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  獣医生理学3 「血液」に関する復習項目

血 液

赤血球

血液によるガス運搬
【ポイント】
 ○ 酸素解離曲線がS字状になる理由と有利な点
 ○ ヘモグロビンの酸素解離曲線に影響を与える因子とその意義
 ○ 胎児ヘモグロビンや骨格筋ミオグロビンとの違いと意義(調べて見てください)
○ 二酸化炭素運搬への寄与

貧血・黄疸の病態生理
【ポイント】
○ 貧血の分類と赤血球恒数を用いた評価
○ 黄疸の分類と血液、尿、糞便におけるビリルビンやウロルビノーゲンの量変化

白血球

免疫機構
【ポイント】
 ○ 好中球の核の左方移動とは何か。
 ○ 液性免疫と細胞性免疫について
   ・ 講義の目次に従って復習して下さい
 ○ 補体系について
   ・ 講義の目次に従って復習して下さい

  ※(1)特異性、(2)自己と非自己の識別ということを意識しながら復習して下さい。

毒蛇に咬まれたとき、「血清」を使うが、どんなものか説明できますか?

エイズ感染によって、免疫が上手く働かなくなるのは、今日習った機構のどこが壊れるから?

血小板

血小板の機能(血液凝固)

固まるべき所ではきちんと固まる、必要のないところではその機能を封印する・・・
その巧妙な仕組みに注目して、復習をして下さい。

【ポイント】
 ○ 止血は、血小板だけでなく他の因子も重要。どんなものが重要か思い浮かびますか?
  (特に、血管の機能について復習して下さい)
 ○ 止血機構を、3段階に分けて説明したので、それぞれの過程の大枠をまず想起してください。
  (河川の堤防決壊に準えて見て下さい)
 ○ 止血の引き金となるイベントはどのようなものでしたか?
  (「固まるべき所ではきちんと固まる」ことを実現する機構)
 ○ フィブリンの生成について
   ・3つのステップをたどって下さい。
   ・第X因子の活性化に、内因系と外因系がある。
     → それぞれどのような状況に対応するものか、二つの経路の意義について考えてください。
 ○ 血餅退縮反応にも血小板は能動的に寄与する。→ どのように?
 ○ 止血作用に関する血小板の役割をもう一度確認しよう。
   ・細胞体
   ・分泌される活性因子(セロトニン、ADP、PDGF、血小板因子 etc)
   ・膜のリン脂質
   ・細胞骨格とATP
 ○ 凝血を限局させるメカニズムってどんなもの?
  (ついでに、アラキドン酸代謝について自習してみよう)
 ○ プラスミンの生成に関わるイベントとブレーキをかけるイベントをまとめておきましょう。
  (活性化したプラスミンを血液中に存在させないようにするのはなぜ?)

※ トロンビンはフィブリンを生成させる過程で必要だが、同時に線溶系も活性化する。これを矛盾することと捉えずに、先回りする合理的なシステムとして理解して下さい。