Laboratory of Forest Ecology
■白山国立公園(落葉広葉樹林帯、冷温帯ブナ林)■

 岐阜県飛騨地方の北部に残された天然林を多く有する森林帯がある。この道は、工事中が多いことと非常に険しい崖に面している為、運転に不慣れな人が行く場所ではない。また、雨量が多いときも、谷に水や石が出て、戻られなくなることもある。

出現樹種(観察記録にもとづく)
ブナ、トチノキ、サワフタギ、ミズナラ、ハリギリ、シナノキ、ハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、イタヤカエデ、オオカメノキ、ドロノキ、、、、(まったく未完)

ひるがの高原サービスエリアからの白山の眺め 別山方面からの白山の眺め
東海北陸道のひるがのSAからの白山の眺め
白山登山道から見た調査地
県道白山公園線途中に白山を望める場所から見える平坦で広大なブナ林は圧巻(岐阜県側の白山登山道からも見下ろすことができる)。 別山からの白山の眺め
ブナ当年生実生 早春のブナ林
ブナの種子生産は成り年現象が顕著であり、豊作年の翌年には林床に大量のブナ実生を見ることができる。1994年には最大で544本)の当年生実生が発生したが、その年の秋までに90%が枯死した。
早春のブナ林では雪解け前にブナが開葉している様沢沿いや湿った場所ではトチノキなどの木の大きさに圧倒される。
ドロノキの綿毛 白山火山降下物が露出した法面
山麓下部の渓流沿いには、ドロノキの大群落があり、種子が熟すと、綿毛が周囲一面を雪のように被うように舞う姿は一見の価値あり。 子をみることができる(ただし、道路が通行止めの場合がある)。白山公園線の沿線には、白山の火山噴出物が露出している場所があり、「一木一草生えない」とはこのことか!と思わせる場所があり、pHが強酸性を示し、植物が更新は容易ではない。

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余談