岐阜大学大学院医学系研究科
神経統御学講座生理学分野

Department of Physiology, Gifu University Graduate School of Medicine

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21世紀を目前にして,宇宙旅行は特別なものから観光旅行でも行けるようなものになろうとしています。宇宙旅行を身近で、誰でも安全に行けるものにするためには,ロケットなどの技術開発だけでは不十分です。宇宙環境がヒトに与える影響をよく知って,その対策を考えなければなりません。このような宇宙環境とヒトとの関係を研究するのが宇宙医学です。

 宇宙環境の地上とは異なる特徴として,(1)無重力(2)真空(3)宇宙放射線の存在(4)宇宙船の閉鎖環境などがあります。これまでの研究から宇宙滞在の副作用として(1)帰還後の起立性低血圧(2)骨粗鬆症(3)筋萎縮(4)宇宙酔いなどが知られるようになりました。
 
 この中でも,我々は起立性低血圧の発症メカニズムにフォーカスを当てて研究を行っています。帰還後の起立性低血圧の発症には,圧受容器反射のゲイン低下に加え,前庭系の可塑による前庭−動脈血圧反射のゲイン低下が関わっているのではないかということが,我々の研究からわかってきました。

 宇宙飛行後の起立耐性低下の発症機序を調べるため,前庭系および圧受容器を破壊したラットを用いて,微小重力および加重力下での血圧,血流量,自律神経活動を測定しています。微小重力曝露には自由落下とジェット機による放物線飛行(パラボリックフライト),過重力曝露には遠心装置を用いて実験を行います。

 

ヒューストンのマクドナルドには宇宙飛行士が…