


(2000年-2006年)

(1993年-1999年)
|
|
岐阜大学技術報告会について
大学の技術業務に関わる技術職員は,日頃専門的な技術に基づ
き,教育・研究・大学内管理運営支援のため,技術開発及び技術業
務並びに学生の技術指導等を行っています.
技術職員が学部や大学に対してより一層貢献してゆくためには,
技術の継承・蓄積を含めて技術職員の技術と資質の向上を図るこ
とが重要になります.毎年行われる岐阜大学技術発表会を通して技
術活動の公開と進展,技術職員の技術向上,学内・学外の技術職員
の交流を行っています.
岐阜大学技術報告会の詳細,各部局の技術職員の業務活動,出張
および研修報告などは岐阜大学技術報告集に掲載されています.
また,岐阜大学技術報告集の論文データ(著者名・論文名)は国立情
報学研究所(CiNii)の論文情報ナビゲータに登録予定です.
第8回岐阜大学技術報告会
開催日:2007年3月15日
場所: 工学部201室
発表件数:7件(工学部3件,応用生物科学部2件,医学部1件,静岡大学
教育学部1件)
特別講演:「地球サイズの電波望遠鏡で宇宙を見る」
−現在科学技術で探るブラックホール−
講師: 岐阜大学工学部数理デザイン工学科准教授 高羽先生
同 助教 須藤先生
・地球から何億光年も離れた巨大ブラックホールは太陽系ほどの狭い
空間に太陽1億個ほどの質量が包み込まれた高密度の天体です.両
講師はブラックホール近傍の電磁波を調べることでプラズマ物理や相
対性理論を解明するため,ブラックホール近傍の電磁波を電波望遠鏡
を用いて研究されています.本技術発表会では電波天文学やブラック
ホールについてご講演いただきました.さらに,ブラックホールを観測
するには天体構造の解像力を向上させる必要があります.その代表
技術としてVLBI(Very Long Baseline Interferometry: 超長基線電波干
渉計)やVLBIプロジェクトについても説明していただきました.
・第8回岐阜大学技術報告集発行(2007年8月).


第9回岐阜大学技術報告会
開催日:2008年3月13日
場所: 応用生物科学部101室
発表件数:7件(工学部4件,応用生物科学部2件,センター系4件,
静岡大学教育学部1件)
特別講演:「除草ロボット「『アイガモロボット』」の開発」
講師: 情報科学芸術大学院大学(IAMAS) 准教授 小林先生
岐阜県情報技術研究所メカトロ研究部 光井氏
・「アイガモ農法」は,アイガモが水田の除草を行う、無農薬・低農薬
栽培の一種です.しかしアイガモの飼育に手間が必要であること,他
の動物に襲われる可能性があるなどその扱いは難しいものです.そ
こでアイガモの代わりに無線操縦による「アイガモロボット」を講師の
方たちは開発しました.アイガモロボットにより,稲と稲の間の雑草を
踏みつぶしたり,水を濁らせ雑草の光合成を阻害するなど効果を得て
います.当日はアイガモロボットを持ってきていただいて,開発に至る
苦労,実際の走行風景,VTRでの水田作業の様子,アイガモロボット
による除草効果などについてご説明いただきました.
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)_特別講演 [☆]
・第9回岐阜大学技術報告集発行(2008年10月).

第10回岐阜大学技術報告会
開催日:2009年3月5日
場所: 応用生物科学部101室
発表件数11件(工学部3件,応用生物科学部2件,医学部1件,
センター,施設2件,静岡大学工学部技術部,名古屋工
業大学技術部)
特別講演1:アルスとテクネー −釈迦三尊像からロボットまで−
講師:岐阜大学教育学部美術教育科・美術史 野村准教授
・アルスとテクネーはともに「技術」という意味ですが、現在前者は非
実用的な「アート=芸術」、後者は実用的な「テクノロジー=工学」と
いう別々の分野に考えられがちです。しかし日本のものづくりの歴史
は美術の歴史でもあり、美術には実用的な価値もそなわっていまし
た。講師の方には日本美術の歴史を振り返るとともに、現代における
アートとテクノロジーの融合の可能性を、精神的な仏像と工学的なロ
ボットの比較を通して説明していただきました。
特別講演2:人体構造の電脳解析
講師:岐阜大学医学系研究科・ 東講師
・近年、X線CTやMRIなどの医用画像の三次元化と高精細化が急速
に進み、0.5mm程度の微細部分の人体構造観察が可能になりました
。講師の方は解剖学的知識と三次元画像処理手法を用いて、体幹
部X線CT画像から臓器の電脳解析を行い、それらの正常構造のモデ
ルを構築されました。講演では人体構造を観察する古典的な手法か
ら最近の電脳解析法について説明していただきました。
招待講演:遠州灘海岸の環境保全 −アカウミガメのくる浜べ−
講師:馬塚氏
・講師の方は静岡大学工学部の技術専門員でありながら、特定非営
利活動法人サンクチュアリエヌピーオーの理事長もされている方です
。23年前、静岡県浜松市の中田島砂丘で、絶滅危惧種であるアカウ
ミガメの産卵が確認されました。さらに詳しく調べると遠州灘海岸全
域が産卵地であることがわかりました。しかしその頃から流行したオ
フロード車の乗り入れにより、海岸環境が悪化していきました。講演
ではアカウミガメとコアジサシの保護調査活動、海浜植物による砂浜
の復元について発表していただきました。
第10回岐阜大学技術報告会・報告のページへ [☆].


