Welcome to ES LAb(地球科学研究室とは?)
ボタン1地球科学研究室とは?

 『地球科学』は文字通り地球のサイエンスの意味ですから、地球に関することなら何でも研究対象となりますが、この研究室で特に力を入れているのは、われわれの生活の場としての地球、すなわち地球の表層部分の、とりわけ極東アジアや日本列島の、さらには中部地方や岐阜地方の地質環境を明らかにすることです。

 ここでいう地質環境というのは、大地を作る物質とそれをとりまく地球環境の意味ですが、大切なのは、それらは常に時間の経過とともに変化していることです。

 そこで、わたしたちは山々を歩きながら地質調査という手法を使って地層や化石や構造を調べ、その地域が経てきた過去の地球環境や大地の変動の歴史を組立てるとともに、将来の変動の予測をします。

 こうして得られた研究成果を、例えば自然災害の予知と防災といった直接わたしたちの生活と関わりのある問題の解決に役立てていくことが本研究室の目標です。

  こうしたサイエンスとエンジニアリングの中間領域にある分野を『応用地質学』とよんでいますが、本研究室が社会基盤工学科に所属していることもあって、教育目標としては『サイエンスに常に興味をもつエンジニア』、『地質のことも分かる土木技術者』の養成においています。


研究室のキャッチフレーズ,それは・・・

 この方針に従って,週1回研究室セミナーを行っています.また,年2回(春・夏)には野外での調査法習得を兼ね,合宿形式によるフィールドセミナーを開催しています.4年生前半は地質調査法や代表的な岩石の肉眼鑑定法の習得,中部地方の地域地質の理解に主眼を置き,卒業論文・修士論文で応用力を身につける.卒業研究では,学問的なレベルアップだけではなく,論理的な思考,正確で読みやすいレポートの作成,聴衆に訴えるプレゼンテーションができるように指導していただいております.また,普段の生活を通して,社会人としての素養,礼儀正しさを身につけていきます.

 研究内容が野外調査を主体とするため,野外セミナーなどで学生の安全教育を行っています.その際,学生を危険から遠ざけることにより安全を確保するのではなく,学生が自ら危険を察知し,それに適切に対応できる能力を向上させることに主眼を置かれています.この研究室に所属すれば,危機回避能力が高まっていることでしょう.

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