名、滋賀県2名、三重県1名、兵庫県2名、京都府2名、北陸支部1名)の参加でした。
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日本催眠医学心理学会 催眠技法研修会
日時;2013年 9月14日(土)14:30〜9月15日(日)12:15
場所;高山市民文化会館
初級入門・基礎コース、中級コース、上級コースの3コース毎に講義と実習を7時間ずつ行いました。
講師:笠井仁・田中新正・鶴光代・松木繁氏
(学校心理士会 B 研修会 承認番号B-13-136)
費用 有料。参加者54名(学校心理士は岐阜県1名)の参加でした。
「第13回ぎふLD・ADHD学習会」
日時; 2013年9月28日(土) 13:15〜15:00
場所;中部学院大学関キャンパス
テーマ:「こころはどこで育つのか」
―発達障害の子どもたちと青年の問題を中心に―」
滝川 一廣氏(学習院大学教授、精神科医)
定 員: 300名
学校心理士、更新ポイント(B1)
(承認番号B-13-116)
参加者約300名のうち学校心理士13名(岐阜県)の参加でした。滝川先生は、こころの育ちを社会性と認識の二つの軸でとらえ、そこでの発達のつまずきや偏りによって、
不安や生きづらさを抱える人たちの理解の視点を、発達障害を中心に丁寧にお話くださいました。当日は、県内外から300人を超える人たちが集まり、
熱心に受講されていました。参加者からは、「精神発達の仕組みからどの発達につながるのかが詳しく学べた」、「発達障害をかかえている子がどういった
世界を感じとっているのか理解できた」などという感想をいただきました。現代、さまざまな支援の必要な子どもたちや青年が増えているといわれていますが、
それをどのように考え、どう支援すればよいかについて重要な視点を提供していただき、有意義な学びをすることができました。
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講演会 「学校心理士からみた特別支援教育の推進」
講 師 :宮本正一 氏
(岐阜大学教育学部教授)
日時; 2013年11月 9日(土) 10:00〜12:00
場所;岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
(学校心理士会 B 研修会 承認番号 B-13-109)
費用 無料。 参加者70名のうち学校心理士36名(岐阜県32名、愛知県4名)の参加でした。
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平成24年度学校心理士会岐阜支部総会
日時; 2012年 8月20日(月)
学校心理士会全国大会1日目の昼休み
場所;中部大学 現代教育学部 70号館 703C演習室
時間 12:00-13:00
参加者は31名でした。
(岐阜支部研修会)
日時; 2012年 9月 8日(土) 10:00-12:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
講演会 演題 「発達障害のある子どもの対人関係の理解と支援」
講 師 : 別府 哲先生
(岐阜大学教育学部教授)
企画主旨
発達障害のある子どもの支援においては、他者との関係をどのように育んでいくかが重要な課題となっている。
他者との関係には、自己や他者の関係性、コミュニケーション、情動、認知等の心理学的な要素が関係している。
本講座では、自閉症や広汎性発達障害のある子どもの対人関係について、心理学の立場から理解を深め、支援の在り方について学んだ。
申込先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
(学校心理士会 B 研修会 承認番号 B-12-055)
費用 無料。全体は139名の参加、学校心理士会会員は37名(岐阜県27名、愛知県6名、滋賀県2名、三重県1名、大阪府1名)の参加でした。
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「第12回ぎふLD・ADHD学習会 & 子ども未来セミナーZ」
日時; 2012年9月22日(土) 10:00〜15:30
場所;中部学院大学関キャンパス
講座1 「発達障害児の心理療法」平井正三氏
(御池心理療法センター代表・臨床心理士)
講座2 「自閉症スペクトラムの早期発見と支援」神尾陽子氏
(国立精神・神経保健研究所 精神科医)
定 員: 300名
申込先: 中部学院大学 総合研究センター
FAX 0575−24−9432 〒501−3993 岐阜県関市桐ヶ丘2−1
学校心理士、更新ポイント(B1)表の1Pとして承認されました。
(承認番号B-12-102)
全体で220名の参加、学校心理士会会員は7名(岐阜県5名、愛知県1名、三重県1名)の参加でした。
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日時; 2012年10月27日(土) 10:00-12:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
講演会 演題 「発達障害(自閉症)のある生徒への社会参加を目指した教育的支援」
講 師 : 渡部 匡隆 先生
(横浜国立大学教育人間科学部教授)
講演内容
発達障害(自閉症)のある生徒が地域や社会の様々な活動に参加していくためには、対象者への支援だけでなく、
周囲の人々や環境へのアプローチが不可欠である。本講座では、応用行動分析学の立場から、自閉症のある生徒への支援について、
どのように家庭や地域生活につなげたり、社会参加のための条件を整備したりすればよいかについて学んだ。
費用 無料。
申込先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
(学校心理士会 B 研修会 承認番号 B-12-056)
全体で127名の参加、学校心理士会会員は27名(岐阜県21名、愛知県4名、滋賀県1名、三重県1名、埼玉県1名)の参加でした。
