岐阜大学 深川研究室

ご挨拶

岐阜大学に来まして、複合材料に関する様々なプロジェクトに関わり、企業さんと共同の研究開発などを行ってまいりました。ずっと駆け足で参りまして、後ろを振り返る余裕がありませんでしたが、ふと気がつけばもう7年。念願だったホームページをある方の手助けにより、やっと作ることにいたしました。
自己満足に陥らないよう、皆様のお役にできるだけ立ちますように、大学での研究紹介だけでなく、CFRPという複合材料の持つ特性の紹介や、研究会などの最新情報も適宜掲載してまいりたいと思います。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。

CFRPへの思い

(岐阜県をカーボンバレーに!)

炭素繊維がものづくりやエネルギー問題に大きな変革をもたらそうとしています。
航空機や電気自動車の一部や風力発電などの分野で適用拡大が進むCFRP(炭素繊維強化プラスチック:Carbon Fiber Reinforced Plastics)という複合材料は、軽量部材として優れた性能を有する新素材として産業界から熱い注目を集めています。CFRP板
これらは,ゴルフシャフトや釣竿などのスポーツ・レジャー用品として既に多く使われており、身近な存在になっています。しかし、材料が高価なこと、入手性、成形性、加工性などの製造方法が、従来の金属やプラスチックと異なるため、その知識が普及していないことなどから、産業界で多くの利用分野があるものの、充分普及活用されていない面があります。特に成形後に切断したり穴あけしたりする際には加工しにくく工具が摩耗しやすいなど課題も多い材料なのです。

地域連携スマート金型技術研究センターに所属する深川研究室では、CFRPの加工について取り組んでいます。

少しでも多くの方にCFRPの魅力やその特徴を知っていただきたく、材料と加工の情報を整理してみました。

複合材料の中でもCFRPは歴史が浅く、材料も加工法も今後さらに進化するものと考えます。また、加工のデータベース化も十分追いついておらず、CFRP特有の難しさもあり、今後一般産業に落とし込んでいくために、大学・企業の研究機関が情報交換し、生産技術面の研究開発と啓蒙活動が必要です。
新素材としてのCFRPに関する用途開発は、単なる金属からの置換えでなく、CFRPを利用することで製品に新たな付加価値や機能をもたらす可能性をもっており、新製品開発につながり、エネルギーコスト削減、CO2排出削減にもつながる経済活性化・新産業起しのツールとなるものと考えます。そして、普及が進むことで材料単価が下がり、より適用拡大が図られることを期待します。

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