平成28年4月現在、救急専従医3名(専門医2名、後期研修医1名)+研修医で救急車対応をしています。
当院は平成26年度の年間救急車応需数が6,467件という数字が示すとおり、尾北および各務原地域の基幹病院として地域の救急医療について重要な役割を果たしてきました。
重症度別内訳は、軽症63%、中等症18%、重症15%です。
救急車は断らないことを原則としていますので日によっては5分毎に4-5台連続してあるいは1時間に6-7台来たりすることも珍しくありませんが、災害医療のOJTだと思って対応しています。
傷病としては呼吸不全が多く、酸素化の評価を行い適応があればNPPVを救急外来から積極的に開始しています。
救急診療体制を検討するため救急診療体制委員会を毎月開催しています。
この委員会は関連する診療科やコメディカル・事務部門の代表だけでなく、実際に救急最前線で診療にあたる研修医や若手医師、さらには院長も出席しているので、統計的な分析のみならず実際の救急部門であがってきた問題にきめこまやかかつ迅速に対応できる体制になっています。
救急部門は各診療科・部門のさまざまな事情が交錯する場でもありますが、当院の全病院的な救急部門運営への参加はスムーズな救急部門運営の一つのモデルとして参考になるのではないかと思います。