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平成23年度学校心理士会岐阜支部総会
日時; 2011年 8月27日(土)
12:00-13:00 理事会 場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部 7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部 第1会議室
(東海支部ブロック研修会)
講演会 演題 「母親を含めた援助チームによる子ども支援」
講 師 : 田村節子先生
(東京成徳大学大学院心理学研究科准教授)
(学校心理士会 A 研修会 承認番号A-11-003)
参加者数 54名 (三重県3名を含む)
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日時; 2011年10月30日(日) 13:00-15:00
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「通常学級におけるクラスワイドと個別のニーズへの支援」
講 師 :横浜国立大学教育人間科学部 教授 関戸 英紀 氏
開催趣旨
通常学級における特別支援教育においては、全体の児童を対象としながら、個々に応じる支援が求められている。本講座では、通常学級におけるクラスワイドな支援から、
個のニーズに応じた支援をどのように行うことができるのかについて、行動分析学の立場からの研究や実践の最前線についてご講演をしていただいた。通常学級の学級経営や
授業参加の促進に向けた支援について学びました。
(学校心理士会承認番号B-11-039)
参加者数 127(内学校心理士34)名 (岐阜県24名、愛知県5名、三重県5名、茨城県1名) 参加費用は無料。
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
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「FOUR WINDS 乳幼児精神保健学会」第14回学術集会岐阜大会
日時; 2011年11月12日(土),13日(日) 場所;各務原市市民会館
連絡先: 中部学院大学 総合研究センター
学校心理士会承認番号B-11-114)
参加者数 162(内学校心理士2)名。[岐阜県2名]
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日時; 2011年11月26日(土) 13:00-15:00
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「RTIモデルによる特異的発達障害(読み書き障害)の支援」
講 師 :鳥取大学地域学部 教授 小枝 達也 氏
開催趣旨
特異的発達障害(読み書き障害)は、知的能力と獲得した能力の乖離をもって診断することが多い。本講座では、
診断を先に行うのではなく、まずは子どものもつ困難さに対して対策を講じ、その効果を必要に応じて診断を行う
RITモデル(response to intervention)に基づいて、2段階方式の音読の指導(@文字を対応する読み方に解読
するdecodingの指導、A単語や語句をひとまとまりとして認識するchunkingの指導)を行っている鳥取大学の取組みについて学んだ。
(学校心理士会 B 研修会として承認されています。承認番号B-11-040)
参加者数 117(内学校心理士30)名
(岐阜県19名、愛知県5名、三重県2名、神奈川県2名、滋賀県1名、兵庫県1名)
参加費用は無料。
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
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平成22年度学校心理士会岐阜支部総会
(盛況のうちに終了しました。)
日時; 2010年 7月31日(土)
12:00-13:00 理事会 場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部 7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部 第1会議室
講演会 演題 「いじめ問題と発達障害」
講 師 :岐阜大学大学院教育学研究科准教授 橋本治先生
内容; 学校におけるいじめは大きな教育問題である。近年,いじめの背景に発達障害が絡んでいる事例が報告されている。本講座では,教育現場の経験も豊富で,自殺予防の研究を長らく続けられている講師の先生から,具体的な事例を紹介していただき,教師としての対応のあり方を共に考えた。
(承認番号B-10-072)
参加者数 60(内学校心理士57)名。(岐阜県37名、愛知県11名、滋賀県1名、三重県6名、京都府1名、兵庫県1名)
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日時; 2010年 10月30日(土) 10:00〜12:00
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「支援ツールを活用した特別支援学校からのチャレンジ」
講 師 :香川大学教育学部 教授 武蔵 博文 先生
障害のある子どもの自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するためには、個人の力を高める手だてや環境の整備が重要です。
本講座では、行動分析学の立場から、障害のある子どもの持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するための支援ツールについて研究をされている講師の先生から
、特別支援学校の実践も踏まえて、ご講演をいただいた。
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
(承認番号B-10-073)
参加者数 125(内学校心理士29)名。(岐阜県19名、愛知県5名、滋賀県1名、三重県3名、京都府1名)
