大気中微粒子の観測 - 蒸着

@なぜ蒸着を行うか
蒸着装置 微粒子の観測には走査電子顕微鏡(SEM)を用います。
真空中で試料に電子線を照射し、画像を映し出します。
蒸着をせずにこれを行うと、試料表面が帯電してしまい、
奇麗な画像信号を得ることができません。
そのために金属や炭素を気化させ微粒子の表面に
コーティングします。

A蒸着原料の種類
私たちの研究では、2006年7月までC(炭素)Pt(白金)で蒸着していましたが、 8月からOs(オスミウム)を用いています。
原料の種類 長所 短所
C(炭素) 他の主要なピークと重ならない。 微粒子本来のCなのか、蒸着によるCなのか区別できない。
Pt(白金) Cと重ならない。 S(硫黄)やP(リン)のピークと重なるため、区別がしにくい。
Os(オスミウム) 主要元素と重なりにくい。 SやPと若干重なるが、Ptと比べ顕著には出ない。

使用している分析機器:日立 S-4300(SEM)  B(ホウ素)より重い元素を検出できる
参考:岐阜大学生命科学総合研究支援センター 機器分析分野