最初に解析に必要な分割図の作成をします。分割図はobject.datから megを用いて作成します。 以下にデータの作成に関係するデータを示します。
入力ファイル | 出力ファイル | |||
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object.dat | 長さの単位、 境界条件、 形状、材質、 自動分割重み、 積分路などを 指定するデータ | in.dat g.dat sin.dat move.dat | 要素のデータ 外形線のデータ 材質のデータ 積分路のデータ |
object.datとは、解析モデルの長さの単位、境界条件、形状、材質、 自動分割重み、積分路などの条件を指定するデータです。以下に それぞれの説明をします。なお、書式中の(形状)については後で まとめて説明します。また、このデータ内で「/*」「*/」ではさまれた 部分はプログラム中では何も意味をもちませんので、 コメントなどに使って下さい。
次にobject.datで使用する形状の説明をします。座標はx成分は 左から右に、y成分は下から上が正方向です。角度はx軸の正方向が 0度で反時計回りが正方向となります。形状には以下に示す 八個があります。x、yは座標、rは半径、nは辺数、aは角度を 示します。
形状 | 書式 |
---|---|
線分 | line{x1,y1, x2,y2, ...} |
長方形 | box{x1,y1, x2,y2} |
多角形 | poly{x1,y1, x2,y2, x3,y3, ...} |
曲線多角形 | arcpoly{x1,y1,r1,n1, x2,y2,r2,n2, x3,y3,r3,n3, ...} |
円(正多角形) | circle{x,y,r,n} |
扇型 | circle{x,y,r,n,a1,a2} |
リング | donut{x,y,r1,r2,n1,n2} |
リング片 | donut{x,y,r1,r2,n1,n2,a1,a2} |
それぞれの具体的な例を以下に示します。 この図の中のx、yは座標、rは半径、nは辺数、aは角度を示します。
megはobject.datから解析に必要なデータを作成するプログラムです。 megでの作業の流れは次のようになります。
(1) megの起動(同時にobject.datの読み込みをします)各作業の説明をします。
/home/students/x4525009/suchikaiseki/meg↓ |