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「第10回ぎふLD・ADHD学習会」
日時; 2010年11月 6日(土) 10:00〜15:00 場所;中部学院大学各務原キャンパス
2010年度第10回「ぎふLD・ADHD学習会」 テーマ:「保育者、教師、保護者を支援する相談」
本人間福祉相談センターは、地域のみなさまのご協力を得て今年で開設10年目を迎えました。
また、本学習会も10回目を迎えることになりました。
そこで、今回10回大会におきましては、地域の皆様に感謝し、さらに今後も少しでもお力になれるよう、子どもたちに関わる保育者、教師、保護者を支援する相談について、テーマに取り上げることにいたしました。
メインの講演には、東京で巡回相談や専門職のコンサルテーションでご活躍の浜谷直人先生をお招きします。
また、10回記念大会ということで、本相談センターの所長と主任相談員が皆様へのご挨拶を兼ねた講演をさせていただきます。
講座1 「人間福祉相談センターのこれまでとこれから」
別府悦子 (人間福祉相談センター主任相談員)
講座2 「子どもに関わる専門職、親のメンタルヘルス」
吉川武彦 (人間福祉相談センター 所長)
講座3 「発達障がい・虐待・気になる子の巡回相談」
浜谷直人先生(首都大学東京教授)
定 員: 200名(受付順・定員を超えた場合のみ連絡をします)
申込先: 中部学院大学 総合研究センター
※郵便またはFAXにてお申し込みください。
FAX 0575−24−9432 〒501−3993 岐阜県関市桐ヶ丘2−1
学校心理士は更新ポイント(B)表の1Pとして認定されます。
(承認番号B-10-139)
受付時に研修会参加記録カードを提出願います。
参加者数 184(内学校心理士7)名。[岐阜県6名、三重県1名]
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日時; 2010年 12月 5日(日) 10:00〜12:00
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「高等学校、特別支援学校高等部における特別支援教育の推進」
講 師 :宮城教育大学教育学部 教授 野口 和人 先生
内容; 高等学校における発達障害のある生徒への支援が開始されてきている一方で、特別支援学校高等部の生徒の実態も多様化しています。
本講座では、後期中等教育における発達障害への支援について研究をされている講師の先生から、高等学校および特別支援学校高等部の現状を踏まえて、
どのような特別支援教育の推進が必要なのかをご講演いただきました。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
(承認番号B-10-074)
参加者数 80名(内学校心理士21名。[岐阜県19名、愛知県4名、三重県2名、兵庫県1名、静岡県1名)
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平成21年度学校心理士会岐阜支部総会
(盛況のうちに終了しました。)
日時; 2009年 8月23日(日)
12:00-13:00 理事会 場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部 7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部 第1会議室
講演会 演題 「子ども裁判によるいじめ解決の実践」
講 師 :岐阜県教諭
平墳(ひらつか)雅弘先生
内容; 学校におけるいじめは大きな教育問題である。「子ども裁判」は先生主導の指導法とは全く異なり、子ども達が直接いじめの解決に参加するシステムです。本講座では、15年間の「子ども裁判」のノウハウをVTRとPPTを活用して、分かりやすく解説していただきました。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費用 無料 参加者数 45(内学校心理士40)名。(岐阜県34名、長野県2名、滋賀県2名、三重県1名、東京都1名)
(承認番号B-09-057)
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日時; 2009年 10月31日(土) 13:00〜15:00 (盛況のうちに終了しました。)
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「学校教育終了後への移行、就労支援」
講 師 :東京学芸大学教育実践研究支援センター 教授 菅野 敦 氏
内容; 特別支援学校高等部卒業後の支援の在り方について、効果的な移行支援や就労支援が求められているものの、我が国では充分な成果がみられず、
特に成人期以降の発達的変化に関する研究成果を生かせているとは言い難い現状がある。 本講座では、知的障害者の移行支援、就労支援の在り方について、加齢に伴う心理・行動機能の生涯発達研究に関する最新の知見と移行・就労支援に関わる
実際の支援現場での成果などを踏まえつつ、解説していただきました。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
費用 無料 参加者数 88(内学校心理士20)名。(岐阜県16名、大阪府 1名、愛知県1名、東京都2名)
(承認番号B-09-058)
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「第9回ぎふLD・ADHD研究会&子ども未来セミナーV」
日時; 2009年11月15日(日) 10:00〜15:40 場所;中部学院大学各務原キャンパス
2009年度第9回「ぎふLD・ADHD学習会」
今回は、本学子ども家庭支援センター主催の「子ども未来セミナー」と同時開催とします。
近年、児童虐待、不登校・ひきこもり、少年犯罪などの子どもの問題が深刻になっています。また、LD、ADHD、高機能自閉症などの発達障がいと関わってこうした問題が論じられることもあります。
