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:program:`Python` スクリプトによるプロット
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次に、自分で関数を設定すること無く、 :program:`Python` スクリプトによってグラフを作成できる、より簡単な方法を紹介する。

:program:`QtiPlot` はデフォルトで :program:`muParser` および :program:`Python` でスクリプト操作を行うことが出来る。

使用するスクリプトファイル
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* :download:`log_plot.py` :
    datファイルを読んで ``log_plot`` を出力する
    
* :download:`kratky.py` :
    datファイルを読んで ``kratky_plot`` を出力する

    
スクリプトの実行方法
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最初に、リゾチウムの散乱曲線のlogプロットから作成する。

まず、スクリプト言語の設定をする。

:menuselection:`Scripting --> Scripting language...` を選択する。

.. image:: k.input0.png
   :scale: 65%


:menuselection:`muParser --> Python` にする。

.. image:: k.input0.5.png
   :scale: 70%


続いて、 :menuselection:`ウィンドウ --> Script Window` を選択する。

.. image:: k.input1.png
   :scale: 55%

:menuselection:`ファイル --> Open` でファイルを開く。

.. image:: k.input2.png
   :scale: 60%

ソフトの :file:`log_plot.py` を選択し、 :program:`QtiPlot` の :menuselection:`Script Window` が起動される。

.. image:: k.input3.png
   :scale: 60%

すると、:menuselection:`Script Window` に図のように書き込まれる。

.. image:: k.input4.png
   :scale: 60%
     
     
ここで、 ``nstart`` はデータの読み始め行を示し、 ``nend`` は読み終え行を示す。データに応じて変更する。

.. image:: k.input5.png
   :scale: 75%

最後に、 :menuselection:`Execute --> Execute All` を選択し、スクリプトを実行する。

.. image:: k.input6.png
   :scale: 65%
           
           
プロットする対象の実験データを開く。

.. image:: k.input7.png
   :scale: 50%

よって、図のようにリゾチウムの散乱曲線のグラフが完成した。グラフの編集を行うことなく、ソフトによって表からグラフの軸まで全て作成されている。
           
.. image:: k.input8.png
   :scale: 60%
           
           
同様にして、リゾチウムの ``kratky plot`` のグラフを作成する。

:menuselection:`Script Window` において、 :menuselection:`ファイル --> Open` を選択する。

.. image:: k.input9.png
   :scale: 65%
   
   
ソフトの :file:`kratky.py` を選択し、 :program:`QtiPlot` の :menuselection:`Script Window` が起動される。

.. image:: k.input10.png
   :scale: 65%
           
           
:menuselection:`Execute --> Execute All` でファイルを開き、プロットする対象の実験データを開く。

.. image:: k.input11.png
   :scale: 65%

よって、図のリゾチウムの ``kratky plot`` のグラフを作成することが出来た。

.. image:: k.input.png
   :scale: 50%
           
           
   
以上のように、 :program:`Python` スクリプトによるプロットでグラフを作成する場合は、すべて手作業で関数を打ち込んだり、グラフの編集をすることなく、データの選択だけでグラフを完成させることが出来る。