第11回岐阜大学技術報告会
開催日:2010年3月2日
場所: 応用生物科学部104講義室
特別講演1:救急医療の新しい試み
講師:小倉教授 岐阜大学大学院救急・災害医学分野
高次救命治療センター長
救急医療は医療の原点である.優れた救急医療施設・スタッフ
といった最高の病院が有すると,その地域の医療レベルを決め
る,限られた医療資源を有効に活用することなど,救急医療の重
要性にお話しされました.
また,車載ITを利用した緊急医療体制の充実させるための情報
技術について説明され,いままでの「医療従事者主体の医療連
携」から「患者主体の医療連携」を実現させるため,情報(inte-
lligent)の可視化などご講演されました.救急医療現場の重要さ
はもとより,最高の救急医療体制について貴重な講演をしていた
だきました.
特別講演2:鵜と鵜匠の語らい
講師:山下氏 宮内庁式部職 鵜匠長
長良川の鵜飼は1300年の長い歴史を有しています.講師の
方は70才を過ぎていますが,やっとこの年で仕事がおもしろくな
ったと話されます.朝起きて鵜と触れあうのが鵜匠の仕事,長い
歴史を有する鵜飼を通じて日本人の心を育てることができたらと
語っておられました.鵜匠の格好で講演され,鵜匠が着用する
服や帽子について,また鵜を会場に持ってきて,実際に鵜が漁を
するとき,魚を取る様子も実演していただきました.人間の本質
に迫る講演をしていただきました.
第11回岐阜大学技術報告会・報告のページへ [☆].


第12回岐阜大学技術報告会
開催日:2011年3月5日
場所: 応用生物科学部104講義室
第13回岐阜大学技術報告会
開催日:2011年3月2日
場所: 応用生物科学部104講義室
招待講演 東日本大震災 災害弱者の支店で見えてきたもの
避難所から仮設住宅まで
講師:小柳氏 モダン工房
講師は,障害者の視点でものを提案してきました.「障害者になるこ
とで,視野が広がり,自分にもっとできることがたくさんある」
東日本大震災時,避難所に設置された仮設トイレは,健常者の視
点で作られており,高齢者や障害者にとって持つところがない,立ち
上がるところがない,和式であり用を足しにくいなどストレスが溜まり
ます.そこで,取っ手を設置したり,和式を洋式に改修などをされて
きました.また仮設住宅の玄関に手すりを設けたり,避難所は床の
生活で,ベッドに慣れた高齢者,障害者にとって寝そべった姿勢か
ら立ち上がることはストレスを有することから,立ち上がり補助具を
開発されました.TVや新聞などでは知りにくい避難所の問題点につ
いて講演されました.
特別講演 :東日本大震災におけるNTTグループの復旧活動
講師:一ノ瀬氏 NTT西日本
未曾有の災害となった2011年3月11日・東日本大震災からまもなく
一年を迎えます.NTTグループの復旧活動についてご講演いただき
ました.1. 重要通信の確保,2. サービスの早期復旧,3. 顧客への安
全・安心の提供を行うため,3月18日に現地入りし,東北地方を中心
に約150万回線停止した電話回線は4月末までにほぼ復旧しました.
今後の災害対策への取り組みとして,主要エリアにおける通信の確
保,被災エリアへの迅速な対応,災害時における顧客サービスの向
上を挙げられました.
緊急地震速報の有用性として,速報が無い場合の死傷被害率を1
とすると,2秒で3/4に減少,5秒で1/5,10秒で1/10となり有用性があ
ることや,他,災害が生じた場合,被災地域へ電話は避けること,災
害用伝言ダイヤル171を使用するなど述べられました.
第13回岐阜大学技術報告会・報告のページへ [☆].

|