そこで、今回の学習会は、子どもの生きにくさの問題をテーマに現場の第一線でご活躍の専門家の方をお迎えして、考えていきました。
講座1 「子どもの生きにくさと少年犯罪・児童虐待」
講師 山田万里子(あおば法律事務所・弁護士)
座長 喜多一憲 (子ども学科教授・全国児童養護問題研究会会長)
講座2 「子どもの生きにくさとひきこもり」
講師 田中千穂子(東京大学大学院教授・臨床心理士)
座長 別府悦子 (子ども学科教授・人間福祉相談センター主任相談員)
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
学校心理士は更新ポイント(B)表の1Pとして認定されます。(承認番号B-09-102)
参加者数 170(内学校心理士8)名。(岐阜県8名)
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平成21年度学校心理士会岐阜支部研修会
日時; 2009年 12月 5日(土) 10:00〜12:00
場所;岐阜大学教育学部 B107教室
講演会 演題 「自閉症教育の新しい取り組みー子どもが主体的に分かって動けて参加できる授業づくりー」
講 師 :筑波大学人間総合科学研究科 教授 藤原 義博 氏
内容; 特別支援教育制度が始まり、特別なニーズを有する児童生徒の授業場面における支援の在り方が課題となっている。
中でも、自閉症児に対しては、個別的な支援にとどまり、集団への参加を実現するに至っていない。
そこで、本講座では、自閉症児の主体的な授業参加を実現するための基本的な考え方やその具体的な
取り組みについて解説をした。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
問い合わせ先 :岐阜大学教育学部附属特別支援教育センター
参加者数は137名(うち学校心理士会26名)(承認番号B-09-059)
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「2008精神保健シンポ&岐阜県LD・ADHD研究会」
(盛況のうちに修了しました) 日時; 2008年5月31日(土) 9:30-16:00
場所;未来会館長良川ホール(岐阜市)
特別講演:(9:30から10:30)
講 師:小山 徹 岐阜大学大学院教授・(元)岐阜県教育委員会教育次長
演 題:教育相談と学校カウンセリングーいまこそ、その融合が求められている
招待講演:(10:40から12:00)
講 師:鈴木 陽子 早稲田大学名誉教授
演 題:特別支援教育と精神保健福祉ーこの人たちの老後を考える
基調講演:(13:00から14:00)
講 師:別府 悦子 中部学院大学子ども福祉学部教授
演 題:軽度発達障害児にどのように接するかーカウンセラーへの期待
シンポジウム:(14:10から16:00)
テーマ:親の思いをどう受け止めるかー教師としてカウンセラーとして考えるべきこと
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等 参加者270名(内学校心理士10名)
承認番号B-08-038 更新ポイント(B)表の1P
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平成20年度学校心理士会岐阜支部研修会のご案内
日時; 2008年 8月7日(木)13:00〜15:00
場所;古川町総合会館 2階 大会議室
内容 講演会 演題 「さまざまな発達障がいの様相とその対応について」
講 師 :岐阜大学大学院准教授 平澤紀子先生(学校心理士)
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
研修会に関する問い合わせ先
飛騨市教育委員会学校教育課 大坪英夫
TEL0578−82−2255,FAX0578−82−0951
(承認番号B-08-066)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の参加者は講師ほか6名でした。
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子育て支援公開アカデミー研修会のご案内
日時; 2008年 8月19日(火) 14:00−16:00
場所; 飛騨市神岡町公民館 大ホール
飛騨市神岡町東町378 TEL 0578-82-1271
内容 講演会 演題 「学校へのいちゃもん(無理難題要求)から結び合いへ」
講 師 :大阪大学大学院教授 小野田 正利先生
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
研修会に関する問い合わせ先
飛騨市教育委員会学校教育課 大坪英夫
TEL0578−82−2255,FAX0578−82−0951
(承認番号B-08-067)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の参加者は講師ほか8名でした。
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平成20年度学校心理士会岐阜支部総会のご案内
日時; 2008年 8月30日(土)
12:00-13:00 理事会
場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部 7F第1会議室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部 7F第1会議室
内容 講演会 演題 「生徒指導・学級経営の新たな課題」
講 師 :岐阜大学大学院教授 有村久春先生(学校心理士)
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
(承認番号B-08-056)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の参加者は講師ほか29名でした。
