血 液
- 講義内容を理解するために、予習しておくと良い項目を赤字で書きました。
- ある程度わかっていることを前提に進める内容を、青字で書きました。
「私は、生物をやってないからわからん!」なんて言わないで、少し予習して講義に臨んで下さい。
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赤血球
1. 血球の起源:初めに一般的な話をしますが、あまり時間を使いたくないので、
テキストp. 〜をよく読んで、血液を構成する成分とそれぞれの機能をまとめておいて下さい。
(血液中にはどんな細胞がある? 血清と血漿はどう違う?)
(タンパク質って何?)
2. 赤血球
1)一般性状:テキストp.206〜を読んで形状や性質をチェックしといて下さい。
・赤血球恒数と貧血の分類
※ 臨床では、検査結果から原因を追求していかないといけないのですが、生理学を学んだ時点で、それができなくてもよいと思います。しかし、どこがどのように悪くなっているというように、原因が提示されたら、どうしてそのような検査結果になるのかはわかるようになっていて欲しいと考えています。
貧血の種類と検査結果の関連について、資料を配付して説明します。
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2)機能
(i) 酸素の運搬
・ヘモグロビンの構造と機能:ヘモグロビンってどんなもの?
※テキストでは呼吸のセクションに書かれています。 p.259〜260 を読んでおくと良いでしょう。
(ii) 二酸化炭素の運搬
※テキストでは呼吸のセクションに書かれています。 p.261〜262 を読んでおくと良いでしょう。
3)赤血球の生成と破壊
・ビリルビン代謝と黄疸
※講義では黄疸に対する病態生理学的な考察をしたいので、
消化吸収のセクションですが、テキストp.200〜202を読んで
以下の語句をまとめておいて下さい。
・ビリルビン(遊離型と抱合型)
・ウロビリノーゲン
・胆汁について
・腸肝循環
白血球
※ 免疫系は、非常に巧妙で複雑なため、何から勉強したら全体が理解できるのか
途方に暮れるかも知れないけど、ここでは細かな知識を詰め込むより、
概念的な枠組みを作ると言うことを意識しましょう。
↓
(1)特異性、(2)自己と非自己の識別、というふたつのkey
wordsを意識しながら、
勉強すると良いでしょう。
3. 白血球
1)一般性状(分類):テキストp.207を読んで形状や性質をチェックして下さい。
・分類とそれぞれの機能 (あまり時間をかけて話すつもりはありません)
2)免疫
(i) 液性免疫
(a)マクロファージによる異物の認識
(b)ヘルパーT細胞の活性化
(c)B細胞の活性化
(ii) 細胞性免疫
(a)マクロファージによる抗原提示
(b)感染細胞の認識
(iii) 補体系
(a)第一経路
(b)第二経路
※ 免疫学に関する講義は3年後学期に行われますので、ここでは基本的な枠組みを作ることを目標としましょう。
非常に巧妙な免疫システムを理解するために、キーワードについて一通り自分で調べてくると良いと思います。テキストに限らす、免疫学に関する資料を図書館で見てくることを薦めます。
・B細胞(プラズマ細胞、メモリーB細胞)
・T細胞(ヘルパーT細胞、サプレッサーT細胞、サイトトキシックT細胞、
メモリーT細胞)
・MHC(主要組織適合複合体)←ちょっと難しいかもしれないが、頑張って!
・抗体、抗原
・特異性、特異的という言葉:バカにしているのかと思われるかもしれないが、
案外こんな言葉でつまずくことがあるんです。
・細胞の食作用、エンドサイトーシス
・パラクライン(傍分泌)、オートクライン(自己分泌)とエンドクライン(内分泌)
・細胞膜の基本構造(脂質二重層)
・クローンという言葉
・ペプチドという言葉
血小板
4. 血小板
1)一般性状:テキストp.207 に少し書いてありますが、役に立つものではありません。
(講義の中で機能と関連づけて説明します)
2)機能 :止血 ←テキストp.213〜 を読んで概略をつかんでおいて下さい。
※ ただし、テキストにはポイントが機械的に記述されているに過ぎない。固まるべき所ではきちんと固まる、そうでないときにはその機能を封印するという営みを理解することが大切です。講義の中ではそのメカニズムを説明するので、基本となるキーワードは各自押さえてきて下さい。
予習のキーワード
・トロンボプラスチン、プロトロンビン、トロンビン、フィブリン
・血管の基本構造
・トロンボキサンA2、プロスタサイクリン
・プラスミノーゲン、プラスミン
・ヘパリン
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