地盤工学・地球科学研究室 大谷具幸
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岐阜大学 工学部
社会基盤工学科

〒501-1193

岐阜市柳戸1−1

オープンループ方式地中熱利用システムLCEMツールオブジェクト公開

LCEMツールは、Microsoft社の表計算ソフト、Excelを基盤とするエネルギーシミュレーションツールです。国土交通省営繕部が開発・配布していて公共建築物のエネルギーマネージメントツールとして使われています。また、民間企業や研究・教育機関においても活用されています。

ツールは下記のリンクより無料でダウンロードできます。
国土交通省官庁営繕部LCEMツール公開について

今回公開するオブジェクトは、オープンループ方式地中熱利用システムです。オープンループ方式には井水のヒートポンプへの直接投入の有無、井水槽の有無、井水槽を用いる場合には熱交換後の井水の井水槽への還流の有無によりさまざまなタイプがあります(図1, 図2)。ここでは、非住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム(webプログラム)で用いられている以下のタイプAからタイプDに関してモジュールを公開します(タイプEとタイプFは近日中に公開の予定)。

図1 オープンループのタイプ分け

国土交通省国土技術政策総合研究所・国立研究開発法人建築研究所(2021)平成28年省エネルギー基準(非住宅建築物)オープンループ型地中熱ヒートポンプシステムの熱源水温度・熱源水ポンプ群合計消費電力計算方法より引用



図2 オープンループの各タイプの模式図

国土交通省国土技術政策総合研究所・国立研究開発法人建築研究所(2021)平成28年省エネルギー基準(非住宅建築物)オープンループ型地中熱ヒートポンプシステムの熱源水温度・熱源水ポンプ群合計消費電力計算方法より一部加工の上で引用

今回公開するオブジェクトの利用に際して生じる諸事案に対して一切責任を負いかねます。


アンケートに答えてオブジェクトをダウンロードする方は下のボタンを押してください。なお、ファイルを用いるときにはマクロを有効にした上でお使いください。

アンケートの回答とダウンロード


本モジュールの検討例は以下の報告書から参照できます。
2020年度〜2023年度成果報告書 再生可能エネルギー熱利用にかかるコスト低減技術開発/高度化・低コスト化のための共通基盤技術開発/オープンループ方式地中熱利用における最適設計方法の研究開発(委託先:国立大学法人東海国立大学機構)

NEDO成果報告書データベース