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岐阜大学教育学部公開講座
日時; 2008年10月18日(土) 13:00-15:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
講座内容
「色で『本を』読む−アーレンシンドロームについて」
講師:筑波大学人間総合科学研究科 准教授 熊 谷 恵 子 氏
本講座は、特別支援教育にかかわる先生方の実践力の向上を目的とした「特別支援教育コーディネーター実践講座」を 一般に公開するものです。学習障害児の約8割にみられる問題は読み書きの困難で、欧米ではこうした読み書き障害の原因のひとつとして「アーレン症候群」が考えられています。さらにアーレン症候群は、色レンズを用いためがねを使用することで読み書きの能力が向上することが報告されています。本講座では、アーレン症候群の概要と、色レンズを用いた読み書き障害への支援について解説します。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費用 無料
問い合わせ先
(承認番号B-08-061)更新表Bに該当する研修会です。
参加者数 136名 (うち学校心理士21名を含む)。
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岐阜大学教育学部公開講座のご案内
日時; 2008年12月 6日(土) 10:00-12:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
参加者数 126名 (うち学校心理士19名を含む)。
講座内容
「特別支援教育を推進する連携と協働に向けて、行動コンサルテーションから学ぶ」
講師:上越教育大学大学院学校教育研究科 教授 加 藤 哲 文 氏
本講座は、特別支援教育にかかわる先生方の実践力の向上を目的とした「特別支援教育コーディネーター実践講座」を一般に公開するものです。特別支援教育においては、学校全体の取組ならびに関係機関との連携や協働が課題となっています。そこで、今回の講座では、関係者が連携、協働し、児童生徒の支援を推進するために、近年、大きな成果が報告されている行動コンサルテーションの考え方や方法論を学びます。
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費用 資料代として\1,000
問い合わせ先
(承認番号B-08-062)更新表Bに該当する研修会です。
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日時; 2008年1月26日(土) & 1月27日(日) 9:00-16:30
場所;岐阜県各務原市産業文化センター
内容 「日本学校メンタルヘルス学会第11回岐阜大会」
記念講演 清水 將之(関西国際大学教授)
「学校精神保健の40年」-いま、何が問題か-」
大会会長講演 吉川 武彦(日本学校メンタルヘルス学会第11回大会長)
「いじめ・自殺」-いま、子どもたちの間に何が起こっているのか-」
教育講演T 田中 康雄(北海道大学大学院教授)
「発達障害の理解と特別支援教育」
教育講演U 小野田 正利(大阪大学大学院教授)
「子どものために手をつなぐ」-学校へのイチャモンのウラにあるもの-
公開講演 田熊 邦光(NHK名古屋放送局制作部「中学生日記」チーフプロデューサー)
「東桜中学校で起きていること」-中学生日記:いじめなくしたいプロジェクトT・U・V-
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 3,000 (学生院生は\2,000円 )
(承認番号B-07-0168)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして
単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
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日時; 2007年10月20日(土) 10:00-12:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
内容 講演会 演題 「子ども主体の教育」
特別支援学校中学部、中学校特別支援学級の教育実践を取り上げながら、青年前期にある知的障害者への義務教育修了段階に
おける「本人主体」の教育の在り方について講演する。
講 師 :岐阜大学准教授 坂本裕
先生(学校心理士・臨床心理士)
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
[申し込み]
(承認番号B-07-0103)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして
単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
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平成19年度学校心理士会岐阜支部総会と東海ブロック研修会のご案内
日時; 2007年11月25日(日)
11:30-12:30 理事会
場所;岐阜大学教育学部A706教室
12:30-13:00 東海ブロック代表者会 場所;岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 学校心理士会岐阜支部総会 場所;岐阜大学教育学部B201教室
14:00-16:00 研修会 場所;岐阜大学教育学部B202教室
内容 講演会 演題 「アメリカのスクールサイコロジストの役割と特別支援教育」
―4回にわたる学校心理士米国研修よりー
講 師 :岐阜聖徳学園大学教授 今川峰子先生(学校心理士)
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日時; 2007年12月 1日(土) 10:00-12:00
