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慢性的栄養不良あるいは完全絶食が
持続した状態での栄養素利用
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【ポイント】
生化学の代謝マップをながめながら、説明してみよう。
- 31章のうち、「慢性的栄養不良あるいは完全絶食が持続した状態での栄養素利用」というところを読みましょう
- ポイントだけこなすのではなく、文章を熟読して、何が書いてあるか読みとるように!
(1)ケトン体はどんなものか?
- どのような状況で、どのようにして生成するか?
(特別な命令ではなく、その状況では自然にケトン体が発生することを理解)
- 糖尿病でケトアシドーシスが発生する機序はわかる?
- ケトアシドーシスが存在する動物に、麻酔をかけると危険だが、なぜ?
- ケトン体の代謝経路は?
(2)飢餓状態で脂肪肝が発生するのはなぜ?
(3)図31-16:脂肪組織から運ばれた脂肪酸と、合成した脂肪酸がきちんと交通整理されるメカニズムは?
(4)412ページのVLDLの分配とLPLの活性の関係をもう一度整理しておこう。
(5)極端な飢餓状態で、尿素窒素の排泄量が増え、グルコース投与で改善される。説明してみよう。
(6)第15回のポイントに一度挙げた内容ですが、もう一度。
- 肥満患者が、完全絶食療法に取り組んだ(水、ビタミン、ミネラルのみの摂取)
↓
脂肪のみならず、筋肉の減少が著しい。
最初の1週目は、血糖値が60mg/dl位まで低下したが、4週目には90mg/dlまで上がってきている。
↓
筋肉をすり減らす意味が、第1週と第4週では異なると思われる。
その違いを考察してみて下さい。
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