【ポイント】
浮腫に関する考察をしましょう。
中心になるのは、以下のところです。
- p.235(旧版、p.210)の毛細血管と体液交換(22章)
- p.13(旧版、p.12)の輸送についての記載
(1) 体液の区分について:テキスト p.13-18 を読んで、体液というものには一様に取り扱う
ことのできない区分があることを理解しといて下さい。
※各区分間の物質移動の原動力には、どのようなものがあるか列挙して説明してみる(例えば、拡散)
(2)毛細血管について
- 図22-1を参考にして、血管の構造と機能をまとめてみる。
(どうして大動脈には弾性組織が発達していて、細動脈には平滑筋が豊富なのか?)
- 毛細血管での水の「出」と「入」は、どのように実現されるのか?
(3)リンパ流の役割
- リンパの源流を読みとりましょう。
(毛細血管における水の出入との関わりを意識しながら)
(4)静脈圧の上昇による浮腫とフィードバックシステム理解できた?
(5)低蛋白に伴う浮腫は理解できたか?
(6)リンパ流の障害に起因する浮腫はなぜ厄介なのか?
(7)外傷やアレルギーによっても水腫は起こる。メカニズムは?
他の浮腫と違うところがわかったでしょうか?
・・・ということを踏まえて、以下の状況をきちんと説明してみよう!
- 右側心疾患に伴う浮腫(どこにどうして発生する?)
- 左側心疾患に伴う浮腫(どこにどうして発生する?)
- 肝硬変に伴う浮腫(どうして発生する?)
- 栄養失調の個体でどうしてお腹が腫れる?
- 腎炎で手足がむくむのはなぜ?
- ストッキングの着用とむくみの因果関係は?
- 頭をぶつけてこぶが出きるのはなぜ?
- 火傷の水膨れは? どうして冷やすといいのだろう?
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