場所;岐阜大学教育学部B107教室
内容 講演会 演題 「障害のある子どもの豊かな暮らしを実現する特別支援教育の在り方」
特別支援教育においては、障害のある子どもへの学校における教育だけでなく、家庭や地域生活を支える取組みが課題となっている。そこで、本講座では、長年、障害のある子どもや家族への福祉に携わってきた講師から、障害のある子どもの日常生活場面を見据えた学校での支援の在り方について、講演していただく。
講 師 :西南学院大学 教授 野口幸弘先生
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
[申し込み]
(承認番号B-07-0104)更新表Bに該当する研修会です。
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして
単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
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日 時 2007年 5月 27日(日)15:00-17:00 (参加者55名のうち学校心理士は40名。無事終わりました。)
会 場 岐阜大学教育学部 A棟2階B202教室
内 容 講演 「ピア・サポート実践が目指すことと実践例」
講 師 戸田有一氏
( 大阪教育大学教育学部助教授 学校心理士)
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
費 用 無料
(承認番号A−07−0001)
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研修会のご案内
「2007ぎふLD・ADHD学習会」
日 時 2007年 6月 2日(土)10:00-16:00 (参加者150名のうち学校心理士は12名。無事終わりました。)
会 場 岐阜県各務原市市民会館
内 容
講演1「LD(学習障害)児の理解と特別支援教育」
講 師 山岡 修氏 全国LD親の会会長
講演2「軽度発達障害の理解と特別」
講 師 村瀬 嘉代子 大正大学教授
対象 学校心理士、教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等
(承認番号B−07−0009)
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研修会のご案内 (参加者230名のうち学校心理士は12名。無事終わりました。)
日 時 2006年12月 2日(土)13:00〜15:00
会 場 岐阜大学教育学部1階 B107教室
内 容 講演 「特別支援教育を推進する具体的なアクションのために:行動分析的アプローチ」
平成18年度特別支援教育コーディネーター実践講座Eの内容を公開するものです。
講 師 藤田継道氏
( 兵庫教育大学学校教育学部教授 学校心理士・臨床心理士)
新たに始まっている特別支援教育は、基本的な情報を共有する段階から、具体的なアクションの段階にきている。
本講座では、特別支援教育のアクションを起こすための指針や、
子どもや関係者を支援するための具体的方法、そのための連携・協働、
ならびに特別支援教育を推進するための必要な条件整備について、
学校現場の事例を交えて、行動分析学的アプローチから解説します。
対象 教員、施設職員、教育行政担当者、保護者、学生等100名程
費 用 資料代 \1,000
申し込み用紙 [11月30日(木)締め切り]
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして
単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
(承認番号06-884)
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平成18年度学校心理士会岐阜支部
総会と
研修会
のご案内 (参加者45名。無事終わりました。)
日時 2006年 8月5日(土) 13:00-
11:30-13:00 理事会 場所 岐阜大学教育学部A706教室
13:00-14:00 総会 場所 岐阜大学教育学部 7階第1会議室
14:00-16:00 研修会 内容 講演会
場所 岐阜大学教育学部 7階第1会議室
演題 「学校心理学における心理教育的援助の問題
講師 市川千秋 先生 (皇學館大学文学部教授 学校心理士・臨床心理士)
(承認番号06-881)
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研修会のご案内(無事終わりました。)
日時 2006年10月21日(土)10:00〜12:00
会場 岐阜大学 教育学部1階B107教室
内容 講演「読み書き障害の理解と支援」
講師 廣嶌忍氏 (岐阜大学助教授・学校心理士)
費用 無料
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
(承認番号06-882)
平成18年度特別支援教育コーディネーター実践講座Dの内容を公開するものです。 近年、特別支援教育の推進にかかわり、学校現場においては、読み書き等に困難を示す子どもへの対応に関心がもたれています。読み書き障害はディスレクシアと呼ばれ、学習障害の中核をなす問題です。しかし、ディスレクシアの理解はまだ十分ではなく、読み書きに困難のある子どもたちの中には、無理な反復練習を強いられたり、能力を誤解されて苦しんだりするケースが少なくありません。また、こうした周りの誤った対応から不登校や自己に対する低い評価などの二次的な問題が派生し、ディスレクシアの子どもや保護者をさらに苦しめる結果となっています。本研修会では、ディスレクシアを適切に理解することを目的とし、ヒトの脳における読字・書字処理のメカニズム、ディスレクシアの特性、ディスレクシアの子どもの抱える問題、ディスレクシアへの支援の在り方などについて解説します。
