【ポイント】
- 前回の項目は、内容が豊富でかなり時間を費やすことになってしまいましたので、今後少しずつポイントを提示しようと想います。。
- 引き続き、みんなで調べて討論して下さい。
(1)尿糖はどのようにして生じるか考えてみよう。
- 41章 「溶質の再吸収」を読んで、近位尿細管のグルコース再吸収機構をまとめよう。
以下の点を考察して下さい。
1)二次性能動輸送ってどんなものでしたか?(復習:第4回 ポイント7参照)
2)管腔側膜と基底膜に配置されているグルコーストランスポーターをまとめて下さい。
3)二次性能動輸送を行うグルコーストランスポーター(SGLT)は、高親和性で輸送能力の低いSGLT1と、低親和性ながら輸送能力が高いSGLT2の2種類が存在している。グルコース再吸収のためにこの二つを共存させる意義は何だと思う?
- 尿糖は必ずしも血糖を正しく反映するものではない。
1)尿糖の出現にどのような因子が影響を与えるかまとめてみよう。
2)血糖値の異常なしに尿糖を生じるのはどのような場合か?
(2)多尿の発生について
- 糖尿病と離れて、多尿となる状況をまとまてみよう。(水利尿と浸透圧利尿という概念に分けて)(第11回参照)
- 腎髄質の対向流系とはどんなものでしたか?
- ADHの分泌が充分で対向流系が上手く機能しても、糖尿病で多尿となるのはなぜですか?
(3)口渇と多飲について
- どのように口渇、多飲が発生するか、まとめてみよう(第11回参照)
- 多尿を多飲の結果であると考えて、飲水制限をしたとしたら、どのような結末が待っているか?
(4)体重減少について
- 糖尿病時の体重減少は、多尿の水分・糖質喪失、脂肪組織からの脂肪酸放出、筋蛋白質の分解が原因であるが、これらの反応が起こる機構はいいですね?
- 糖尿病では基礎代謝が高まっていることが多いが、なぜでしょう?
- 血中のロイシン、バリン、イソロイシンが増加し、アラニン、セリン、スレオニンが低下するのはどうしてだろう?
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