氏名 福田 孝昭
ふりがな ふくた たかあき
研究テーマ 自立分散型FMSにおけるAGVの衝突回避
内容

 現在の生産現場は、単一種大量生産から多品種中少量生産へと移り変わってきている。これは、消費者ニーズが製品の機能のみにとどまらず他の付加価値などにもおよび、多様化しているためである。そのため生産現場では、一つの生産システムで多岐にわたる製品を、人手を掛けず効率よく生産していくことが重要となっている。

 多品種少量生産の自動生産システムとして、FMSFlexible Manufacturing System)に自律分散システムを組み合わせた自律分散型FMSを取り上げる。集中管理機構を必要としない自律分散型システムで制御される機械は、自分の持つ知識で行動を決定する。FMS工場内にあるAGV(無人搬送車)、MC同士に知識の交信をさせ、協調、協力させることで、機械の故障や作業の遅れなどの突発的事故や、工場のレイアウトの変更や生産スケジューリングなどに対して、より柔軟に対応ができ、効率の良い自律分散型FMSを構築する。

 このような研究を行うにあたって、この研究室は非常に良い環境であると思う。一人一人にパソコンが用意され、資料も豊富に揃っている。そのため、研究はもちろんのこと、パソコンにも詳しくなることができ、自分の能力アップを図ることができる。