総合内科診療

岐阜大学医学部附属病院 総合内科 診療内容

近代の医療は高度化し、臨床医学における医師の専門家、細分化には著しいものがあります。  特に大学病院においてその傾向は強く、それぞれ臓器別に専門分野を持ち、優れた技術や知識の習得をしています。

しかし、現実に病院を訪れる患者さんの多くは複雑な疾患を抱えていますから、各分野の専門医師は連携して適切な診断や治療を施さなくてはなりません。

そこで、初期臨床医学として患者さんの訴えに対応でき、的確に診断を行う必要があります。

現在、当科では、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、膠原病、心不全、脳梗塞などの脳血管障害、胃潰瘍、骨粗しょう症、気管支喘息、関節リウマチ、頭痛、パーキンソン病、うつ病などを複雑に合併している患者さんの治療に関わり、これらの複雑な疾病群の診断・治療を効率的・科学的に実践しています。

特に、リウマチ・膠原病の診療に関しては、リウマチ専門医4名が常勤で在籍していることもあり、専門的な診療を行っています。膠原病の指定難病患者数が350名を超えており、当院の膠原病診療の中心的な役割を担っています。

また、不明熱など原因がはっきりしない患者さんの診断と治療を行っています。初めて診断を確定できて、適切に治療ができた患者さんが多くいます。

診療データの推移 (2020年12月現在)