〇 地震に関する用語 | |
震源 岩盤の破壊が最初に始まった時点から地震波は出始める.この破壊開始点を震源といいます.震源は深さ数キロから数百キロにある.震源は,あくまでも断層のずれが生じるきっかけとなった場所であり,震源に最も近い場所がもっとも揺れの激しい場所というわけではありません. 震央 震源の真上の地点のことです. 震源域 地震が起こると,破壊は断層面に沿って徐々に広がり,地震波を出し続ける.地震の間,地震波を放出した領域を震源域と呼ぶ.震源域は,余震が起きる領域とほぼ一致する.マグニチュード(M)が大きな地震ほど震源域も大きくなり,M8では長さ約100キロ,幅数十キロ,M4では長さ幅とも1キロ程度.
地震を起こした断層を震源断層といいます.
地震によって地表に表れた断層を地震断層といいます.
活断層の定義は,「新生代第4世紀に繰り返し活動し,今後の活動する可能性があるとみなされる断層,地震活動の予知に重要」と記されています.つまり,約100万年前より新しい時代に動いた形跡のある断層を活断層と呼んでいます.要するに地殻の古傷のことです. |