大学院を目指す人へ

大学院進学を希望している人で、この吉田研究室に関心を持ってくれた人へ、入試問題対策や研究室での研究内容などの情報を提供します。よその大学から私の研究室に関心をもってくれた人にも不公平にならないように、最低限の情報を公平にお伝えします。

1.大学院前期課程(M1)の入試要項にも書いてありますが、専門科目は選択で解答することになります。基本的には、昨年度の過去問を参考にしていただければ良いと思います。最近の3年生には、「ミトコンドリア」関連とオルガネラの働き、さらにエネルギー代謝(代謝生理学として)などについてお話しています。

2.吉田研へのM1の配属人数限度は、基本的には3名です。多くても4名までです。これは、当然ですが、入試の成績で学科全体の合格者人数の枠の中に入っていることが前提です。第1志望が優先ですが、第2や第3志望ぐらいまで考慮されて、成績順に配属されていきます。

3.研究内容は、内部の卒研を経た者も、それ以外の 者、外部からのものでも取り組めるように、入試合格後に研究テーマを話し合い、確認をします。内容のあらましは、ホームページに載せていますが、それ以外 でも、医用分子工学関連で毛髪や唾液など材料にして、新しい人体計測法の開発に取り組みます。中小企業の研究部門との共同研究にも力を入れています。一つ でも何か、新しい商品開発の力になれば、と考えています。このような、開発的研究と同時に、自らの開発した新しい技術も用いながら、基礎的な脳神経系の仕 組みの解明にも取り組んでいきます。特に、脂質や糖鎖の変化と神経系の働きとの関連性の解明を進めていきます。

4.前期課程のうちに、少なくとも1度は学会発表を行い、1〜2報の英文原著論文を作成することを目指します(目標)。学会は、日本生化学会、日本ME学会、脂質栄養学会、神経化学会などで発表機会を作りますが、参加費用は援助します。

5.修士で卒業して就職を希望する人も、博士後期課程を目指す人も(他大学に行くものも含め)、本人の希望が実現できるよう、最大限の援助を惜しみませんので、研究室を踏み台にして「上昇する」ことを希望します。

6.博士後期課程へ、社会人から進んでくる人を大いに歓迎します。

2011年1月、一部文言の修正)