講義スケジュールに戻る        

 担当科目一覧に戻る

                  
  獣医生理学2 「消化吸収」に関する復習項目

消化吸収

  • AIMSに講義の進行と合わせて復習項目を掲示しておきます。そちらで復習する方が良いと思います。
       

(1)イントロ部
  ○ 消化吸収のセクションを学ぶ上で、意識すべきことを再確認してください(図1)。
   
 * 消化と吸収は、独立したプロセスだが、単独では意味がない。
    * どちらの機能不全も、表面的な兆候が似通っている。
    * しかし、対処の方法は異なる。

(2)内在性の調節機構について
  
 ・どのようなもので、どのように働くか?
 
   (消化管には脳があるとか、消化管は考えていると言われる理由は?)
   
・機械受容器と化学受容器による量と質のモニターについて理解できたか?(図6)
感覚神経と運動神経の間に介在神経がある(図7)が、この介在ニューロンには重要な働きがある。他の二つは容易に想像できるが、このニューロンはどのような働きか考えてみよう(生理学1の復習)。

(3)外来性神経(自律神経)の調節様式はわかったか?

(4)内在性内分泌系の特徴は?

(5)胃液分泌調節(ガストリン vs HCl)について理解する(図14)。

(6)図12に対しては、「覚える」という意識を排除すること!
   
 * どこでどの様な変化をキャッチして分泌されるのか
    * キャッチしている変化はどのような状況を反映するのか
    * 各ホルモン作用は分泌刺激に対して合理的なフィードバックを形成しているか
   と言うように、「思考すること」「理解すること」を意識してながめること。

(7)消化管の運動様式をまとめましょう
   ・移送のための運動と撹拌のための運動
   ・図16を見ながら、
緩徐波の意義を考えてください。

(8)胃の運動と機能について
   
(胃は小腸に適切な量の消化基質を供給するためにある)
 
  ・胃の機能は?
   ・その機能とよく対応して、運動性が近位部と遠位部で異なるが説明できますか?
   ・胃のふるい機構は理解できましたか?
   ・近位部と遠位部の平滑筋に対し、副交感神経はどうして違う効果を発揮できるか考えましょう。

(9)胃酸の分泌
   ・胃は結果として塩酸を分泌するのだが、
機序を理解できたでしょうか?
    (図23をきちんと理解できるか?)
   ・膵液を分泌する細胞では、これと逆の配置になっていることに注目。
       ↓
    このことを考え合わせて、
なぜて激しい嘔吐でアルカローシスになるのか、説明してみる。

(10)小腸に適切な量の消化基質を供給するため調節機構について(図20)
   ・十二指腸でキャッチされる、
pH↓、高浸透圧、脂肪は、それぞれどのような状態を反映しているのか、復習しましょう。
   ・それが胃の運動を抑制することの意義は何か?

(11)胃液を分泌させる3つの因子を復習
   ・その作用が相加的であることを理解する。

(12)消化管内容物の検知と膵液分泌の間の
合理的なループを復習しましょう。

(13)消化酵素が、
前駆ペプチドとして分泌されるのはなぜか?

(14)胆汁酸分泌制御が理解できましたか?(図30)
   ・脂肪の存在をモニターする過程から消化の終了まで
   ・CCK、オッジの括約筋

続く(AIMS参照)