(1)イントロ部
○ 消化吸収のセクションを学ぶ上で、意識すべきことを再確認してください(図1)。
* 消化と吸収は、独立したプロセスだが、単独では意味がない。
* どちらの機能不全も、表面的な兆候が似通っている。
* しかし、対処の方法は異なる。
(2)内在性の調節機構について
* どのようなもので、どのように働くか?
(消化管には脳があるとか、消化管は考えていると言われる理由は?)
* 機械受容器と化学受容器による量と質のモニターについて理解できたか?(図13)
感覚(知覚)神経と運動神経の間に介在神経がある(図14)が、この介在ニューロンには重要な働きがある。他の二つは容易に想像できるが、このニューロンはどのような働きか考えてみよう。
(3)外来性神経(自律神経)の調節様式はわかりましたか?
(4)内在性内分泌系の特徴は?
(5)図18は講義で詳しく触れませんでしたが、様々なテキストで情報を補充しながら「覚える」という意識を
排除して学んでください。
* どこでどの様な変化をキャッチして分泌されるのか?
* キャッチしている変化はどのような状況を反映するのか?
* 各ホルモン作用は分泌刺激に対して合理的なフィードバックを形成しているか?
と言うように、「思考すること」「理解すること」を意識してながめること。
(6)胃液分泌調節(ガストリン vs HCl)について理解する(図19&20)。
* なぜガストリノーマで難治性の十二指腸潰瘍ができますか?
【関連項目】基本事項の復習をしましょう!
○ 自律神経について復習しましょう。
・交感神経と副交感神経の特徴
・伝達物質、節前線維と節後線維、受容体、作用etc
○ 平滑筋の特徴を横紋筋と比較しながらまとめましょう。
・それぞれの特徴が活かされるような配置になっていることを意識する。
○ 神経の興奮、中枢神経系、神経回路の復習をしましょう。
・感覚神経、介在神経、運動神経について説明できるか。
・今日話をしたイソギンチャクの逃避行動について、自分なりに回路を考えてみましょう。
・静止膜電位、脱分極、EPSP、IPSP、活動電位、等々、広く復習しましょう。
○ 心臓の自動能について復習しましょう。
・消化管の動きと対比して少しだけ触れました。
・心臓の自動能、速くしたり遅くしたりする制御をまとめよう。
第2回目(11月26日の講義)の復習項目
(7)消化管の運動様式をまとめましょう
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* 移送のための運動と撹拌のための運動
* 図25,26を見ながら、緩徐波の意義を考えてください。
* これまで学んだ膜電位の成り立ちや活動電位の発生を復習
(8)胃の運動と機能について
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(胃は小腸に適切な量の消化基質を供給するためにある)
* 胃の機能は?
* その機能とよく対応して、運動性が近位部と遠位部で異なるが説明できますか?
* 胃のふるい機構は理解できましたか?
(9)小腸に適切な量の消化基質を供給するため調節機構について(図29)
* 十二指腸でキャッチされる、pH↓、高浸透圧、脂肪は、それぞれどのような状態を反映しているのか
復習しましょう。
* それが胃の運動を抑制することの意義は何か?
(10)胃酸の分泌
* 胃は結果として塩酸を分泌するのだが、機序を理解できたでしょうか?
(図33をきちんと説明できるか?)
* 膵液を分泌する細胞では、これと逆の配置になっていることに注目。
↓
このことを考え合わせて、なぜて激しい嘔吐でアルカローシスになるのか、説明してみましょう。
(11)胃液を分泌させる3つの因子を復習
* その作用が相乗的であることを理解する。
(12)消化管内容物の検知と膵液分泌の間の合理的なループを復習しましょう。
* 何も見ないで、3つのシグナルのフィードバックループを説明できるとベストです。
(13)消化酵素が、前駆ペプチドとして分泌されるのはなぜか?
* 特異性という言葉をよく理解しましょう。