ご挨拶
初代の石塚達夫教授の後を受けて、2014年6月1日に当分野の教授を拝命しました。
日本人の寿命の延長と少子化から、日本は本格的な高齢化社会を迎えており、患者さんの年齢も年々高くなってきています。年齢が高くなるにしたがって、併存する病気の数も増え、病態が複雑化し、病気の診断も困難になってきます。また、相反する治療が必要な複数の病気をかかえている患者さんもおられます。
一方で、医学が進歩した現在でも未知の病気は数多くあり、若い方でもなかなか病気の診断がつかず、困っておられる患者さんも多くいらっしゃいます。
そういった方々に対し、少しでも支えとなり明るい未来を展開できる総合診療専門医を育成し、岐阜県の地域医療にも貢献して行きたいと考えています。
また、総合内科外来には、リウマチ・膠原病の患者さんが500名以上通院されています。この数は岐阜県内の病院でも最も多いと思います。リウマチ・膠原病に関する専門医療を通じて、大学病院としての先進的な難病診療に関与しています。
毎年、数種類の新たな治療薬が出てきており、多くのリウマチ・膠原病患者さんにエビデンスに基づく最新かつ安全な治療を心がけています。