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研修会のご案内(無事終わりました。)
日 時 2006年10月21日(土) 10:00〜16:00
会 場 中部学院大学各務原キャンパス
内 容 学習会 「2006ぎふLD・ADHD学習会」
参加費用:2,000円(学生は\1,500円 )
研修内容の概要
講演「支援のための心理、発達検査」
講師 別府悦子氏 中部学院大学子ども福祉学科教授 学校心理士・臨床心理士
事例報告A 関 エリ子氏 各務原市教育委員会
講演「支援のための面接・カウンセリング」
講師 黒葛原 健太朗氏 中部学院大学短期大学部幼児教育学科講師
事例報告B 天野菜穂子氏 中部学院大学非常勤講師 学校心理士・臨床心理士
講演「子どもを診るということ」
講師 吉川武彦氏 中部学院大学教授
詳細情報
学校心理士の有資格者でこの講習会に参加された方は(B)表の1Pとして
単位が認定されます。受付に研修会参加記録カードを提出願います。
(承認番号06-931)
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第2回学校心理士会岐阜支部研修会のご案内 (無事終わりました。)
日 時 2006年11月 12日(土)13:30〜16:00
会 場 岐阜聖徳学園大学羽島キャンパス 2201教室
内 容 講演 「IUE・自己志向他者志向エゴグラムと自我状態活用ヒントシートを利用した、教師の自己理解と生徒対応について」
講 師 西川和夫氏
( 岐阜聖徳学園大学教育学部教授 学校心理士・臨床心理士)
費 用 無料
(承認番号06-883)
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(1)一人ひとりの子どもに応じて援助するサービスが求められています。
学校教育において児童生徒は、心身の発達の最もすみやかな年齢段階にあってそれぞれの発達に応じて、多くの人びとの援助を受けながら課題に取り組んでいます。そういう中で今日、不登校、いじめ、LD(学習障害)、学業不振、非行、性逸脱などの問題で、特別の援助を必要としている子どもが増えています。一人ひとりの子どもが学校生活で出会うさまざまな問題の解決を援助し、子どもの成長を促進する「心理教育的援助サービス」が強く求められています。
(2)援助サービスの専門化が必要です。
現在主にこの心理教育的援助サービスを担っているのは、学校の教師や子どもの保護者です。彼らは、こうした援助を、さまざまな役割と関連して、またはその一側面として行う「複合的ヘルパー」です。複合的ヘルパーは独自の重要な役割を担っております。しかし、例えば「子どもの発達や障害の理解や評価」「学習・発達上の問題や対人関係の問題を契機として長期の欠席をしている子どもへの援助」など特に困難な問題については、援助サービスを専門的に行う「専門的ヘルパー」が必要となります。
(3)子どもを学習・発達面、人格・社会面、進路面などから総合的に援助する専門家が必要です
従来日本の学校教育では学習・発達面の問題と適応の問題を分けて考え、適応の問題を扱う教育相談は学習面の問題を軽視する傾向があります。学校教育の専門家である学校心理士は、子どもの学習・発達面の問題にも焦点を当て子どもを総合的に援助することができます。
(1)「学校心理学」の「学校」とは学校教育をさし、「心理学」とは心理学に基づく援助サービスをさします。したがって学校心理学は、学校教育において児童生徒が学習・発達面、人格・社会面、進路面において出会う問題を解決し、成長することを促進する心理教育的援助サービスの理論と実践を支える学問体系であると定義できます。
(2)心理教育的援助サービスには、すべての子どもを対象とする活動から、特別な援助ニーズをもつ子どもを対象とする活動までが含まれます。
(3)心理教育的援助サービスは、その専門家が教師や保護者と連携して行う活動です。
(4)学校心理学は学校心理士が行う心理教育的援助サービスの理論と実践の基盤になります。
一人ひとりの子どもの発達や成長を援助する、学校心理士、教師、保護者の活動の基盤になる学校心理学は、学校教育と心理学を統合した体系であり、双方の領域にかかわる多くの分野の専門的知識や能力によって構成されます。学校心理学は、次の3つの柱にまとめられます。
(1)子どもの学習や発達および行動や人格に関する心理学的基盤
教育心理学、教授・学習心理学、臨床心理学、発達心理学、人格心理学、社会心理学などです。
(2)子ども、教師、保護者、学校組織に対する心理教育的援助サービスの理論と技法
心理教育的アセスメント、カウンセリング、学習・発達援助、コンサルテーションなど、心理教育的援助サービスに関する理論と技法です。
(3)学校教育に関する理論と方法
教育哲学、教育社会学、教育制度、学校組織、学校・学級経営、特別支援教育、教育方法などです。
子どもは成長していく段階で、さまざまな援助を必要としています。一人ひとりの子どもの学習・発達面、人格・社会面、進路面の成長におけるニーズに応じる心理教育的援助サービスはまさにケース・バイ・ケースと言えますが、次の3つの段階に特徴付けられます。
(1)一時的教育援助
すべての子どもがもつ発達上のニーズに対応する援助のことです。一時的教育援助には、多くの子どもが出会う課題(例:入学時の適応)を予測して前もって援助する予防的な援助(例:オリエンテーション)と子どもの一般的な適応能力(例:学習スキル、対人関係能力)の開発を援助する発達促進的な援助の2種類があります.学校心理士は、コンサルテーションを通して、学校が一時的教育援助のプログラムを作成することや教師がそれを実施することを援助します。
(2)二次的教育援助
学校には、登校をしぶる子ども、学習意欲が下がってきた子どもなど、教育指導上の配慮を必要とする子どもが少なくありません。学習・発達面、人格・社会面、進路面において問題をもち始めた子どもやこれから問題をもつことが心配される子どもへの援助を二次的教育援助と呼びます。二次的教育援助の目的は、子どもの問題が大きくなって成長を妨害しないようにすることです。二次的教育援助の主役は教師ですが、学校心理士はコンサルテーションを通して教師を援助します。
