学生・研修医の方へ

岐阜大学小児科のホームページを見ていただきありがとうございます.平成25年11月1日から,小児病態学を担当させていただいている深尾敏幸です。
簡単な自己紹介です.岐阜県関市に生まれ育ちました.関高校を経て,昭和60年三重大学医学部を卒業,岐阜大学の小児科に入りました.1年目の大学での臨床研修で,多くの先輩から小児科医としての基本的な心構えから臨床の「いろは」を学び,2年目に研修に行った高山赤十字病院で本当にいろいろと教わりました.この1年の高山での研修が今思っても本当に医師として重要だったと思っております。その後大学院に入りました.信州大学生化学で,分子生物学を学んで,岐阜大学に戻り,医員として臨床と先天代謝異常症の研究に従事し,現在の県総合医療センターの新生児センターで半年新生児の研修,その後大学に戻り助手,新たにアレルギー,免疫不全の臨床,研究にも参加して,オースラリアのブリスベーンに免疫不全関係の研究で1年半留学して,大学に戻って講師,助教授を経て,2007年からは医学部教授として連合創薬医療情報研究科を担当しながら,小児病態学でも教育,研究,臨床を行ってきました.そして2013年11月からは小児病態学を主宰させていただいております.

小児科医は素晴らしい

小児科学会は,小児科医は小児の総合診療医であると宣言いたしました.もちろん宣言するまでもなく,小児科医は昔からそう思って診療しております.宣言は外部に向かってのアピールです.小児科医は小児の成長,発達を理解し,小児保健,予防接種,育児相談なども重要な役割です.また単に小児の総合診療医だけではいけないと考えております

小児の総合診療医プラス1-2分野のサブスペシャリティを持つ小児科医が理想的です.そうなることで複数の小児科医の病院においてはそれぞれのidentityとなります.専門領域は軽く15を超えますので,極端に言えば10名小児科医がいる病院でもその分野の専門は1名ということがあるわけです.ですから7年目の医師でも30年目の医師でも専門が異なっていれば,その先生はその分野では病院で一番,もしくは岐阜県でいちばんの専門の先生となれるわけです.大学病院においてもそれは同じ.皆それで助け合って診療しております.小児科になった当時には小児の神経を専門にしたいと思っていた方が,専門医研修中に小児の新生児を専門にしたいと変わることもあります.それでもまったく修正に問題はありません.何しろ1つの科の中での変更です.これが循環器をしたいと思って循環器内科に入った先生が,血液内科をやりたいとなると話は複雑になるでしょう.

小児科医になって30年以上経ちますが,小児科医っていいなと今でも思います.外来や病棟で見る笑顔に支えられます.小児科診療は,患者さん本人のみならず,その親さん,兄弟のことも考えて診療することが必要になり,また疾患の治療によって,成長発達に影響を最小限にとどめることも重要なこととなります.そう考えると小児科診療は全人的な医療そのものと思っております.自分が分娩でたちあった子はもう成人している.子供は1年2年経ってまた来ると大きく成長している,なんといい仕事だろうと思います

地域枠の研修医,学生さんへのメッセージ

岐阜大学の地域枠の学生さん,研修医の先生,小児科医を目指すなら是非早く相談に来てください.みなさんの義務年限がストレスではなく小児科医として成長できるよう一緒に考えていきたいと思います.決して不利にはならないように配慮できます.もちろん大学院にも進学できます.

岐阜大学大学院医学系研究科小児病態学 教授

深尾 敏幸

連絡は医局長まで。(入局者募集を参照)