東海燃焼セミナー
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東海燃焼セミナー第120回ご案内
日 時 : 2001年 4月21日(土) 14:00?16:30
場 所 : 名古屋大学 工学部 3号館 323番講義室(名古屋市千種区不老町)
交通手段:地下鉄東山線 「本山」駅下車 徒歩約15分または 市バス「名大前」下車徒歩約3分)
- 講演1 14:00〜15:00
- 講演題目:格子流体モデルによる燃焼場の数値計算
- 講師:山本 和宏 氏(豊橋技術科学大学)
要旨
流れを微視的に考えた場合,非常に多くの分子または原子がランダムに運動している。一般に,温度や速度といった巨視的物理量は,これら分子の挙動を統計的に平均化することで得られるが,実際に存在する分子の数が膨大であるため,全ての分子運動を直接模擬することは現実的ではない。通常,流体の連続性を仮定し,Navier-Stokes方程式などの巨視的な方程式を用いて流れを記述するが,乱流燃焼場を直接扱うことはいまだ困難である。近年,格子ガスオートマトン法や格子ボルツマン法といったよりミクロなレベルで分子間相互作用をモデル化した格子流体モデルが開発された。そこで今回,これらの手法について簡単に説明し,比較的単純な燃焼流れの数値計算を試みた。
(30分休憩)
- 講演2 15:30〜16:30
- 講演題目:次世代推進機関用燃料の開発
- 講師:駒井 巌 氏 (日本油脂 武豊工場 研究開発部)
要旨
固体ロケット推進薬の技術を基盤とし、現在日本油脂で開発を行っているラムジェッ トを中心とする次世代推進機関用の固体燃料の特性および開発状況等についての紹介を行う。
参加費 : 200円 (学生100円)
セミナー終了後,懇親会(費用は実費)を予定しています.奮ってご参加下さい.