名前  

加藤 慎佑

ふりがな

かとう しんすけ

研究テーマ

心のモデル化による自律分散型FMSのAGV行動制御
内容

ロボットにルールや制御則ではなく「心」を持たせる事ができれば、大量なロボットで複雑な作業を行うときにも、あらゆる状況に対応することが出来、情報処理に掛かるコストも低くなるはずである。

一般に、こころは、「知」「情」「意」「記憶」「意識」いう5つの動きを総合した情報処理機能であるといわれて、人間が行動を決定するときは、「知」「情」「記憶」「意識」から必要な情報を「意」に入力して、「意」から出力として、意思決定がされ、行動に移る。つまり、心の「意」が人間の行動を制御していることになる。

本研究では、人間の「心」を「意」としてとらえ、この心をAGV自動搬送車)の行動に反映させる研究である。「意」の仕組みについて、考えてみると、人間の意思決定は常に一定ではなく、あいまいで変化しており、人によっても、それぞれ意思決定の基準が違うので、「意」の仕組みは数式では、表現できない。よって「意」の仕組みをモデル化する。心のモデルは、ユニット、荷重、刺激作用と呼ばれるものが、複雑に組み合わさったものとして定義する。ユニットには、覚醒、通常と呼ばれる二つの状態があり、ユニットの状態によって、心が表現できるものとする。モデル化した心をAGVに取り入れ、シミュレーションを行い、心を持たずにルールや制御則によって行動しているAGVと比較することで、モデル化した心の有効性や改良点を調べる。

 

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