講義スケジュールに戻る        

 担当科目一覧に戻る

                  
  獣医生理学1 「神経系」に関する復習項目

神経系

  • AIMSに講義の進行と合わせて復習項目を掲示しておきます。そちらで復習する方が良いと思います。
     

細胞の興奮

・配布プリント図3をみながら、細胞内外のイオンバランスが不均一であることを説明してみてください。
 
・平衡電位とは何か、説明してください。

・ネルンストの式が導くものは何か、考えてみてください。
  膜電位を固定してイオン電流を測る実験(プリント図6参照)との対応を考えましょう。

・活動電位の発生過程をを説明してください。

・イオンチャネルについてまとめましょう。
  特に電位依存性ナトリウムチャネルの性質を理解しましょう。

・閾膜電位、臨界脱分極、前か無かの法則、不応期(絶対・相対)、後過分極について十分な説明ができるように。

・等価回路、ゴールドマンの式の意味するところを説明してください。



興奮の伝導と伝達

・神経細胞の構造を4つの機能的部位に分けて説明しましょう。
 
・消化管が摘出しても蠕動運動をする基盤となる神経系を説明してみましょう。

・プリントのメニュー2:情報の入力と統合 に挙げてある項目は全て大切なKey wordsです。
 全て説明できるように、復習してください。

・「課題」に挙げたPower Point ファイルを元に、カエルの行動に関係する神経回路を作成してください。



中枢神経系

・神経系の成り立ちについて、CNS, PNS, ENSに分けて説明できるようにしてください。
 (消化管に脳があるといわれる所以を説明できますか?)

・反射の概念をまとめてください。

・視床下部と辺縁系は、どのような場所にあり、どのような仕事をするものですか?

・血液脳関門の本態は? それが空いている脳の場所、理由、それぞれ言えますか?

・摂食中枢、摂食をコントロールする要素、まとめましょう。

・レプチンの作用は?

・グレリンの作用は?

・オレキシンの作用は?

・リズム形成の機序は?



末梢神経系

・自律神経の特徴をまとめてください
  (講義では7つの項目を提示しましたので、それぞれについて説明できるように)

・心臓に対する自律神経の分布と効果の関連を復習してください。
  (特に交感神経の作用)

・自律神経の伝達物質と消去の仕組みをまとめてください。

・プリント図11〜13について、じっくり復習してください。
  (暗記するのではなく、交感神経の作用が「闘争か逃走か反応」に一致するか検証する)

I〜XIIまでの脳神経を覚える語呂合わせです。

「嗅いで、見て、動く滑車の又の外、顔聞く舌に迷う副舌」

  嗅いで = 嗅神経(I)
  見て= 視神経(II)
  動く= 動眼神経(III)
  滑車の= 滑車神経(IV)
  又の= 三叉神経(V)
  外= 外転神経(VI)
  顔= 顔面神経(VII)
  聞く= 内耳神経(VIII)
  舌に= 舌咽神経(IX)
  迷う= 迷走神経(X)
  副= 副神経(XI)
  舌= 舌下神経(XII)

   ※ 舌が二つ出てくるので混乱するが、下の方に出てくる舌が舌”下”神経