| <教育の現状> |
岐阜大学大学院連合獣医学研究科は、4つの構成大学(岐阜大学、帯広畜産大学、岩手大学、東京農工大学)と4つの連携機関(国立感染症研究所、国立医薬品食品衛生研究所、(独)動物衛生研究所、JRA競走馬総合研究所)からなる連合大学院である。本研究科は、総勢で126名の教員からなる獣医学専攻の博士課程であり、獣医学に関する独創的で先端的研究を遂行しうる研究者や社会の多方面で活躍できる専門職業人を育成し、関連科学の発展と社会に寄与することを目標としている。
本研究科の特色ある共通授業科目に、獣医学特別講義と学際領域特別講義がある。獣医学特別講義では、D1学生が一堂に集い、研究の心構え、プレゼンテーション手法や論文の書き方を学ぶ。学際領域特別講義では、他大学や連携機関の教員が出張して講義を行う。本研究科では、指導教員による論文指導だけでなく、学際的な教育科目を積極的に導入し、教育内容の自己点検を進めてきた。しかし、人、動物、物資の流れが国境を越えて激しくなるにつれ、国際感覚と危機管理をベースとした実践的な即応能力が、動物や食に関わる獣医学研究者に強く求められるようになった。 |
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| <本プログラムの目的> |
| 本プログラムでは、従来の教育科目にIT技術を導入して充実させ、博士課程学生が広い視点で異分野の研究者と交流し、世界で活躍できる獣医学研究者へと育成する。世界的な感染の流行が危惧される高病原性鳥インフルエンザや重症急性呼吸器症候群(SARS)などに対する危機管理能力の育成、食の安全性に関する深い現状認識と分析能力の育成、高度化する獣医臨床への対応などが獣医学研究者に求められている。本プログラムでは、海外での実体験学習を通じ、現状の把握と問題解決力を有するグローバル化時代の獣医学研究者へと育成する。 |
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| <本プログラムの特徴> |
| 現在、獣医学研究者の資質として強く求められているのは、深い洞察力と危機予測能力、粘り強い学習能力、国際的な即応力である。特に、感染症、食の安全性、産業動物と家畜衛生、伴侶動物医療の高度化は、獣医学領域で社会的要請が強い項目である。本プログラムでは、科学英語教育を充実させて各大学の附属研究センターや3連携機関を活用し、実践的な獣医学教育を行う。21世紀COEプログラムで築いた東南アジアの大学(タイ・カセサート大学、インドネシア・ガジャマダ大学やボゴール農科大学など)との共同研究で感染症や食の安全性について現状を実体験させる。また、欧米の獣医科大学で先進的な獣医臨床教育を体験させる。 |
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| <本プログラムの内容> |
研究科内に「大学院教育改革委員会」を設置して、従来の教育科目やシラバスを総合的に見直し、教員と学生との密なコアによる獣医学教育の新たな展開を図る。獣医学特論ではIT授業であるe-Learningの充実や連合農学研究科のサイネット3を活用して遠隔地教育を充実する。従来の獣医学特論に加えて、獣医学研究者に必要な動物福祉や倫理学の履修、国際的な研究情報を積極的に活用できる科学英語力と異分野との研究交流やコミュニケーション能力の向上に必要な科目を導入する。また、海外フィールド実習を導入し、食の生産と感染症拡大の元凶となっている東南アジア地域の大学との共同研究を通じて危機管理能力と実践を体験する。海外短期集中コースではすぐれた欧米の大学へ学生を派遣し臨床獣医学教育を体験させる。実践実習ではBSE、高病原性鳥インフルエンザ、輸入食品検査の国内専門機関である3連携機関にて講義・実習を受けさせる。
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科学英語と科学コミュニケーション教育:科学英語I・U、科学コミュニケーションI・Uで実施。 |
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動物福祉と倫理学の涵養:学際領域特別講義I、Uを改変して人格教育と学際的教育を強化する。 |
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先端的技能の習得と専門性の明確化:実践実習をD3学生に新たに導入する。 |
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国際感覚と先端的な技能の育成:海外短期集中コースをD3学生に新たに導入する。 |
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危機管理能力と持続的学習能力の育成:海外フィールド実習を新たに導入しD3学生で実施する。 |
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| <本プログラムで育成する国際的な獣医学研究者像> |
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広い国際感覚と危機管理能力の涵養により、動物由来の人獣共通感染症に対する即応能力と動物福祉感覚にたけた産業動物研究者が養成される。 |
| 2) |
食の安全性に関する深い知見と探求力を有し国際対応型の獣医公衆衛生研究者が養成される。 |
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3) |
先進的獣医臨床技能を習得したリサーチマインドを持つ、高度臨床獣医研究者が養成される。 |
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| <履修課程の概要> |