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ボタン3どのような研究を?

破砕帯の岩石から活断層評価を試みる研究

 活断層の活動履歴の評価はこれまで新しい地層を対象としてきましたが,古い岩石の中に断層破砕帯が発達している場合でも適用可能な新しい活動履歴評価手法の開発を進めています。
 断層破砕帯の調査では,野外に出かけて地表に露出する岩石を詳しく観察します。ボーリングコアを用いる場合には,保管場所に出かけたり,研究室に運び込んだりして,詳しく観察します。その上で,岩石を厚さ0.03 mmまで研磨して偏光顕微鏡で透過光観察をします。さらに,電子顕微鏡観察や各種分析を通して,断層破砕帯の中で生じている現象を考察します。

地中熱資源を評価する研究

 地中を熱源としてその熱エネルギーを冷暖房等に用いる地中熱利用に関して,ある地域で利用可能な資源量を評価する手法の開発や,効率的な利用のために利用に伴って地中で生じる現象を明らかにする研究を進めています。
 地中熱利用の中でも,揚水した地下水の熱を利用するオープンループ方式では熱利用後の地下水を地下に還元する場合が多く,そのときに地層中で生じる現象を採取試料の各種分析やカラム実験,各種モニタリングデータの解析を通して調べています。

 

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