女性医師支援

岐阜大学小児科では、いち早く時短勤務の体制を取り入れており、数名が非常勤医師として子供を育てながら小児科病棟・外来で活躍しています。また、大学院に通いながら、妊娠結婚出産の時期を過ごされた先輩もおられます。先輩方の声を紹介します。

神田 香織先生

私は2003年に岐阜大学を卒業、岐阜大学小児科に入局しました。現在、9歳と6歳の2人の子どもがいます。私が母になり仕事に復帰したのは下の子が6ヶ月の時です。当時、出産を機に退職、約3年半全く臨床から離れていた私に再び小児科医として仕事をする機会を作って頂きました。岐阜大学には学内に保育園があり、そちらを利用して、大学病院で復帰、週5日パート職員として勤務しています。いざ復帰してみると、これまでと同じように仕事ができないことで周囲の医師たちに少なからず迷惑がかかっていることへの申し訳ない気持ち‥診療する立場としてやはり無責任なのではないか‥家族に迷惑をかけたり淋しい思いをさせるのではないか‥と色々と不安に思い悩むことも多くありました。
そんな中、これまで続けられているのは、周囲の理解と協力、支援があるからです。小児科というのは日々子どもたちと接しているという診療科であるということから、子育てに関しても理解を得られやすい環境なのではと思います。周囲の先生方の理解と協力、支援があるおかげで、スムーズに診療に参加することができ、また学校行事など子どものための時間も確保させて頂いています。また、妻となり母となる経験は女性にしかできず、お母さん方と接する機会も多い小児科医には多少なりとも診療に生かされるのではと思います。小児科医としてまだまだ勉強が必要、母としても至らないことも多いですが、仕事と家庭のバランスをうまくとって、少しずつ自分にできることを積み重ねていけたらと考えています。

伊藤 裕子先生

 初めての職場復帰の時、出産前の感覚が抜けず、頑張る覚悟ができているのに勤務中に搾乳に時間を割いたり、不完全な形で帰路についたり、なかなかペースがつかめずにいました。帰宅後も、子供と過ごす時間の短さに罪悪感を覚えたり、余裕のなさからきつい態度をとって自己嫌悪におちいったりしました。
第二子出産後、大学病院で勤務を始めましたが、小さな子供を持つ女性医師が個々の状況に合わせて無理なく働けるように配慮されていました。子供の急な疾病等のハプニングに対する遅刻や早退だけでなく、送迎や学校行事への参観も可能で、現在三人の子供にを育てる私は、申し訳ないくらいのサポートをしていただいています。
子供と接するのはわずかな時間ですが、彼らは親を非常によく見ていると思います。子供がいるからできない、、、、のではなく、子供がいてもできることをやり、いるからこそできることをして、さらには(わがままですが)やりたいことを実現することで、楽しく働く母親の姿を彼らの心に刻みたいと思います。

各種サイトのリンク

  1. 岐阜大学医学部・同附属病院 女性医師就労支援の会サービス一覧に病児保育の情報などあり)
  2. 岐阜大学保育園 すこやか・ほほえみ
  3. 岐阜大学 男女共同参画推進室 (保育園・病児保育等の情報