微生物の力を借りる環境改善(全学共通)

 地球温暖化です。どうなるのでしょうか?環境ホルモンや微量化学物質による環境汚染も心配です。今ほど、国民の、いや世界中の人々の環境問題に対する関心が高まった時代はないでしょう。環境汚染問題は、最近の課題ではなく、一昔前は公害問題として皆の関心事でした。そして、これに対処するための法規制や技術開発が行われてきました。環境改善については微生物の機能を利用した各種方法が開発研究され、微生物の力が環境改善に果たしてきた役割はきわめて大きいのです。そして、地球温暖化対策としてあるいは化学物質汚染の修復方法として微生物の力にもっと頼らないと人間は21世紀を生き抜けません。

 この講義では、環境が汚染されてきた歴史的経過を振り返りながら、その中で人類が何を学び、あるいは失敗し、そして模索しながら微生物の力を環境修復に利用してきたか、また、新たな利用方法を考えているのかを紹介し、環境改善と微生物の関連について講義します。




環境化学(3年前期)(高見澤・中村)

 環境汚染の歴史を振り返りながら、環境汚染を化学的に解釈する。そして、環境汚染物質や元素の地球科学的物質変換における微生物の化学的役割について講義する。 (環境汚染の基礎的理解や物質循環と微生物の役割を知る)




環境微生物学(3年後期)(高見澤)

 微生物を用いた環境改善技術の基本である微生物培養工学・生物化学工学の基礎的学理を講義する。(微生物反応を定量的に考えることができるようになる。微生物による環境改善技術を理解する。)




分子生命科学演習(3年前期)(中村)

 分担(環境微生物学実験)




分子生命科学実験(3年前期)(中村)

 分担(環境微生物学実験)




応用生命科学演習(2年後期)(中村)

 分担(微生物学実験)




応用生命科学実験(2年後期)(中村)

 分担(微生物学実験)




環境微生物工学特論(大学院)(高見澤)

 微生物を利用した環境改善技術(活性汚泥法、生物膜法、メタン発酵、バイオレメディエーションなど)について詳細に講義し、実施設を見学することによって理解を深める。合わせて環境創造技術であるバイオリファイナリーの最前線を講義と施設見学で教授する。(微生物による環境改善技術の理論と実際を理解する)




微生物分子生態学特論(大学院)(中村)

 微生物生態学研究において近年著しい発展を続ける分子生態学的手法の成り立ちと原理を学び、各手法の適切なプロトコールの作成を試みる。また、その研究対象となる微生物生態に関する知識を学ぶ。