(3)三次的教育援助
学校には不登校、いじめ、LD(学習障害)などにより、特別な援助が個別に必要な子どもがいます。三次的教育援助の目的は、重大な援助ニーズをもつ子どもが自分のもつ潜在的な強さや周りの援助資源を活用しながら、自分の問題に対処し学校生活を送れるよう援助することです。学校心理士は教師や保護者とその子どものための援助チームを構成するとともに、必要に応じて、教育委員会や児童相談所などの関係機関と連携します。そして、子どもの発達上の状況と環境について精密に心理教育的アセスメントを行い、それを基に個別の教育計画を作成し実践します。
(1)心理教育的アセスメント
心理教育的アセスメントとは、援助を必要としている子どもの学習・発達面、人格・社会面、進路面における状況や子どもが生活する環境について、情報を収集し分析することにより、総合的に把握することです。心理教育的アセスメントは、子どもへの援助サービスの必要性や内容を検討し、必要に応じて教育援助計画を立案、修正、評価する基盤となります。心理教育的アセスメントは教師や学校心理士からなるチームで行うことが多いのですが、学校心理士の行う心理教育的アセスメントのサービスとしては、アセスメントの計画と実施に関する助言、アセスメントの実施(例:心理検査の実施や行動観察)、得られた情報の分析などがあります。特に得られた結果を子どもの発達への援助の視点からどう理解し意味づけるかは、非常に専門的な課題です。子どもの発達上の問題に関する専門的な知識と、心理教育的アセスメントに関する高度な能力を統合してもつ学校心理士の存在は大きいといえます。また就学時、就学中の子どもの発達や障害の状況についてきちんと心理教育的アセスメントを行える専門家が少ないことからも、学校心理士の役割は重要です。
(2)カウンセリングおよび学習・発達援助
学校心理士による子どもへの直接的な援助には、主としてカウンセリングと学習・発達援助があります。カウンセリングの目的は、子どもの情緒的な苦悩を軽減すること,自己理解を促進すること、進路面などにおける自己決定を援助することなどです。また学校心理士は、学習・発達面で援助を必要とする子どもに対して,子どもの学習への動機づけを高めつつ,学習状況の理解、学習スキルの獲得,学習計画の立案などの援助を行います。カウンセリングや学習・発達援助には相談室における個人や数人の子どもを対象とする活動のほかに、学級の子どもを対象とする構成的グループ・エンカウンターなどに基づく集団活動もあります。学校心理士はこうしたカウンセリングや学習・発達援助を通して、子どもの自尊感情や自己効力感を促進します。教師や保護者からカウンセリングや学習・発達援助などの子どもへの直接的な援助を依頼された場合は、他の援助サービスの方法(例:教師や保護者へのコンサルタンテーション)を検討して、直接的な援助が効果的な方法であると判断できれば引き受けることになります。学校心理士は、子どもにとって親しみやすく頼りになる味方と言えます。勉強のこと、友だちのこと、家族のこと、進路のことなど何でも気楽に相談にのってくれる人です。
(3)教師・保護者などへのコンサルテーション
学校心理士が行うコンサルテーションには,主として問題解決型,研修型、システム介入型があります。問題解決型のコンサルテーションは、学校心理士が学校心理学の専門家の立場から、教師や校長などの学校のスタッフ、保護者、地域の関係機関のスタッフなどが子どもの学習・発達面、人格・社会面、進路面における成長や問題解決を効果的に援助できるように働きかけることです。学校心理士は、教師や保護者を日常生活の場面で直接子どもを援助するものとして尊重します。コンサルテーションは、異なった専門性や役割をもつ者同士が援助の対象である子どもの状況について検討し今後の援助のあり方について話し合う「作戦会議」と言えます。学校心理士は、学習指導について専門知識をもち効果的な授業についてのコンサルテーションを行うことができます。
また学校心理士は、教師や保護者の子どもへの援助能力の向上を目的とした研修会を企画したり学校やPTAが主催する研修会の講師を務めたりします。研修会のテーマの例としては、「子どもの学びと育ちを促進する親子関係」などがあります。
(4)学校組織へのコンサルテーション
学校心理士による心理教育的援助サービスが学校組織を対象とするとき、その影響力は一段と大きくなります。学校心理士は、心理教育的コンサルタントとして学校が子どもの学習と成長の場所としてよりよく機能するように働きかけるのです。学業不振、不登校、いじめ、特別支援理解などについての研究部会を積極的に企画したり、参加したりして、学校のリーダーシップをとる管理職や他の教職員に働きかけ、子どもの学習・発達面、人格・社会面、進路面などでの問題に学校として取り組むことを援助するのです。学校心理士が、学校や地域で信頼を得て学校組織へのコンサルテーションが行えるようになると、学校における援助サービスそして学校教育のレベルは一段と向上します。
学校心理士の主な特徴としては、以下のようなことがあげられます。
@子どもの学習・発達面、人格・社会面、進路面を総合的に理解して援助します。
Aすべての子どもを対象とする一次的教育援助から、学級や家庭で気になる一部の子どもを対象とする二次的教育援助、援助ニーズの重大な特定の子どもを対象とする三次的教育援助まで幅広い心理教育的援助サービスを行います。
B子どもの援助ニーズ、子ども自身の長所、子どもの周りの援助資源について、ていねいな心理教育的アセスメントを行います。
C子どもの発達や障害の状況について心理教育的アセスメントを行い、個別の教育計画を作成するための助言をします。
D子どもの親しみやすく頼りになる味方として、勉強のこと、友だちのこと、進路のことなど何でも相談にのります。
E教師・保護者の役割を尊重し、連携して心理教育的援助サービスを行います。
F学級組織への積極的なコンサルテーションを行います。
G教育委員会、児童相談所などの関係機関と積極的な協力関係を維持して、心理教育的援助サービスを行います。